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子供が左右逆に書いてしまう「鏡文字」への向き合い方

   

文字を覚え始めた4歳~6歳児は、左右が反転した文字を書くことがあります。これは「鏡文字」といって、子どもの頃にはよくあることですが、「うちの子どこかおかしいのかな?」と心配してしまうママやパパもいらっしゃるようです。

鏡文字を書く原因や、いつ頃治るのか、また改善した方がいい場合などをまとめてみましたので、参考にしてくださいね。

そもそも鏡文字ってどんな文字?

「鏡文字」は、普通の文字に対し、上下はそのままで左右のみ反転している文字のことです。鏡に写すと普通の文字に見えるので鏡文字や鏡像文字といいます。たとえばひらがなの「く」→「>」、「し」→「J」というように書いてしまいます。

また、文字を書くことを覚え始めた幼少期にはよく見られ、小学校1~2年生の頃には自然と直っていることが多い現象です。ひらがなだけでなく、欧米でも同様にbをdと書いたりpをqと書いたりします。

まれに大人になっても鏡文字を書く人がいますが、その多くは左効きが原因です。ごく稀にトム・クルーズのようにディスレクシア(難読症)などの学習障害の影響という場合もありますが、幼少期での鏡文字はほとんど心配する必要はありません。

書く練習を続けるうちに自然に解消したり、周囲の指導や指摘などで改善していきます。

どうして鏡文字になってしまうの?その原因は?

鏡文字の原因はまだ確定したものはありませんが、いくつかの説があります。

左利きだから

実は大人でも左利きの場合、鏡文字を書いてしまうことがあります。

右手で横線を左から右に書く時は、自分の方に引いてくる動作となるので、ペンを滑らせやすいのですが、左利きの人が左から右へペンを動かそうとすると、押し出す形となりペンが紙にひっかかりやすく、ちょっとした負荷がかかります。

左利きの人は、文字を書く時に右から左へとペンを動かす方が楽なため、基本的に左右反転した文字の方が書きやすいのです。幼少時には、大人以上に書きやすい書き方をしてしまうので鏡文字になりやすいのです。

書き方に慣れていないから

ひらがなの「あ」、「お」、「ぬ」、「め」など曲線がある文字は、文字を覚え始めたばかりだとバランスをとるのが難しく、つい自分の手を動かしやすい方向で書いてしまう場合があります。

左右の区別がまだきちんとついていないから

文字を覚え始めたばかりの小さな子供は、左右の区別がまだしっかりとはできていません。

「上下」に関しては、生活の中でも階段を登ったり、上を見上げたりして必要になることが多いので、比較的早く認識できるようになりますが、左右に関しては大人でもたまに道を曲がる時に間違えるように、上下より判別が難しいと考えられています。

そのため、文字の上下はそのままで、向きだけ左右が逆転してしまいやすいのです。

左脳が未発達なため

通常、目から入った情報はイメージとして右脳に入り、言語を司っている左脳を経て、文字としてアウトプットされます。

ただし、乳児期から3歳頃までの赤ちゃんや子供は、右脳の方が発達が早く、左脳は未発達なので、右脳にあるイメージだけで文字を書いてしまうために、結果的に鏡文字になってしまうことがあるのです。この場合、左脳が発達していくにつれて鏡文字は直ります

気をつけなければならない学習障害による鏡文字

ごく稀なケースではありますが、小学校に入学した後も鏡文字が残っている場合、発達障害の1つである「学習障害」が原因かもしれません。鏡文字は「ディスクレシア」(難読症、識字障害)いう学習種害でよく見られます。

ディスクレシアは知的には問題はありませんが、読み書きの能力に関して著しい困難を伴います。日本でも人口の5%から8%はいるといわれ、有名人でも該当者の多い障害です。

学習障害の症状は自然治癒することはほとんどないため、専門の医師に相談する必要があります。年齢とともに生活への支障が増えるので、早めに対処を行ってください。

以下のようなディスクレシアの特徴が見られる場合は要注意です。

  • 文字の形や部分をうまく認識できないため、鏡文字や書き間違えが多い
  • 読み書きは少しはできるが、うまく読めなかったり、正確に書けなかったりすることが多い
  • 言葉やイメージと、それを表現する文字を結び付けられないことがある

鏡文字の改善方法

幼少期の鏡文字は、成長とともに自然に直るので、無理に直そうとする必要はありません。強く注意したりすると文字を書くことそのものが嫌いになったり、やる気をなくす場合があります。

口を出したくてもぐっと我慢して、軽い感じで「逆向きになっちゃったね」と言うくらいに留め、成長を見守るようにしましょう。

どれだけ遅くても小学校2・3年生には、鏡文字は直る子どもが多いようです。もしそれ以上になっても直らなかったり、ディスクレシアの疑いを感じた場合は、念のため医師に相談してください。

鏡文字は成長とともに解消するので、基本はあせらず見守る

子どもの鏡文字は、大人から見るとへんてこで気になるかもしれませんが、成長過程の1ステップとして、幼少時はママ&パパも通ってきたかもしれない道です。

通常は小学校入学前後で解消するので、それまで見守りましょう。注意して子どもの「文字を書く」ことへの興味や意欲を損なわないことが大切。

ただ、小学校2・3年生を過ぎても解消されない場合は、ディスクレシアの可能性があるので、医師に相談してください。鏡文字にプラスして、他にも気になる症状がある場合も、早めに診察を受けましょう。

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