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子どもからLGBT(同性愛)と打ち明けられたら、どう対処すべき?親として考えておきたいこと

   

かつての性教育は、小学校中学年に男女別で、身体のしくみの違いについて授業を受ける程度のものでした。ですが、スマートフォンやiPadの普及により、子どもが簡単にアダルトサイトなどにアクセスできる環境が出来上がっています。

性の低年齢化、子どもの性的被害者数の増加、若年者の性感染症罹患者の増加などを受けて、家庭でも幼少期から性教育を行おうという風潮が生まれています。

そしていま、性教育の場でLGBT(同性愛)を取り上げるケースも増えています。そこで今回は、LGBT(同性愛)をテーマに、子どもとの向き合い方について、一緒に考えてみたいと思います。

LGBT(同性愛)って何?日本でLGBT(同性愛)を取り巻く環境は?

LGBT(同性愛)とは、レズビアンやゲイ、両性愛者、トランスジェンダーなど、性的にマイノリティーとされるひとたちの総称です。

アメリカでは連邦最高裁で同性婚を認める判決が出ていますし、イタリアでも同性カップルの権利は男女の夫婦に準じています。

そして現在では、世界の約20%の国や地域が、同性婚や同性カップルの権利を保障する制度を設けているとされています。

ですが日本では、LGBT(同性愛)に対する環境整備が進んでいるとは言い難い現状が続いています。

2015年に東京都渋谷区議会で、同性カップルにパートナーシップ証明の発行が可決されたという例もありますが、それが全国に広がっているとは言い難い現実があります。

そして、LGBT(同性愛)に関する教員研修も存在せず、性教育の場にこの話題が取り上げられる機会もほとんどないといっても、過言ではないでしょう。

実際に、LGBT(同性愛)を授業で取り上げようとした中学校教師が、それを周囲に止められるというケースがあったといいます。

その根底には、LGBT(同性愛)という性的マイノリティーに対して、日本社会には根強い偏見や差別があることがあげられます。

LGBT(同性愛)であることを理由に、国や企業が採用を拒否したり、人事管理上、不利益な処遇を行うことは、日本国憲法第14条の中でも認められているにも関わらず、LGBT(同性愛)が冷遇されるケースが後をたちません

また、LGBT(同性愛)を話題にすることすらしないという風潮があるのが、日本の現状なのです。

トランスジェンダーの自覚がある子どもがいるという現実

ですが、トランスジェンダーに悩む子どもたちは、小学生のときから、自分と周囲の違いを自覚し、悩んでいることが多いのです。

日本には制服があるほか、体育の授業も男女別に行われるので、トランスジェンダーの子どもは自分の性別の意識とのギャップに悩んだり、辛い思いをすることがあるのです。

また、それを親や教師に訴えたところで、LGBT(同性愛)への知識や理解がなければ、冷ややかな反応しか返ってきません。

そうした対応が、LGBT(同性愛)のひとと、世間ではノーマルといわれるひとたちの間に、心理的な距離ができるきっかけになってしまうのです。

そう考えると、性教育の現場でも、多様な性について考える機会を設けることを、検討する必要があるのかもしれません。

我が子にLGBT(同性愛)であることを打ち明けられたら?

では、もしあなたが我が子に、「自分がLGBT(同性愛)である」と打ち明けられたら、どのように対応すると思いますか?これは、日ごろから子どもとコミュニケーションをとり、話し合える関係を築いているか否かで、異なるのではないでしょうか。

LGBT(同性愛)は、幼少期から同性や異性に対する接し方に、その萌芽がみられることが多いからです。

親がそうした意識を持っていれば、子どもにLGBT(同性愛)であることを打ち明けられても、冷静に受け止められますし、それが自分には理解できないことでも、受け入れる努力をするケースが多いようです。

ですが、トランスジェンダーの子どもの中には、自分の辛さを訴えても理解してもらえず、結果として絶縁という選択をするケースも少なくありません。

親が理解しようと努力することもなく、LGBT(同性愛)であることを全面否定することに、子どもは傷ついてしまうのです。

LGBT(同性愛)を理解する努力をし、歩み寄ろう

LGBT(同性愛)であることを親に打ち明け、理解されないことで自殺を考えたり、自殺未遂をはかったひとは、予想以上にたくさんいます。

自分の性的思考が他者と違うこと、同性愛者であることを公表できないことなど、LGBT(同性愛)は悩みを抱えがちです。

日本がLGBT(同性愛)を受け入れる社会をつくるには時間がかかりそうですが、我が子を認め、受け入れることは、親であればできるはずです

多様な性があること、LGBT(同性愛)を理解する努力をすることで歩み寄ることができれば、差別やいじめをなくすことにつながるのではないでしょうか。

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