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子どもの転落事故には高所平気症が関係している?その原因と対処法は?

   

「高所恐怖症」という言葉は、みなさんもよくご存じのことと思います。では、「高所平気症」という言葉は知っていますか?

近年、子どもが高層マンションから転落死するニュースをよく見聞きしますが、この背景には高所平気症があるのではないかと考えられています。

そこで今回は、高所平気症とは何か、何が原因でおこるのか、治すことはできるのか、子どもを転落事故から守るために親として何ができるのかについて、一緒に考えてみたいと思います。

高所平気症って何?その原因は?

「高所平気症」とは、高いところに恐怖心を抱かないひとのことをいいます。高所恐怖症の反対と覚えれば、間違いありません。

人間は産まれてきたときには、安全感覚というものを持っていません。ですが、成長にともなって身長が伸び、自分の目線が変わり、周囲にあるものを物差しにすることで、日常生活の中で高さを体感するようになります。

そして、高いところから落ちれば痛い思いをすること、それは危険なことを、体験やしつけの中で覚えていくのです。

ですが最近は、産まれたときから高層マンションで暮らす子どもが増えています。

そのため、本当は成長するにつれて芽生えるはずの高所感覚が鈍い、あるいは麻痺したまま、育ってしまう子どもが少なくありません。それが、高所平気症の子どもが増えている原因と考えられます。

高所平気症は治せるの?

では、高所平気症になった子どもを治すことはできるのでしょうか。治すことはできますが、年齢に限りがあるという説が有力です。

そもそも人間の間隔を司る脳神経系は、出生後に急激に発達し、4歳までに大人の80%、小学校入学時には大人の90%程度のレベルに達するといわれています。

そのため、高所感覚を身につけるのも、4歳から小学校入学時までが望ましく、その後は頭で理解することはできても、感覚としては身につかないと考えられています。

高層マンションで暮らす子どもは、地上階からエレベーターを使って部屋までのぼります。

階段を歩くことで体験的に高さを感じる経験がある子どもと違って、高いところにいること、そこは怖い場所であることを認識しにくいのです。そう考えると、幼少期にいかに高所感覚を身につけさせるかが重要だということです。

子どもを転落事故から守るためにできることは?

では、親として、子どもを転落事故から守るためには、どうしたらよいのでしょうか。

高層マンションで暮らしている場合、ベランダでの過ごし方にも注意が必要です。ベランダでカフェ気分で過ごす家庭が増えていますが、それでは室内の延長という意識になってしまいます。

ベランダの柵の周りにエアコンの室外機など、子どもが登れそうなものを置かないのはもちろん、子どもだけでベランダに出られないように窓にロックをかけることを、習慣にしましょう。

また、子どもの頭は重いので、窓から下を覗き込んだときに、重みを支えきれずに転落してしまうケースも少なくありません。窓の近くにベッドや椅子を置くなど、子どもが覗き込める状況をつくらないように徹底してください。

高さの感覚を4歳までに覚えさせよう!

例え、高層マンションで暮らしていたとしても、子どもに高所感覚を身につける機会を設けることで、転落事故を防止することはできます。

外出したときに公園や遊園地で、滑り台やジャングルジムなどで遊ばせながら、高さを意識させる機会をつくりましょう。

また、マンションで暮らしていても、自宅がある階までが無理だったとしても、非常階段を上ってみることでも、高さを体感させることはできます

そして何より、パパやママが高さに対する恐怖心を忘れないことです。我が子が悲しい転落事故に遭わないためにも、日常生活の中で意識してみてくださいね。

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