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HPVワクチンとは?予防接種のリスクもあるのでよく確認を!

   

病気の予防などに効果を発揮するのが予防接種です。特に小さい子どものうちに受けられる予防接種はいろいろあるので、チェックしてみてくださいね。

男女共通で受けられるワクチンもたくさんありますが、女の子の場合、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンというものがあります。具体的にどのような目的で予防接種をするのか、副作用はないのかなどについてご紹介しましょう

HPVワクチンとは何?

HPVワクチンというのは子宮頚癌を防ぐ目的で打たれるワクチンのことです。HPVというウイルスに感染すると子宮頚がんのリスクが高まるため、これを防ぐ目的で接種します。

HPVは女性ならばかなりの確率で一度は感染すると言われており、一度でも性交渉をしたことがあればそのうち80%は感染するともいわれているウイルスです。

HPVに感染したからといって必ずしも子宮頚癌になるわけではないのですが、予防できるのならば予防接種をしておいた方が良いですよね。

HPVワクチンの予防接種はいつ行う?

予防接種は中学一年生になった年に指定の医療機関に行くことにより受けられます。HPVワクチンの予防接種は2013年に無料になったため費用はかかりません。ただし、指定の医療機関以外で予防接種をした場合には自己負担が発生する可能性があるので気をつけましょう

HPVワクチンの予防接種は3回受けなければなりません。日本ではサーバリックスとガーダシルという2種類のワクチンが使われているのですが、どちらを予防接種するのかによって2回目にワクチンを接種するタイミングが違うので注意する必要があります。

サーバリックスの場合、1回目を接種した1ヶ月後に2回目の接種を行うのですが、ガーダシルの場合は1回目から2ヶ月後に2回目の接種を行うので医師の説明をよく確認しておきましょう。

HPVワクチンの副作用

予防接種を受ける上でよく理解しておきたいのが副作用に関することです。HPVワクチンは副作用が現れやすい予防接種とも言われており、腫れや痛みといった軽いものは10%程度の人にみられます。

ごく稀にではありますがアナフィラキシーショックなどがおきることもあるので、全く副作用のリスクがない予防接種とは言えません。

もしもワクチンを接種した後に何らかの体調変化を感じた場合にはすぐに医師に相談をしましょう。場合によっては注射針を刺した直後から異常を感じることもあります。

HPVワクチンによる副作用は一時期テレビなどでも大々的に取り上げられたことがあるのでご存知の方も多いのではないでしょうか。副作用のリスクがあるということを理解し、予防接種をするメリットと照らし合わせて接種をするかどうか考えましょう。

予防接種をするメリットとデメリット

厚生労働省からはHPVワクチンの予防接種が積極的に推奨されているわけではありません。子宮頚癌は女性に発生する癌の中でも2番目に発生率が高く、百人に1人の確率で発症するとされています。

年間では2,700人もの女性が子宮頚癌で命を落としているのです。子宮頚癌の原因となるHPVというウイルスの予防接種を行うことにより体内に免疫ができるため感染を防げます。

そのため世界保健機関(WHO)では接種が推奨されているのですが、リスクについてもよく理解しておきましょう。

注射部の痛みは50%以上の確率で発生すると言われており、痛みの他、腫れや疲労感が現れることが多いです。それから発生頻度は10~50%未満と高くはないものの、かゆみや腹痛、頭痛、関節痛などが現れる方もいます。

それだけでなく、1~10%未満の確率で蕁麻疹や発熱、目まい、注射部のかゆみや出血などがみられることもあるのです。

また、発生確率は1%未満となるものの、大きな副作用に繋がるケースもあります。例えば注射部の知覚異常やしびれ、筋肉の痛みやこわばり、手足の痛み、失神、嘔吐が見られる方もいるので、本当にワクチンを接種するかどうかよく考えなければなりません

アナフィラキシーによる呼吸困難や重いアレルギーに繋がるケースもあるため、子宮頚癌が予防できるのであればワクチンを接種した方が良いと簡単に考えるのはおすすめできません。

ごく稀にありますがギラン・バレー症候群という手足に力が入りにくくなるような末梢神経の病気も報告されているものの、ワクチンの接種とは関係がないと考えられている報告も含まれているようです。

また、HPVワクチンの予防接種を受けておけば絶対に子宮頚癌にかからないのか?というとそうではありません

というのも、子宮頚癌の大きな原因となるHPVには100以上の型があり、HPVワクチンで予防できるのは2~4種類のみだからです。これらの2つの型は子宮頚癌全体の50~70%の原因とも言われているので大きな予防効果は期待できますが、HPVワクチンを摂取していれば100%子宮頚癌の発症が防げるというわけではありません。

予防接種のリスクと子宮頚癌のリスク

予防接種を受けるかどうか考える際には、予防接種をするメリットとデメリットのどちらが大きいのかということについても考えてみましょう。

例えば、予防接種をしたことによってアナフィラキシーなどの大きな副作用がおきる確率は約96万接種に1回とされています。ギラン・バレー症候群の場合は約430万接種に1回程度の確率だという報告があるのですが、子宮頚癌のリスクは生涯で約74人に1人が罹患する病気です。

こう考えると予防接種をするデメリットのほうがはるかに小さいのではないかということになりますが、ごくまれに重大な副作用が発生する可能性もあるということを正しく理解し、検討することが大切になります

家族でよく話し合いをして決めよう

ご紹介したようにHPVワクチンにはメリットもあればデメリットもあります。病院によってはHPVワクチンを受けたいと申し出たものの、医師から「おすすめできない」と言われた方もいるようです。

実際に予防接種が原因とみられる重い副作用により苦しんでいる方もいるので、予防接種は必ずしも受けておいた方が良いものとは言えないでしょう。予防接種を受けるかどうかというのは家族でよく話し合いをした上で決めてみてくださいね。

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