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新たな団らんの場、子ども食堂ってどんなところ?

   

私が「子ども食堂」という言葉を聞いたのは、夕方のテレビのニュースでした。家事をしながら聞いていますと、どうやら子どもが一人でもご飯を食べに行ける場所のことでした。

子ども食堂というものが出来た背景には、1人でご飯を食べなければならない子どもや、貧困によりバランスの良い食事がとれないといった、現代の問題が含まれているそうです。今回はその子ども食堂について詳しくご紹介していきたいと思います。

子ども食堂ってどんなところ?

子ども食堂は先にも書いたとおり、子どもが1人でも入ることができる食堂です。民間の取り組みで行われているようで、運営しているのはNPO法人のこともありますが、飲食店などの店舗や、地域の主婦の方など様々です。

そこでは、主に経済的に困窮している家庭の子どもたちを支援するために、地域で過ごせる場所と食事を無料、もしくは安く提供しているのです

「孤食」や「子どもの貧困」といったキーワードも聞かれるようになりましたが、子ども食堂はそれらの問題と密接な関わりがあります。

まず「孤食」ですが、これは家族で食卓を囲んで食べるのではなく、寂しく1人だけで食事をしなければならないことを示します。ですから、孤独の「孤」がついています。

子どもの孤食では、栄養失調や偏食などがおきやすく、また1人の食事に慣れてしまい、コミュニケーション不足になるなどの問題が指摘されています。

そして、なぜ孤食が増えているかといえば、経済的問題のために親が働いている家庭が多いからなのです。厚生労働省の『国民生活基礎調査』によれば、平成24年の子どものいる現役世帯の貧困率は15.1%で、これは国際的な平均を上回っています

特にひとり親家庭の貧困率が特に高く、54.6%もあります。それだけ困っている家庭が多く、その影響が子ども達にも出ています。そしてそんな家庭を支援する食堂が「子ども食堂」なのです

朝日新聞の調査では、平成28年5月には全国に319箇所もの子ども食堂ができているそうです。

利用するには条件などはあるの?

各地の子ども食堂によって、利用条件などは様々です。母子家庭を対象にしている食堂もありますし、中高生も対象や、外国人の子どもを対象にした食堂もあり、最初に利用者登録をするところもあります。

でも、どの子ども食堂も気持ちは同じ、「困っている子どもたちの居場所を作ってあげたい」と思って運営しているのです。

元々子どもの遊び場としてスペースを開放していたりして、子ども達が集まる場所になっていたところへ、食事を提供することになった所もあります。

また、食前や食後に子ども達が遊ぶ時間や学校の宿題など、勉強をする時間を設けている所が多くあります。その内容は、対象となる子ども達の年齢や状況にあわせています。

現在は「子ども食堂ネットワーク」という連絡会も生まれ、インターネット上で各地の子ども食堂を検索することができるようになりました。

もしも利用をしてみたいと思われたら、近所に子ども食堂があるかどうかを検索してみて、詳しい内容や条件などを問い合わせてみると良いと思います。

いつ開いてるの?利用するための金額は?

これも、その子ども食堂によって様々です。月に1回程度という所が多いようですが、中にはほぼ毎日開いている子ども食堂もあります

毎日のように開いている子ども食堂は、元々が喫茶店や一般食堂といった、店舗を併設している場合が多いようですね。

飲食店であれば、食材などの調達も毎日のようにありますし、運営しやすいようですが、その代わり一般のお客様と区別するための会員証発行などの工夫が必要なようです。

利用するための料金は、子どもは無料から300円という設定が平均的です。料金もまた、その子ども食堂によって異なります。大人はだいたい300円から500円が多いようです。

ですが、中には大人も子どもも無料という所もありました。こちらも「子ども食堂ネットワーク」を通して、近くの子ども食堂の情報を調べることができるので、開催日や料金をチェックしてみると良いと思います。

どうやって運営しているの?

さて、こんなに無料だったり安い値段で食事を提供して、やっていけるのでしょうか?飲食店も併設しているところでは、そちらの売り上げだけで子ども食堂も運営できるという所もありますが、そういう所ばかりではありません。

多くの子ども食堂は、食材などの寄付とボランティアで運営しています

始める時には、場所や食材などをどうするか決めなくてはなりませんが、役所や子育てに関わる施設の関係者、そして地域の人々と相談し、ネットワークを作っていくことが大切なのだそうです。

その中で、同じように考える仲間が寄付などをしてくれるようになり、温かな地域の輪が生まれるのです。

また、東京都豊島区にある要町あさやけ子ども食堂では、当初「子どもゆめ基金」の助成を受けられたそうです。

この基金は国と民間が協力して、子どもの健全育成の手助けをするというもので、毎年度助成金の募集を行っており、子ども達も一緒に食事を作り、体験するという趣旨で助成を受けられたとのことです。

子ども食堂を運営されている方は、皆さん善意の心から同じような気持ちの方々とつながり合い、工夫をされて運営されていることがわかります。

子どもたちや、地域の人の交流の場に

このように、子どもたちのために生まれた子ども食堂ですが、それは運営するうちに子どもだけではなく、地域のみんなを巻き込んだものになっていくようです。

現代は隣近所の方とも、コミュニケーションをとりにくい時代になりました。

そんな中、子ども食堂という場が地域の方々が集い語り合う場所になることで、新たな人々の繋がりが生まれ、それは災害などがあった際にも強い力を発揮するのではないでしょうか。

先日、近くの喫茶店も子ども食堂を開催することにしたと知りました。私も何か関わることができないか、問い合わせてみたいと思います。

皆さんも、子ども食堂で食べるだけではなく、お料理をするボランティアや、勉強や遊びの相手、食材や運営費の寄付など、様々なことで子ども食堂に関わることができると思いますので、調べてみてはいかがでしょうか。

きっと、新たな地域の魅力にも気づくはずです。

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