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子どもでもなりうるパニック障害の実態とは?その原因と症状は?

   

パニック障害をおこすと、突然息を吸えない感覚に襲われ、動悸、息切れ、ふらつき、めまい、震えなどの症状が表れます。大人におこる病気というイメージが強いかもしれませんが、実は子どもも発症する可能性があるのです。

パニック障害が悪化すると日常生活に支障をきたしたり、うつ病を併発してしまう恐れも出てきます。そのため、もし発症してしまったら早期発見をし、適切な治療を受けさせてあげることが大切です。

どのような病気でどう対策をとればよいのか、知識を深めましょう

パニック障害ってどんな病気?

パニック障害とは、突然息苦しさを感じ、胸の辺りが潰されるような感覚を覚え、発汗、激しい動悸、頻脈、震え、めまいなどを引きおこす病気です。このままでは死んでしまうかもしれない、と思うほどの強い恐怖を覚えるのも大きな特徴です

このようなパニック発作といわれる症状はそれほど長く続くものではありません。10分程度で終わることもあり、長くても1時間程度で収まることがほとんどです。

そのためパニック発作をおこして病院に運ばれても、診察を受ける時には症状が見られず、異常なしと診断されてしまうことがあるのです。

検査をしても特に問題が見つからないのに発作を繰り返しおこすのであれば、パニック障害を疑った方がよいかもしれません

子どもがパニック障害になる原因と主な症状とは?

パニック障害は20から30代の大人が多くかかる病気ですが、10代やそれより下の年齢の子どもがかかることもあります。子どもの場合でも症状は大人と変わらず、突然の呼吸困難や発汗、動悸、頻脈、震え、めまいなどをおこします。

パニック障害は神経伝達物質が異常に分泌されることや、強いストレスを受けることが原因だといわれています。現代の子どもは大人と同じようにといっても過言ではないくらい、ストレスを受けやすい環境で生活しています。

学校が終わっても自由に遊べるわけではなく、毎日のように習い事が詰まっていることも少なくないでしょう。また、学校でいじめられてしまったり、核家族化が進み家で寂しい思いをしたりと、ストレスの要因は色々とあげられます。

子どものうちにパニック障害を発症すると、学習障害や不登校、引きこもりなど色々な問題がおこり、将来に影響が出てしまいかねません。そのため毎日子どもの様子をきちんと見てあげて、できるだけ早く異変に気づいてあげることが大事です

パニック障害を引きおこしやすい性質ってあるの?気になる改善方法は?

パニック障害は不安障害の中でも苦しい症状を伴う病気です。どのような子がこの病気にかかるとは一概には言えませんが、パニック障害になりやすい傾向が強いタイプを知っておくとよいでしょう。

人見知りがとても強い

生後6ヶ月頃から親以外の人を見ると泣いてしまう、というのは誰でもあることだと思います。

ですが、幼児期になってもあまりに強い人見知りをする子は、将来、対人恐怖症なりやすい傾向にあると言われています。ストレスが非常にかかりやすい状態になってしまいます。

ママと離れることを過度に怖がる

生後9ヶ月頃になるとママと離れることに不安を覚えるようになります。しかし、ママがいなくなる度にまたすぐに戻ってくるという経験を繰り返すにつれて、少しずつ不安をなくしていくことができます。

このような経験を積んでも、ママと離れることに非常に強い不安を感じ続ける子が、中にはいます。そのことを分離不安障害といい、2から3歳頃から見られます。

パニック障害をおこす人の多くが、幼い頃に分離不安障害をおこしていたと判明しています

脅迫観念が強い傾向にある

何らかの強い不安や恐怖を消すために、きれいなのにもかかわらず手を洗い続ける、などの強迫観念にかられたような行動をとることがあります。

異常なまでの心配性

今は元気にもかかわらず「両親が死んでしまったらどうしよう」、クラスのみんなと仲良しなのにもかかわらず「いじめられたらどうしよう」など、まだおこっていないことについて強い悩みを抱えてしまう子がいます。

過度になると夜も眠れなくなってしまい、生活に支障をきたすようになります。

それでは自分の子どもがパニック障害をおこしやすい傾向に当てはまる場合、何か改善方法はあるのでしょうか。

まずは食習慣の見直しがあげられます。お店の出来合いのお総菜や外食が当たり前になってきた現代では、食事で摂取する栄養が偏りやすいです。

ですが、ビタミンやミネラルが不足する状態が続くと、うつ病のような症状が表れることがあります。栄養バランスに気をつけた食事をさせるように心がけてあげましょう

砂糖を代謝する時には体内の栄養をたくさん使ってしまうため、甘いものの摂りすぎにも気をつけましょう。

睡眠をしっかりととることも大切です。一日の疲れやストレスを解消し翌日へのパワーを養うため、十分に睡眠をとらせてあげましょう。

子どもにかかるストレスの原因がはっきりとわかっている場合は、それを取り除いてあげることも有効です。日頃からできるだけ時間を作りコミュニケーションをとり、たくさん話をきいてあげて下さい。

病院へ受診するべき?子どものパニック障害への治療方法とは?

パニック障害は早期発見をし治療を早く始めれば、それだけ治療の効果を見込むことができる病気です。パニック障害の疑いがある場合は、精神科か心療内科を受診するとよいでしょう

治療は薬物療法と心理療法の2つがあります。薬物療法では脳内神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンのバランスを改善します。SSRI、抗不安薬、三環型抗うつ薬などの薬を用います。

また、心理療法では認知行動療法や自律訓練法などを行います。

認知行動療法

認知行動療法では、誤った行動の習慣を修正し、正しい行動の習慣を身につけていきます。例えばパニック発作をおこさないかといった不安から、教室に入れなくなってしまったとします。

その場合無理に教室に入るのではなく、まずは学校の門まで行き、発作がおきなければ下駄箱まで行く、教室の前まで行く、など少しずつステップを踏んで克服していきます。

自立訓練法

自律訓練法では、どのようにすれば心身をリラックスさせられるのかを身につけます。パニック障害をおこす人は、それ以外の人よりも普段から緊張した状態で生活をしているという研究結果が出ています。

いつも気を張っているので何らかのきっかけで突然緊張の糸が切れ、パニック発作をおこしてしまうのです。普段からなるべくリラックスした状態で過ごせるように訓練をしていきます。

医療機関や学校などの相談機関に頼ろう

パニック障害はとてもつらい症状を引きおこす病気ですが、命を落とすものではありません。早期発見、早期治療に努めればそれだけ改善が見込めます。普段から子どもとコミュニケーションをとり、異変になるべく早く気づいてあげることが大切です

もしパニック障害にかかってしまった場合は、家族だけで抱え込むのではなく医療機関や学校にきちんと相談して下さい。治療には数年かかることが多いですが、しっかりと協力体制を築き病気に対する理解を深め、長い目で支えてあげましょう。

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