ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

初乳は他の母乳と違うの?出ないと問題なの?

   

妊娠中期を過ぎると助産師さんに乳首の手入れをするように言われ、後期に入ったあたりからマッサージを始めるのが一般的です。これは、出産後に赤ちゃんに初乳を飲ませるために、乳房や乳腺を刺激するために行うものです。

初乳はよく聞く言葉ですが、何を指しているのか、他の母乳とどう違うのかについて、説明できるママは少ないようです。そこで今回は、初乳の特徴や出る期間、出なかった場合の対処方法などについて、紹介します。

初乳って何?どのくらいの期間出るの?

初乳とは、赤ちゃんを出産してから1週間以内に分泌される、バターのような濃厚なクリーム色をした乳汁のことをいいます。普通の母乳と比較するととろみが強く、黄金の液体ともいわれています。

初乳は少しずつ成分が変化し、産後10日を超えるころには通常の母乳(成乳)になります。産後すぐから1週間程度しか出ない初乳には、生まれたばかりの赤ちゃんを細菌やウイルスから守るための抗体成分が含まれており、その効果は約半年間続くといわれています。

また、赤ちゃんとママの授乳リズムを合わせるためにも、初乳を飲ませて、その後の母乳の出をよくするきっかけにすることも、とても大事なことです。最初は疲れて眠ってしまったり、思うように初乳が飲めない赤ちゃんも、日を追うごとに上手になっていきますので、気長に授乳を続けましょう。

初乳と母乳はどう違うのか教えて!

初乳と母乳では、いろいろな違いがあります。見た目でいうと、初乳は黄色っぽくドロッとしていますが、母乳は白くサラサラとしています。量も初乳の方が少なく、母乳はたくさん出ます。

また、含まれている成分にも違いがあり、初乳にはIgA抗体やラクトフェリン(たんぱく質)、コレステロール、鉄分、オリゴ糖、カルシウム、リン、ナトリウム、ビタミンA、E、B12、ベータカロチンなど、栄養分が豊富です。

中でも注目したいのがIgA抗体で、これが少ない赤ちゃんはアレルギー症状が出やすくなるそうです。また、消化器官や呼吸器官の粘膜の免疫力をアップさせ、病気にかかりにくくなるといわれています。

同様にラクトフェリンも、大腸菌やブドウ球菌、ヘルペスウイルス、C型肝炎ウイルスなどに対抗する免疫力を高めるとされています。

初乳が出ない時の対処方法を教えて!

とはいえ、産後すぐに初乳が出るママばかりではありません。まだ乳管が詰まったままで初乳が出にくい状態であれば、赤ちゃんに飲ませ続けることで、少しずつ乳管が発達し、徐々に出るようになってきます。

早く初乳が出るようにしたい場合は、乳首のマッサージを継続しながら、カフェインを含まない水分を1日最低2リットルは飲む、赤ちゃんが眠っている時はママもしっかり休息する、産褥体操をするなどして身体の血行をよくする、栄養バランスのとれた食事を心がける、糖分や油分の多い食べ物は避けるなど、母乳を出やすくする方法を実践してみてください。

また、ママの身体は赤ちゃんが母乳を欲しがった時にすぐ出せるように、オキシトシンとプロラクチンというホルモンの分泌により、量が適正になるようにコントロールされています。

そのため、赤ちゃんが飲み疲れて眠ってしまった後に、意識して搾乳をしておくと、身体がより多くの母乳をつくるようになります。搾乳した初乳は冷凍保存して、哺乳量が足りない時に飲ませてあげましょう。

初乳が出なくても落ち込む必要はない!

とはいえ、出産したママ全員が必ず初乳を出しているわけではありません。病気を理由に与えられないママもいれば、舐める程度に留まる赤ちゃんもいます。

初乳を上げられた方がよいと言われていますが、大事なのは赤ちゃんが元気にスクスク大きくなることです。初乳が出なくても母乳育児ができるようになるママもいますし、完全人工栄養でも赤ちゃんは元気に育ちます。

初乳を出す努力をしたけれど実らなかったなら、落ち込む必要はまったくありません。ただし、母乳を出す努力は、産後1週間は続けるようにしてくださいね。

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