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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

【分娩経過別】お産のステップとシーンごとの経過・呼吸法の紹介!

   

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映画やテレビドラマなどの出産シーンでは、「う!生まれる!」と突然苦しみだしたママが病院へ赴き、すぐさま分娩室に運ばれて出産に挑みます。しかし、現実のお産は物語の描写の様にスピーディーではありません。

通常、出産に至るまでには陣痛の発来からスタートし、陣痛のスパンが短くなっていく段階や破水などのステップを踏みながら、ママの体と赤ちゃんの共同作業できたる出産への準備を進めていきます。

さらに、赤ちゃんがママの体から誕生した後もお産は続きます。「後産」と呼ばれる胎盤娩出や、悪露の排泄、子宮の収縮…。このように、ママの体が妊娠を終了するまでのステップを分娩経過といいます。

分娩経過は、経過の進み具合によって「分娩第1期(開口期)」、「分娩第2期(娩出期)」、「分娩第3期(後産期)」と区別されています。それぞれのシーンごとに経過や呼吸法が異なるので、出産を控えたプレママにはぜひ押さえておいて欲しい知識です。

ここでは、分娩経過ごとの所要時間や呼吸法などをわかりやすく解説します。人生の一大イベントでもある出産を万全の態勢で挑むヒントにお役立てください。

分娩第1期(開口期)

第1期

 
陣痛のスタートが、分娩第1期の始まり。誕生に向けて、赤ちゃんやママ自身の体が準備を進めていきます。

分娩第1期ってどんな時期?

分娩第1期は、陣痛の始まり~子宮口が全開になるまでの間を指し、赤ちゃんの誕生がスムーズに運ばれるように体が準備をしている時期です。

陣痛の始まり方には個人差がありますが、分娩第1期の始まりを意味する“陣痛の開始”は陣痛のスパンが10分以内となってから、あるいは1時間の間に6回以上の陣痛がくるようになてからとされています。これに達していない陣痛は前駆陣痛と呼びます。

経過について

しだいに陣痛同士のスパンは短くなり、かつ一回ごとの陣痛の長さは長く、そして痛みの度合いも大きくなります。おしるしという出血がおこるのもこの時期です。

分娩第1期は5分~10分おきに10秒~20秒ほどの陣痛からスタートしますが、第1期の終わり頃では1分~3分おきに、1分程度続く陣痛がくるようになるでしょう。

出産に向け、赤ちゃんの動き(胎動)が減ってくる特徴もあります。

所要時間について

お産にかかる所要時間にも当然個人差がありますが、初めてのお産よりも経産婦の方が進み方が早いと言われています。分娩第1期の所要時間は、初めてのお産では10時間~12時間ほど、経産婦のお産では4時間~6時間ほどが一般的です。

呼吸法

陣痛の間痛くて思わず息を止めてしまうママや、「呼吸法を教わっていたけれど、本番ではそれどころではなかった!」という方もいます。馴染みのない特殊な呼吸法にこだわる必要はありませんので、マイペースに呼吸を止めないことだけを考えてください。

息を止めると、お腹の中の赤ちゃんが酸欠になっていしまう恐れがあります。呼吸を止めないように注意しましょう。コツは、少しだけ口を開き、「フー」と息を吐くことに集中するといいでしょう。

分娩第2期(娩出期)

第2期

 
子宮口が全開(10cm)になり、破水がおこると、分娩経過は第2期(娩出期)に進みます。

分娩第2期ってどんな時期?

分娩第2期は、子宮口が全開になった時~赤ちゃんが誕生するまでの経過を指します。通常の出産では、赤ちゃんは、頭から肩、腕、胴体、足の順に娩出されます。

分娩第1期で赤ちゃんの誕生に向け準備を行ったママの産道は、それでもまだまだ狭いもの。赤ちゃんは自身の頭蓋骨を変形させたり、体位を調節しながら出てきます。

経過について

分娩第2期での陣痛は、第1期よりもスパンが短く痛みが増大します。さらに、赤ちゃんの頭が下がり、ママのいきみ(腹圧)が加わって、赤ちゃんは誕生に近づくのです。

ママの会陰は、内側から赤ちゃんの頭で押される事で膨らみが見られるようになります。赤ちゃんが出てくる際には、会陰が裂けてしまう事も。必要に応じて会陰切開が行われるケースもあります。

産後の会陰切開の痛みって、いつまで続くの?

所要時間について

分娩第2期の所要時間は、初めてのお産で約2~3時間経産婦の出産であれば1時間~1時間半ほど。もちろん、これよりも短くなるケースや、逆にもっと時間がかかる事も珍しくありません。

呼吸法

分娩第2期の陣痛時には、深呼吸2回→大きく息を吸う→できるだけ息を止める(この時にいきむ)のリズムで呼吸をするといいでしょう。思わず叫んでしまう方が多いようですが、大きな声を出すとそちらに力が入ってしまう為、叫ばずにいきんだ方が効率が良いと指導する病院もあります。パニックにならず、落ち着いて力を込めましょう。

分娩第3期(後産期)

第3期

 
赤ちゃんの誕生が終わったら、胎盤が出る後産です。

分娩第3期ってどんな時期?

赤ちゃんが誕生したのち、胎盤が体外に出されるまでを分娩第3期といいます。

経過について

分娩第2期が終了すると、一旦、それまでの強烈な陣痛はなくなります。残るのは、子宮が収縮していく痛みです。気持ち的にはココで「お産終了!」と思いがちですが、5分~15分ほど経った頃に再びお腹が痛み始めます。これは後産期陣痛と呼ばれるもので、胎盤を子宮壁から剥がし体外に出す為におこる現象です。

子宮の収縮による痛みに紛れて、後産期陣痛を感じないママも少なくはありません。

所要時間について

分娩第3期の所要時間は、10分~20分程度です。

呼吸法

赤ちゃんを産む時ほどではないですが、再び軽いいきみがあります。

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