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胎児に栄養や酸素が行き渡らない!「過熟児」という病気について

   

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「大は小をかねる!」ではありませんが、大きな赤ちゃん=健やかな存在だとお考えのママは多いはず。未熟児に比べ過熟児は問題視されにくいです。

しかし、ケースによっては胎児仮死という恐ろしい事態にもなりかねない深刻な病気です。ここでは、過熟児の症状や原因、治療法、予防法などをわかりやすく紹介します。

過熟児とは?

「過熟児」という名前の通り、過度に成長しすぎた赤ちゃんのこと。小さく生まれてくる赤ちゃんの事を「未熟児」と言いますが、その対極になる言葉です。

通常であれば妊娠37~42週で誕生するはずの赤ちゃんが、予定日を大きくオーバーすることで引きおこされる症状や状態を指しています。

過期産

産婦人科で言い渡される予定日は、一般的に他の赤ちゃんたちが誕生した時期の平均値。したがって、自分の赤ちゃんが予定日ピッタリに生まれてくるという事ではありません。実際に生まれた日が予定日より少し早まる場合もあれば、予定日をすぎて誕生するケースなど、実に様々です。

この個人差に対応するため、正期産はゆとりを持って37週0日~41週6日までとされています。予定日を少しオーバーした程度であれば、「過熟児だ!」と心配する必要はありません。

しかし、42週(予定日より2週間)を越えると赤ちゃんの体に様々なトラブルが引きおこされるリスクが生じます。これを過期産と呼び、ケースによっては42週を超えないように陣痛促進剤や帝王切開などの手段で分娩が行われる事もあります。

胎盤機能不全症

通常の妊娠期間を過ぎると、胎盤の機能がダウンしてしまいます。これは赤ちゃんへの栄養や酸素の供給が満足に行き渡らなくなってしまう事を指し、過熟児に見られる様々な症状の原因となります。

過熟児の症状

上記でも触れたとおり、過熟児の赤ちゃんはママの胎盤から満足に栄養や酸素が与えられない状態を過ごしています。また、赤ちゃん自身の便などで羊水が汚れてしまう事もあり、以下のような症状が見られます。

  • 肌が乾燥し
  • シワが多い
  • 肌がひび割れている
  • 栄養が足りず、痩せている
  • 皮膚や爪が黄色く変色している
  • 胎盤や臍帯が緑色に変色している
  • 胎児仮死など

なぜ過熟児になるの?

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過熟児に引きおこされる症状の原因は、胎盤機能不全症によるものです。それでは、胎盤機能不全症を招く要因は一体何なのでしょうか?

原因を知る事から、過熟児の予防方法を考えてみましょう。胎盤機能不全症の原因を以下に紹介します。

  • 糖尿病や腎炎などの合併症妊娠
  • 妊娠高血圧症候群・高血圧
  • 高齢出産
  • 血液凝固障害
  • 過去の薬物乱用
  • タバコ

もともと持っている持病や年齢については日々の工夫で改善させる事が難しいかもしれません。しかし、例えば喫煙や妊娠高血圧症候群などについては、日々の
禁煙や食事制限、適度な運動習慣で予防する事が出来そうですね。

診断・治療法について

過熟児の診断は、妊娠中の状態や赤ちゃん誕生後の症状から行われます。過熟児だと診断された赤ちゃんには、感染症を防ぐため新生児集中治療室(NICU)に入り、呼吸管理や栄養チューブでの哺乳・点滴が行われます。

妊娠中のママができる工夫は?

過熟児として生まれる事を予防するために、妊娠中のママが行うべき一番有効な工夫は妊娠糖尿病の予防だと言われています。

また、上記で紹介した原因にご自身が持つ持病や年齢についての不安がある場合は、その旨を産婦人科医に相談し適切な指示やアドバイスを仰ぎましょう。

「高血圧だから、必ず過熟児になってしまう…」と悲観する必要はありませんが、ママが行う工夫や努力は健やかな赤ちゃんの誕生を支える一番のサポートです。毎日の食事や運動習慣を見直すところから始めてみませんか?

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