ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

ペルテス病ってどんな病気?気になる治療方法や手術を行わなければならいのか?後遺症の心配について

   

cb0f8e9694c25dc10df82f7167c4e8bd_s

子供の発育時期に注意しておきたい病気の一つにペルテス病というものがあります。股関節におこる原因不明の病気ですが、早期発見早期治療により子供の将来が大きく変わる病気となっています。

ペルテス病を早期発見するためには、成長過程の中で出現する「初期症状」を注意して見ていく必要があります。

丁度成長期と同時期なので、子どもが足を痛がった時に「成長痛でしょう」と軽く考えない為にも、知っておいた方がいい病気です。

今回は「初期症状」による発見ポイントとともに「原因」「症状」「治療方法」をお話ししていきますので、ペルテス病をしっかりと理解した上で、いざという時に子供の将来に大きな支障がでないよう対応していく準備をしておきましょう。

ペルテス病ってどんな病気で原因はなに?

ペルテス病とは股関節におこる病気で、太ももにある大腿骨という骨の頭(骨頭)になんらかの原因で血流が不足し、栄養が途絶えることで壊死することによって生じます。

原因については、感染症・炎症・血行障害・血液障害・内分泌障害・遺伝・受動喫煙など様々な説がありますが現在は原因不明とされています。

成長過程の中で血流が改善するとともに、3年~4年かけて徐々に回復していく病気です

ですが、発見・治療の遅れによって骨が壊死している時期に多くのストレス(過度の運動や加圧)がかかると、骨頭が変形し将来的に歩行異常などの障害が残ってしまう可能性もあります

発症時期は3歳~12歳で、特に5歳~8歳の活発的な男の子に多くみられ、発病率は2万人に1人の割合と報告されています。

どんな症状があらわれるの?

症状は股関節の片側におこることが多く、初期症状は股関節から膝にかけた身に覚えのない(ぶつける・使いすぎなどの原因ではない)痛みから始まり、足を引きずって歩く「跛行」という特殊な歩き方が見られるようになります。

症状が進むと跛行がひどくなり、動かさなくても股関節周囲に強い痛みが出現するようになります。治療せずにそのままでいると最終的には大腿骨骨頭の変形が大きくなり、股関節の強い痛みや可動制限によって歩けなくなってしまいます

初期症状の頃は太ももから膝にかけてだけ痛みが出る場合もあり、局部レントゲンだけでは股関節の異常に気付かないこともあるため注意が必要となります。

日常での様子や症状をしっかりと医師に伝え、多角的に診察してもらうことで早期発見に繋がります。ペルテス病の疑いがある場合は、専門の小児整形外科を診察すると良いでしょう

治療方法や手術は必要なの?

new_doctor_xray_rentogen

レントゲン・MRI・超音波の検査・股関節可動域・痛みなど総合的な判断によってペルテス病と診断された場合、大腿骨骨頭を再生・修復していくための治療が始まります。

治療法は装具を使った保存的治療と手術を行う外科的治療の2つがありますが、病状に合わせて選択されます。

保存的治療はまず、骨頭が壊死しているうちは足を牽引した状態で保存し、数週間程度の安静治療を行います。

その後、装具を付けて関節を保護しながら普段の生活を行い治療していきますが、骨頭が再生する間の3~4年は装具で保護していく必要があります。装具の種類はいくつかあり、病状に合わせた装具が処方されます。

病気が進行している場合は外科的治療が必要となり、骨頭の位置を修復する矯正手術や血流を改善するための手術が行われます。基本的に回復は自己治癒によって行われていきますので、今以上の変形を防ぐための保存的治療が多く用いられます。

今までの治療法としては、装具によって骨頭の保護をするやり方が一般的でしたが、生活が不自由になってしまうというデメリットがありました。そのため、最近では手術を選択することが多くなっているようです。また、9歳以上になると、多くは手術を選択して治療していく形になるでしょう。

発症が5歳以下の場合は成長に伴って回復することもあり、定期的に受診して経過を見ながら対応していくことになります

後遺症やその後のケア方法は?

発症年齢と壊死している範囲によって治療期間も予後も大きくかわります。骨頭の変形は少なからず残りますが、将来的に足を引きずるなどの後遺症が残るケースは多くはありません。変形が強く残った場合も手術によって整形することが可能です。

しかし、治療している間子供は大きなストレスを抱えることが考えられます。同年代の子供が外で遊びまわる中、装具を付けて運動も制限されてしまうことで、身体的後遺症よりも精神的後遺症に悩まされることがあります

運動を完全に制限するのではなく、痛みがあるときには休みを入れながら適度に運動できる環境を作ってあげられるようにしましょう。

骨の修復中にせっかく治りかけている足に負担をかけてしまうと、形が変形してしまう事もあります。

わからないことは何でも主治医に相談し、子供がストレスを抱えない生活スタイルを親子で作り上げていくことが必要です。

また、装具は正しくつけることで効果が発揮される治療用具です。子供が正しく装具を付けることができているか、成長により装具が合わなくなっていないかなどを日々確認していくことが必要です。

子供の歩き方に注意して見てみよう

new_49a8199ddbd0f9185e31afafd63c5891_s

ペルテス病は原因が不明であるため予防法がなく早期発見・早期治療が非常に効果的な病気となっています。早期に対応することで重篤な後遺症を残すことはありません。

親としては「痛みの訴え」や「股関節の異常」に敏感になって、気付いてあげる必要があります。股関節の異常は子供の歩き方や、あぐらがかけるかなどから、早期に気付いてあげることができます。

普段から子供の声や動きなどを良く観察することで、生活に支障のない体に戻し、子供の大切な将来を守っていきましょう。

  関連記事

ママにとって、強力な味方「産後ドゥーラ」って何者?

妊娠中・産後の女性は、身体だけではなく、ホルモンバランスの変化により気持ちが不安 …

意外と知らない経産婦と初産婦の違いとは?分娩時間や痛みの感じ方にも違いがあるの?

妊娠していることが分かると嬉しい反面、出産までの過ごし方や出産日当日について様々 …

眠い!授乳中はどう過ごしたらいいの?オススメの暇つぶし法をご紹介!

授乳中に赤ちゃんと一緒にウトウトしてしまう経験はございませんか?赤ちゃんがチュパ …

鉗子分娩にリスクはある!?判断の基準について詳しく教えて!

妊娠期間がどれだけ順調でも、確実に安産できる保証はありません。お産が順調に進まず …

出産の緊張をやわらげるイメジェリーとは?胎教ってどんな効果があるの?

妊娠して悪阻が落ち着いてきたころに、少し膨らんだお腹をみて憧れる事の一つに「胎教 …

産後の食事はとっても大事!必要な栄養素や気をつけるべき食べ物とは?

出産は、女性にとって大仕事です。体型を戻したり等を意識するので、母乳にする場合も …

旦那さんにこそ理解してほしい!「産後の肥立ち」の正しい過ごし方

「産後のひだちがいいor悪い」という言葉を聞いたことはありませんか?なんとなく「 …

さい帯血は保存した方がいい?さい帯血バンクは利用できる?

産婦人科に行くと、「さい帯血」に関するポスターを見かけることがあると思います。近 …

子育て中にもらえるお金がある!補助制度も上手く活用しよう

産後に役立てたい手当などの情報を紹介! 子育てにもなにかとお金がかかってしまいま …

陣痛がこない!どうする?バルーンを使った出産とは

そろそろ出産が近づいてくると、いつ陣痛がきて赤ちゃんが産まれるのかソワソワしてし …