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産後うつの症状が漢方で良くなるって本当?効果的な使用方法とは?

   

妊娠や出産は夫婦にとって喜ばしい出来事ですが、身体が回復しないまま新生児のお世話に追われるようになり、授乳やおむつ替え、入浴、寝かしつけがくり返されるうちに、うつ状態に陥るママも少なくありません。

それを「産後うつ」といいます。産後うつといってもうつ病の一種なので、治療が必要になることもあります。その治療の過程で漢方薬を使うこともあるそうです。

そこで今回は、産後うつの原因と症状、効果のある漢方薬とその使用方法について、お話しします。

産後うつって何?原因と症状は?

産後うつとは子育ての不安やプレッシャーを感じ、それがストレスになって発症するうつ病の一つです。育児のサポートを受けられずに一人で子育てしているママや完璧主義な女性が発症しやすい、といわれています。

出産すると授乳が始まることもあり、ママの体内ではホルモンバランスが急激に変化しています。そのため自律神経も影響を受けやすく、心身が不安定になりやすいのです。

さらに育児の疲れや家事との両立がうまくいかないことへの罪悪感、焦燥感、孤独感、などが加わることが原因で発症するケースが多いようです。

産後うつの症状としては、イライラして落ち着かない、気分が落ち込み涙が出る、考えがまとまらない、家事の段取りができない、何事にも興味がわかない、眠れない、性欲の減退、過食あるいは拒食、身だしなみに気を使えない。

子どもは可愛いが世話をすることが苦痛、すべて自分が悪いと思う、パパに怒りを感じる、先のことを考えると不安になる、他人と関わりたくない、頭痛や吐き気がする、下痢や便秘になる、頻繁に胃痛がおこるなどがあらわれます。

産後うつに効果のある漢方とは?

産後うつで診察を受け、薬の服用をするにあたって漢方薬を勧められることがあります。そのときに処方されることの多い漢方薬を紹介していきましょう。

イライラを抑えたい、あるいは寝つきをよくしたいときには「抑肝散」が処方されます。副作用として、食欲不振や胃の不快感がおこることがあります

胃腸の働きを促し、体力を回復させたいときには、「補中益気湯」が処方されます。食欲を促し、心身の疲労を軽減する効果があります。

気持ちが沈み込んだり、動機やめまい、吐き気を感じているひとには、「半夏厚朴湯」が処方されます。自律神経を整え、不安な気持ちや身体の不調を改善してくれます。

頭痛やめまい、のぼせがあるときには、「苓桂朮甘湯」が処方されます。体内の水分の流れを改善してくれるので、疲労感が強いひとにも良いようです。

貧血の症状がみられるママには、「当帰建中湯」が処方されます。身体を温め、血行を促進してくれるので、産後うつの症状緩和だけでなく、母乳育児で血液不足になっている状態も改善できます。

虚弱体質で疲れやすいときには、「きゅう帰調血飲」が処方されます。血の巡りがよくなる働きがあるので、身体が温まり、活動的な体質に変えるサポートをしてくれます。

漢方の効果的な使用方法は?

産後うつの治療のために漢方薬を用いるのは、化学的に合成された薬より作用が穏やかだからです。そのため副作用がおこりにくいというメリットもありますが、即効性があるとはいえません。

ですが正しく飲み忘れのないように飲み続けることで体質が改善され、症状が軽減されていくはずです。

そんな漢方薬の効果を最大限に引き出すためには、飲み方も重要です。漢方薬は食事の30分前の「食前」か食後2時間が経過した「食間」に飲みましょう。

これは漢方薬の生薬成分の吸収を促進する、あるいは激しい作用を穏やかに効かせるためです。もし漢方薬を飲み忘れたら、気が付いたときに飲みましょう。

漢方薬を飲むときには必ず水か白湯で飲んでください。これはお茶や清涼飲料水、牛乳などで漢方薬を飲むと、生薬成分と反応し効果が落ちる可能性があるからです。こうした飲み方を守って、漢方薬の効果を引き出しましょう。

即効性がないことを理解して服用しよう!

漢方薬には即効性がないことは前述しました。その理由は、症状を消すことが目的ではなく改善できるように体質を変える働きをするからです。

また漢方薬であっても薬であることに変わりはないので、副作用が出ることもあります。漢方薬の服用を始めて体調に異変を感じたら、すぐにお医者さまに相談しましょう

産後うつは気力で回復する病気ではありません。きちんと専門医の治療を受けるよう、家族も配慮してあげてくださいね。

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