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「子はかすがい」ってどういう意味?夫婦のつながりを強くする子どもの存在について

   

子はかすがい」は日本のことわざで有名です。子供のころに、大人から「子はかすがい」と言われた記憶がある人もいると思います。主に子供がいる夫婦間においての関係修復や、夫婦間の関係維持の状況で用いられていることがおおいようです。

民俗学視点からも「子はかすがい」を教訓にして、夫婦仲の離婚の危機を乗り切ったり、長期間の家族関係を築いてきた歴史もあるでしょう。そんな「子はかすがい」に有効な状況をご説明します。

「子はかすがい」ってどんな意味なの?

私達が口にしたり、聞いたりする「子はかすがい」という諺には、「子供は夫婦の仲をつなぎとめてくれる存在」という意味があります。

あるいは、夫婦間の仲が悪く冷え切っている場合において、離婚による子供への心の影響と環境を考慮して、縁を切らずに忍耐を重ねて法律上の夫婦関係を継続するという意味合いにも使用されます。世間一般にはいろいろなシチュエーションで、子はかすがいが多用されます。

特に、昭和以前の結婚生活において、まだ離婚がそれほど一般化されていなかった時代に子供のためを考えて我慢する。(子はかすがい)という考え方が主流でした。

実際にそんなことがあるの?

先人達は、「子はかすがい」を教訓にして長年の間我慢して結婚生活を送り子供を育ててきました。

様々な理由で離婚を望んでいる一方、子供のために両親の元で育てたいという積極的な親心と、子供がいれば配偶者や生活環境の悪化に耐えられるという消極的な動機に分かれるようです。

  • 配偶者と性格や趣向の不一致が理由で嫌いになったので離婚したいが、子供のために我慢する。
  • 配偶者が精神的、肉体的に暴力を振るうので離婚したいが子供には父親が必要なので我慢する。
  • 配偶者が浮気をしており、結婚生活に不満があるけど、子供のために多めにみる。
  • 他に好きな人ができたので、配偶者とは離婚したいけど、子供がいるので離婚は考え直す。
  • 独身に戻り、したいことがあるけど、子供がいるのでひとり親には戻れない。
  • 姑にいじめられているけど、子供には祖母、父親が必要なので出て行かない。

シチュエーションは多岐にわたるようです。また、「子供が成人に達したので、ようやく離婚できた。ここまで我慢できたのも、子はかすがいとはよくいうものだ。」という状況もあります。

夫婦にとって子どもはどんな存在?

親にとって子供は愛護の対象です。自分の血を分け、お腹を痛めて産んだ母親、養って大きく育てた父親、両者にとっては誰にも変えられない存在であることは確かです。

そして、夫婦関係は、もともと他人同士法律上の縁を結んだ関係であるのにたいして、夫婦にとって子供は血縁者にあたります。

血縁者とは、父親と母親の2人の血を分けた存在です。

また、夫婦と子供は法律上の権利義務関係の発生する存在であります。あるいは、血縁関係にない養子縁組の子供や、どちらか一方に血縁関係のない親子関係もあるでしょう。

そのような場合においても、法律上では権利義務関係が成立します。親は子を扶養する義務があります。また子は親に扶養される権利もあります。

後々には、遺産相続の問題や、地位の継承の問題も関わってくることにもなる関係です。

家族全員をつなぐこともあるの?

大家族が減少し、核家族化が当たり前の時代ですがいまだ珍しく大家族で仲良く暮らす家もあります。

昭和初期まで田舎では大家族が定型であることは、知られていますね。お嫁さんが嫁いだ先の家には、夫のほかにも義理の両親とその親、夫の兄弟まで一つ屋根の下に暮らしていました。

夫婦の仲に子供が授かると、子供にとっては全員が血縁関係にあたる家族になります。当然のこと、義理の両親には孫にあたるので、大変かわいがるようになります。

にとっては、この家族からの当たりが強く地獄のような嫁ぎ先に思えても、子供には天国のように居心地がよいものです。

働き詰めの嫁は、家を出て離婚を考えることも頻繁にあります。あるいは、夫と嫁と子供の核家族を作ろうと提案することもあるでしょう。

ここで、ある程度成長した子供が、家族全員で一緒に生活したいと願う場合には、核家族の夢を破いてまで子供のために大家族として暮らすことになります。

物語のようにも聞こえますが、昭和から多い事実です。また、妊娠、出産を機に結婚を認められたというケースも多いものです。

子どもに気付かされることも多い

夫婦関係において常に良好というわけではなく、夫婦で意見が折り合わないこともあれば喧嘩の日もあります。離婚を考えるようなアクシデントも夫婦にはおこるものです。

そのような時に、赤ちゃんが笑いかけたり、子供が夫婦の仲を取り持つような言動をとると、思わず顔がほころんでしまうものです。

夫婦の仲がよいことが子供には何よりも嬉しいことを、子供が示してくれるときがあります。そんなときに「子はかすがい」と思わずにはいられないのです。

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