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溶連菌は子供だけの病気じゃない!妊婦さんがかかると危ない理由と対策など

   

溶連菌感染症という言葉を知っていますか?子供がかかりやすい病気のひとつで、かかると咽頭炎や扁桃炎、高熱、発疹などを引きおこすのどの病気です。大人でもストレスや疲れがたまっているとかかることがあるので、抵抗力の弱い妊婦さんは注意が必要です。

さらに、この溶連菌と似ているB群溶連菌感染症という病気があり、特にこの病気に妊婦さんが感染するとさまざまな危険を引きおこすんです! 二つの溶連菌感染症について、症状や対処法などを詳しくお伝えします。

溶連菌ってどんな病気なの?子供の溶連菌との違いは何?

溶連菌は、正式名を溶血性レンサ球菌といいます。実はこの菌自体は通常悪さをしない常在菌で、成人の1割~3割ほどは体内に存在しているといわれています。実はよく名前を聞く子供の病気「溶連菌」は正式にはA群溶血性レンサ球菌といい、常在菌であるB群溶血性レンサ球菌とは別物なんです!

B群溶連菌は上記のとおり、体にいても悪さをしない常在菌です。そのため、B群溶連菌はかかっていても特に症状が出るわけではありません。一方、A群溶連菌に感染した場合はのどの痛みや腫れ、高熱、発疹などの症状が出ます。また、非常にまれではありますが溶連菌が傷口などから血液に感染した場合、劇症化して死に至る恐れもあります。

妊婦さんにかかったらどんな危険がある?

妊婦さんが溶連菌にかかった場合ですが、A群溶連菌であれば発熱などの一般的な症状が出るだけで、本人はつらいですが胎児に影響はありません。ただし、B群溶連菌の場合は以下のような危険があるんです。

  • 前期破水
  • 早産
  • 出産時の赤ちゃんへの感染

このように、主な危険は妊娠後期にあります。そのため、妊娠36~38週ごろの妊婦健診で溶連菌の検査を行い、陽性の結果が出たら治療をする必要があります。

切迫早産の原因や対策は?早産のリスクを回避するために知っておきたいこと | ハグー!
切迫早産になると早産のリスクが高まります!原因や対策を知っておきましょう 切迫早産とは、正期産と呼ばれる時期よりも早い段階で赤ちゃんが生まれそうになる状態のことをいます。赤ちゃんが生まれてしまった場合には「早産」という扱いになるのですが、「切迫早産」と呼ばれる段階であればまだ生まれてはいないということになるのです。 切迫早産になってしまったとしても、すぐに病院で適切な対処してもらったり、日常生活に注意することで早産が防げるケースもあります。 切迫早産になってしまったからといって必ずしも早産になるというわけではないのですが、妊娠中は切迫早産にならないように注意することが大切です。 切迫早産の原因 妊娠中は様々なことに注意している方が多いかと思いますが、いくら注意していても切迫早産が防げないケースもあります。 例えば、双子以上の多胎妊娠をしている場合や羊水が少なかったり多すぎる場合には切迫早産になりやすいので、検診の際にこのようなことを指摘された場合には十分注意して過ごしていかなければなりません。 また、ママの体の問題として妊娠高血圧症候群や心臓病、腎臓病、糖尿病といった症状がある場合にも切迫早産になりやすいです。 切迫早産の対策 まず、できるだけ疲労を溜め込まないようにしましょう。疲労を溜め込んでしまうと子宮収縮が頻繁におこる状態になり、これが切迫早産に繋がってしまうのです。 医師から切迫早産になりやすい状況にあると言われた場合にはできるだけ体を休めて過ごしましょう。働いている方はぎりぎりまで仕事を頑張ってしまうこともありますが、無理をしないことが大切です。家事などで無理をするのも良くないので旦那さんや家族など、いろいろな人にサポートをお願いしておきましょう。 それから、しっかりとした睡眠を取ることも大切です。睡眠不足は疲れに繋がってしまうだけでなく、ストレスも招きます。どちらも妊娠時の体にとって負担をかけてしまうものであるため、十分な睡眠時間を取りましょう。 夜にまとまった睡眠時間が取れないという方は昼寝などを取り入れるのも良いですね。バランスの良い食生活を心がけたり、体を冷やさないというのも大切なポイントです。 また、一度早産を経験していると次回は切迫早産になってしまう可能性が高いので、早産を経験していることは十分に注意して過ごしましょう。 切迫早産のリスク

溶連菌に感染したら治療はどうする?予防法は?

溶連菌の治療は、抗生物質の投与によって行います。出産までは飲み薬を処方されますが、その際胎児に影響のない抗生物質を使用するので安心して飲みましょう。

特にサワシリンやビクシリンなどペニシリン系やクロマイ膣錠等の抗生剤がよく効くといわれています。B群溶連菌の場合、出産時に赤ちゃんへ感染させないためには同じく抗生剤の点滴を行うことになります。

溶連菌の予防法ですが、A群溶連菌の場合は飛沫感染が主な感染経路のため、手洗い・うがいやマスクの着用が有効です。特に上の子がいる妊婦さんは、冬季に流行しやすい感染症なので、子供からの感染に注意してくださいね。B群溶連菌の場合は、もともと体内にいるかどうかが問題になってくるため、予防法はありません。治療や出産時の点滴で対処していくことになります。

最大の危険は出産時にある!

B群溶連菌に感染している妊婦が出産する時、お腹の中にいるいわゆる胎児の状態であれば、赤ちゃんに感染することはありません。しかし、出産時に産道を通って生まれてくる際に、1~2%の低い割合ではありますが、感染してしまうことがあるのです。

もし赤ちゃんに感染してしまった場合、新生児GBS感染症とよばれ、肺炎や敗血症、髄膜炎などの重い病気になってしまう恐れがあります。特に生後間もなくして発症した場合は進行が速く、命にかかわる可能性がとても高いです。そのため、陽性のママは陣痛後から分娩前まで点滴を行うことで溶連菌に感染しづらい環境を作る必要があります。

なお、赤ちゃんへの感染は産道を通ることでおきるため、帝王切開で感染することはありません。ただ、ほとんどの場合は点滴で予防ができるため、陽性だったからといって帝王切開に切り替えられる、ということはあまりありません。

陽性のママから生まれた赤ちゃんは大丈夫?

基本的には、出産時に適切な医療行為を行うことで感染予防ができること、またママの抗体が赤ちゃんに移行していることが多く感染率が低いこともあり、自分が陽性だったからといって悲観することはありません。実は、妊婦さんの20~30%はB群溶連菌に感染しているといわれているのです。

ただし、きちんと妊婦健診に行かなかったために検査を受けず、陽性だとわからなかった場合や、先に破水してしまって卵膜が破れたことにより赤ちゃんに溶連菌が触れる恐れがある場合など、感染リスクが高まることもあります。必ず検査を受け、また破水した際には至急産婦人科に向かいましょう。

また、赤ちゃんに感染してしまった場合、ほとんどは入院中に何らかの症状が出るのですが、まれに発症が遅いこともあり、退院後に症状が出ることもあります。ミルクの飲みが悪い、呼吸が安定しない、など気になることがあればすぐに小児科に診せてください。

溶連菌は、きちんと対処をすれば赤ちゃんにはほとんど心配のない感染症です。ただし、対処が遅れたり危険性を理解していなかった場合には、赤ちゃんの命にかかわることも充分にあり得ます。まずは妊婦健診できちんと検査を受け、陽性であれば主治医と今後の治療や対応についてきちんと話をしておきましょう。

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