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子宮頸がん検診で異常が見つかった!妊娠は継続できるの?

   

妊婦健診には、いろいろな検査項目があり、子宮頸がん検査もその一つです。妊娠の喜びに浸る間もなく、この妊婦健診での子宮頸がん検査で異常が見つかるママも、残念ながらいます。

もし妊娠中に子宮頸がんの細胞診で異常が見つかったら、どうしたらよいのでしょうか。そして子宮頸がんだった場合、妊娠は継続できるのでしょうか。

治療方法も含めて、説明します。きちんと知識を持っておくことで、冷静に対処できるようになるはずなので、覚えておいてくださいね。

子宮頸がん検査の方法と流産の危険性

日本では未婚女性の婦人科受診率が低く、妊娠して初めて性感染症などの検査を受けることが多いので、平成21年度から必須の検査項目になっています。子宮頸がん検査は、妊娠8週から遅くとも10週までに行うのが一般的です。

これは、妊娠12週未満の方が出血しにくいこと、万が一子宮頸がんと診断されても、早く対策をたてることができるからです。妊婦健診で行われる子宮頸がん検査は、細胞診といって、子宮頚部の粘膜の表面をこするだけです。

そのため、流産の危険はありません。採取した粘膜を顕微鏡で観察し、がん細胞や異形成がないかどうかを調べます。異形成とは、がんと確定できないが、正常ともいえない状態のことを指し、がんの前段階と考えられます。

子宮頸がん検査で異常が発見されたらどうなるのか

子宮頸がんの細胞診の検査結果は、日母分類といわれるクラスⅠ~Ⅴで判定します。正常細胞だけで陰性のクラスⅠ、異常な細胞はあっても良性の陰性であるクラスⅡは、問題ありません。

ですが、断定はできないが悪性が疑われる擬陽性のクラスⅢ、軽度の悪性化中等度の異形成が想定されるクラスⅢa、悪性の疑いが強いあるいは高度な異形成が想定されるクラスⅢb、がんと想定される陽性のクラスⅣ・Ⅴは異常と診断されます。

妊婦健診の子宮頸がん検査で異常と診断されるのは、妊婦さん全体の5%程度で、そのうち20%が異形成、その10分の1から半数が子宮頸がんといわれています。そのため、クラスⅢ以上と診断されると、精密検査を受けることになります。

異常が発見されても、妊娠が継続できるケースもある

子宮頸がんの精密検査は、コルポスコープという拡大鏡を使っての観察と、米粒大の組織を採取して顕微鏡での確認で行われます。異常が発見されても、異形成の段階の場合は、そのまま妊娠を継続しながら、経過観察をすることがほとんどです。

定期的に進行具合をチェックしながら、出産後に手術を行うこともあります。もし、子宮頸がんが見つかった場合は、その進行具合によって治療方針を決めることになります。

非常に早期の0期からがんが筋層の深さ3ミリでとどまっているⅠa期までなら、円錐切除術で病変を切り取ることで、子宮を残し妊娠を継続できます。ですが、子宮頸管にとどまらず、子宮全体にまでがんが広がっている場合は、単純子宮全摘術または広汎子宮全摘術を受けることになります。

切迫早産の原因や対策は?早産のリスクを回避するために知っておきたいこと

治療方法は納得できるものを選ぼう

もし子宮頸がんと診断されても、早期発見であれば妊娠の継続は可能です。妊娠14~15週に円錐切除術を受けることができれば、赤ちゃんを出産できる可能性は残ります。

術後の流産や早産を避けるために、子宮口を縛る手術を受けることもありますが、我が子を抱くためなら苦労に思わないはずです。ただし、子宮頸がんがⅠa2期以降になると、リンパへの転移が考えられるので、お医者さまによっては子宮全摘を提案することもあります。

自分が後悔しない選択をするためにも、きちんと治療方法について説明を受け、不安ならセカンドオピニオンに相談するのもよいでしょう。家族とも、よく話し合ってくださいね。

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