ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

妊娠中や授乳中に帯状疱疹にかかったら、赤ちゃんに影響する!?

   

「帯状疱疹」という病名は知っていても、どんな病気かを説明できる人は、それほど多くないのではないでしょうか。帯状疱疹とは、痛みを伴う皮膚病のことをいいます。ウイルス感染により発症するのですが、原因は水疱瘡と同じものです。

ウイルスによる病気である帯状疱疹を、妊娠中や授乳中に発症してしまったら、赤ちゃんにどんな影響があるのでしょうか。今回は、帯状疱疹の治療法も含めて、お話しします。万が一の事態に備えるためにも、知識として覚えておいてくださいね。

帯状疱疹って何?どんな症状が出るの?

帯状疱疹とは?

子どもの頃に水疱瘡にかかったママは免疫を持っていますが、ウイルスがなくなったわけではなく、体内の神経節と呼ばれる神経細胞が集まった部分に潜伏した状態です。それが、何らかの原因でママの免疫力が低下してしまった際に、帯状疱疹となって現れます。

帯状疱疹の原因と症状

ママの免疫力が下がる原因には、過労やケガ、大きなストレス、病気などがあり、妊娠や授乳が引き金になることもあります。皮膚にチクチクした痛みを感じるようになり、その後痛かった場所に水ぶくれができ、帯状に広がっていきます。

こうした症状が多くみられるのが、胸から背中、腹部にかけてです。そして、症状は左右どちらか片方にしか現れず、一度に2カ所以上現れることはほぼないのだそうです。

妊娠中に帯状疱疹になってしまった場合の影響と治療法とは

妊娠中に帯状疱疹になると、水疱瘡にかかるのと同じように重症化することがあります。

妊娠20週未満で場合

そして、妊娠20週未満で帯状疱疹を発症したママの1~2%は、赤ちゃんに低出生体重や身体の一部に奇形がおこることが報告されています。

妊娠21週から37週の場合

妊娠21週から37週の間にかかると、生まれた赤ちゃんの約9%が、水疱瘡ではなく帯状疱疹を発症するそうです。

出産前後の場合

また、出産前後にママが発症した時には、生まれた赤ちゃんの30~50%が水疱瘡になります。

とはいえ、生後6日までに発症した場合は、ママの抗体があるのでそれほどひどくなりません。ですが、出産の5日前から生後2日の間に発症すると、肺炎や脳炎などの合併症をおこすことがあります。

妊娠中の帯状疱疹の治療方法

帯状疱疹の治療には、抗ウイルス剤を使うのが一般的ですが、妊娠中は服用することができません。抗ウイルス薬の塗り薬を塗って、対処するしかありません。痛みがひどい時には、産婦人科のお医者さまに相談しましょう。

授乳中に帯状疱疹になってしまった場合の影響と治療法とは

授乳中のママが帯状疱疹になった場合にまずチェックしてほしいのが、赤ちゃんが水疱瘡の予防接種を受けているかどうかの確認です。

すでに、赤ちゃんが水疱瘡にかかった経験があれば抗体ができているので問題ありませんが、予防接種もまだという時には、薬の服用を始めるまでは、授乳は止めた方が無難です。赤ちゃんが触れる部分に湿疹がみられる場合は、抱っこした時の接触感染にも注意が必要です。

授乳中のママの帯状疱疹の治療方法

授乳中のママの治療方法としては、アラセナA®やビフビン®、ゾビラックス®といった軟膏と、ゾビラックス®やバルトレックス®の内服薬を併用することが多いです。

これらの薬の成分は、授乳中であっても赤ちゃんに影響はないとされています。薬の成分が気になるようなら、母乳ではなく、ミルクを飲ませるようにしましょう。

家族感染にも十分注意しよう!

帯状疱疹は、水疱瘡と同じウイルスが原因です。帯状疱疹が帯状疱疹としてうつってしまうことはありませんが、家族に水疱瘡の経験がない人がいれば、ウイルスに感染して発症する可能性があります。

そのため、帯状疱疹を発症した場合、職場や学校、保育園などによっては、水疱瘡と同じように休むように言われることもあるほどなのです。妊娠中や授乳中のママが帯状疱疹を発症したら、患部を触ったタオルなどを家族と共有しない、早期に治療を始めて完治を目指すのが基本です。

予防の意味でも、早寝早おきやバランスのとれた食事、疲労を溜めないなど、日ごろから免疫力をアップする生活を心がけましょう。

  関連記事

妊娠中の抗生物質を飲む際に、胎児に影響は大丈夫?妊娠初期は特に注意したい抗生物質の危険性とは?

妊娠から出産までの期間において、女性が留意するべき生活週間はとても多いものです。 …

産婦人科では分娩予約が必要って本当?いつまでにすべき?

妊活を始めるなら、考えておいてほしいことがあります。それは、出産先をどこにするか …

赤ちゃんの小頭症のリスクを上げるジカ熱とは?症状や治療などについて

ブラジルで流行しているジカ熱というものが話題になっています。これは、蚊を媒体にし …

妊娠14週は妊婦らしい体型に!ストレスにも注意しよう

ストレスを感じると赤ちゃんにも悪影響が!妊娠14週に注意したいこととは? 多くの …

乳がん治療に使われているフェマーラ(レトロゾール)が不妊治療に効くって本当?

不妊治療の一環として、排卵誘発剤が使われることがあります。「フェマーラ(レトロゾ …

抗がん剤として使われているアナストロゾール(アリミデックス)は不妊治療に効果があるの?

アナストロゾール(アリミデックス)は、不妊治療の際、排卵誘発剤として使用される薬 …

妊娠初期に電磁波を受けるのは悪影響を及ぼす?こたつは控えた方がいいの?

妊娠すると気になってくるのが、「電磁波」の影響です。電磁波というのは目に見えない …

妊娠中の高熱にはどう対処したらいい?病院に行くタイミングは?

妊娠中に高熱が出てしまうといろいろ心配になってしまうもの…。 妊娠中は妊娠してい …

行動範囲が限られてまう妊婦生活!有効的な時間の使い方とは?妊娠中にするべきことは?

妊娠がわかるととても嬉しいもの。ですが、妊婦さんには食べていいものダメなもの、や …

妊娠中にひじきを食べるのがよくないとされる理由は何?

かつての日本では、妊娠中の女性に対し、「ひじきには鉄分やミネラル、食物繊維が豊富 …