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妊娠中にいきなり発症…妊婦さんを襲うアナフィラキシーショックの恐ろしさとは

   

アナフィラキシーショックという言葉を知っていますか?スズメバチに刺されたり、アレルギーなどが原因でおきたり…と、なんとなく知ってはいるものの、「自分には縁がない」と思っている人が多いのではないでしょうか。

実は、アナフィラキシーショックは誰にでもおこりうるもの。そして妊婦さんの場合、母子ともに命にかかわることが多いのです。妊婦とアナフィラキシーショックについて、おこりうる例や予防できる方法はないのかなどをまとめました。

そもそもアナフィラキシーショックとは

アナフィラキシーショックは、アレルゲンを摂取後に短時間のうちに全身に強いアレルギー反応がおこることをいいます。複数の臓器(皮膚、粘膜、呼吸器、消化器、循環器など)に現れるので、呼吸困難や嘔吐、意識障害、血圧の低下などを引きおこし、重篤な場合には命の危険があるほどです。それも、短時間で進んでいくので非常に怖い症状です。

また、アナフィラキシーショックは、アレルゲンの摂取方法によって時間に差があります。一般的に、薬物の場合は5分、蜂の場合は15分、食べ物の場合は30分ほどといわれ、最悪の場合はこの時間で心停止にまでなりえます。

また、一度症状がおさまったのに再びおこる、ということもありますので、もしおさまっても安心せずにすぐに医療機関にかかりましょう。(緊急事態なので、救急車を呼ぶ方が安心です)。

「すごく怖いけど、私にはアレルギーはないし…」と思っている方もいるかもしれませんが、気づいていないだけのアレルゲンがあったり、過剰反応してしまうこともあります。また、スズメバチなどに刺されるのが2回目であると、アナフィラキシーショックをおこすといわれていますので、誰でも注意が必要なのです。

妊娠中におこりうるアナフィラキシーショックの事例

食べ物でおこる場合

小麦、そば、卵、乳製品など、アレルギーを持っている人が多い食品には少し注意が必要です。基本的に、今までアレルギー症状が出なかった人はほとんど問題がありませんが、妊娠中はホルモンの影響や体の抵抗力などが下がっているので、症状が強く出やすい傾向にあります。

もし、「アレルギーと思っていなかったけど、そういえばこの食べ物を食べるとちょっと違和感があるなぁ」と思うものがあれば、なるべく避けたり、量を少しだけにして様子を見るなどしてくださいね。

薬でおこる場合

妊娠中はあまり薬を飲まないようになるので、危険性は下がるのですが、以前芸能人がせきどめでアナフィラキシーショックをおこしたことがあるように、身近な危険でもあります。また、以前から薬でアレルギー反応が出ていたり、アトピー性皮膚炎、気管支ぜんそくなどの既往歴がある場合には、きちんと産婦人科で医師に伝えておきましょう。

帝王切開など手術中におこる場合

帝王切開、もしくは妊娠中に手術を行う必要がおきた時にも、アナフィラキシーショックがおこる可能性があります。この場合、大半は「ラテックスアレルギー」と呼ばれる、天然ゴムが原因によるもので、手術の際に天然ゴムの手袋を使うことが原因です。

しかも、この場合は手術のため粘膜や血管などに直接触れるので、非常に強いショック症状が出やすく、呼吸困難や意識障害、心肺停止などにすぐつながる可能性があります。

もし「ゴム風船で唇が腫れたことがある」「ゴム手袋で手がかゆくなる」「バナナ、クリ、アボカド、キウイを食べて口の中がかゆくなったりしたことがある」などの心当たりがある人は、ラテックスアレルギーかもしれません。医師に必ず事前に伝えてくださいね。

アナフィラキシーショックにならないために、そしておきてしまったら

アナフィラキシーショックは非常に怖いものですが、アレルゲンを摂取したり、触れたりしない限りおこることはありません。そのため、日ごろから自分の反応に気を配り、何かを摂取することで決まって体の一部に軽い変化がおこる、というものがあれば「アレルゲンかもしれない」と摂取を避けるなど、注意して過ごすことが大事です。

また、もしアナフィラキシーショックと思わしき反応が出た場合は、反応が軽い内に救急車を呼びましょう。短時間で悪化してしまう恐れがあるうえ、妊婦さんの場合は急激に血管内脱水がおこり母体に循環不全がおき、胎盤の循環にも急激な変化がおこるかもしれず、お腹の赤ちゃんを危険にさらすことがあるからです。

妊娠中は様々なトラブルがおこりえますが、母子ともに命にかかわるトラブルはできるだけ避けたいですよね。アレルギーはある日いきなり発症することもありますので、自分には関係ない!と思わずに、常日頃から体調の変化に気を配っておきましょう!

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