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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

妊娠超初期のアルコール摂取で胎児に影響はある?妊娠に気づかずお酒を飲んでいた場合は大丈夫?

   

妊娠超初期とは妊娠0~4週を指し、生理予定日前なので妊娠していても自覚症状のない女性がほとんどです。そのためママになったことに気づかずに飲酒してしまうことがよくあります。

一般的に妊娠中の飲酒と喫煙は厳禁とされているため、妊娠超初期にお酒を飲んでしまったというママは、お腹の赤ちゃんへの影響が心配になるかもしれません。またそんなとき、今後どう対処すればいいのか不安になってしまうでしょう。

そこで今回は妊娠超初期に限らず、ママの飲酒が赤ちゃんへあたえる影響についてお話しします。

妊娠超初期症状はいつから兆候が出る?体に現れる21個の症状とこの時期の注意点をまとめました

妊娠超初期に飲酒したら、赤ちゃんに影響が出る?

妊娠超初期に飲酒した場合の赤ちゃんへの影響は、ほとんどないと考えられています

妊娠は受精卵が子宮内膜に着床したことで成立しますが、その時点でママから赤ちゃんへ、酸素や栄養が届くようになるわけではありません。まず最初に胎盤が形成され始めます。

胎盤が完成するのは妊娠初期の終盤にあたる12~15週とされており、妊娠超初期ではまだ形成途上です。その頃の「胎芽」と呼ばれる状態の赤ちゃんは、必要な栄養を受精卵から受け取っているため、ママの飲酒による影響がおよびにくいとされているのです。

ですがそれまで日常的にお酒を大量摂取していた場合は、流産の誘発など赤ちゃんへの悪影響があるという説もあります。そのため生理予定日を過ぎても生理が来ないなど、妊娠の可能性があるときには飲酒を止めることをおすすめします。

飲酒で赤ちゃんに出る症状にはどんなものがあるの?

どうして妊娠中はアルコールを摂取しないほうがいいのかというと、胎盤の完成後はママが飲食したものが直接胎児に影響するからからなのです。

へその緒によってつながっているので、母体を流れる血液は、そのまま胎児にとっての栄養となります。つまり多量にアルコールを含んだ血液が胎盤へめぐってきた場合には、胎児に飲酒させているようなものなのです。

先ほど説明したように、妊娠超初期での飲酒ならさほど心配はいりません。しかし妊娠初期に入ってからのアルコールは、赤ちゃんにさまざまなリスクを及ぼすので注意が必要です。

アルコールの影響による先天性異常

胎盤ができはじめる妊娠初期には、赤ちゃんの脳の発達や細胞分裂も盛んで、全身の様々な器官がつくられていきます。そのため、この時期にママがアルコールを過剰摂取すると先天性異常を持った赤ちゃんが産まれる確率が高くなってしまうのです。

一昔前までは、ママが毎日のように飲酒している場合にのみ、赤ちゃんへの悪影響があると考えられていました。ですが近年の研究では、ときどきの飲酒であっても先天性異常の発症の可能性があることがわかってきています。

一度にワインをグラス6杯以上、ビールならグラス5杯以上飲んでいる場合などは、その発症率が高くなります。大人よりもアルコールが強く作用する子供の飲酒ですら危険なので、さらに小さい成長段階の赤ちゃんでは、健康や成長にどれほどの悪影響があるか想像にかたくありません。

赤ちゃんが大切な器官をつくっているときにアルコールに侵されてしまうとすれば、成長は阻害されるでしょう。さらには胎児性アルコール症候群などが発症するおそれもあるのです。

先天性異常を防ぐには葉酸の摂取が大事!

上記のような先天性異常の予防には、まずは妊娠超初期から「葉酸」を摂ることが大切です。葉酸には「神経管閉鎖障害」という先天性異常のリスクを下げる働きがあるという研究結果が出ています。

赤ちゃんの先天性疾患の一つである、神経管閉鎖障害のこと

しかし妊娠超初期から出産まで継続して推奨される「1日につき400㎍」というのは、なかなか難しい数字です。水溶性ビタミンの一種である葉酸は、調理によって失われやすいため、食事だけでは推奨量を満たしきれないのです。

そこで厚生労働省もすすめている「葉酸サプリ」の併用がおすすめです。葉酸サプリを飲むことで、食事で不足した葉酸ほか、妊娠中に必要な栄養も同時に補給することができます

妊娠超初期は胎児の成長において大切な時期なので、アルコールの摂取に注意しながら、葉酸サプリでも先天性異常リスクの軽減を心掛けてきましょう。


>>妊娠超初期から葉酸サプリを飲んで先天性異常のリスクを減らそう

胎児性アルコール症候群ってなに?

ママが妊娠中にアルコールを摂取すると、赤ちゃんが胎児性アルコール症候群として生まれてきてしまう可能性があります。

母親として絶対に避けたい、胎児性アルコール症候群のこと

胎児性アルコール症候群では、身長や体重など赤ちゃんの成長への影響だけでなく、外見の奇形や学習障害、発達障害、などをともなうことがあります。

学習障害(LD)とは?原因や治療法、子供への接し方も確認

胎児性アルコール症候群の症状は軽いものから重度なものまで様々ですが、以下のような症状に大別されます。

成長の遅れ

お腹の中での成長が遅れることで、低体重・低身長の赤ちゃんが産まれる確率が高くなります。そして、出生後の成長も遅くなる傾向が強いといわれています。

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中枢神経系の異常

これにより発達障害がおこることがあります。主要な分類として、学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害(自閉症、アスペルガー症候群など)などがあります。

子どもが注意欠如・多動性障害(ADHD)かもしれない!その見分け方と治療法とは?

容姿への影響

全体的に平たい、鼻が小さくて低い、小さな耳が下の方につき反りかえっている、唇が薄い、頭が小さい、顎が小さくかみ合わせが悪い、目が小さく黒目しか開かないなど、特有の顔貌になりやすいとされます。

妊娠中の飲酒の許容量には基準がない

妊娠超初期はママ自身が妊娠していることに気づきにくい時期なので、大量に飲酒することもあるでしょう。ですが、それをきっかけに流産してしまう可能性は決して無視できません。

なかには妊娠中も「多少のアルコールは大丈夫である」というお医者さんもいますが、アルコールに対する耐性は個人差が大きいものです。そのため、おちょこ1杯程度なら大丈夫と言われても、それが母体や胎児にどう影響するかについての明確な基準は存在しません

そして胎児性アルコール症候群には治療法がないので、妊娠を考えたり、妊活を始めてからはアルコール摂取を控えた方が安心だといえます。

ノンアルコール飲料なら影響はないの?

とはいえ、毎晩晩酌を欠かさないほどお酒好きのママもいるでしょう。近年ではノンアルコール飲料の種類も豊富になっており、何らかの事情でお酒が飲めないときに重宝されていますよね。妊娠中でも楽しめる飲み物として、食卓にあがることも少なくないようです。

ですが、お腹の赤ちゃんのことを考えると、実はノンアルコール飲料も控えた方がよいのです。

日本ではアルコール度数が1%未満のものをノンアルコール飲料として扱います。手にしたノンアルコール飲料が度数0.00%とは限らず、知らずしらずのうちにアルコールを摂取してしまう危険があるのです。

1%未満の低濃度であっても毎日飲むとアルコールが蓄積されてしまい、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性が高いと言いわれています。そのため、どうしても飲みたいという場合にはアルコール0.00%のものを探しましょう。

料理酒やみりんなどは大丈夫?

禁酒をしているあいだは、料理に使うお酒やみりんなどの危険性も気になってしまうかもしれません。ですがこれらは加熱することでアルコールが飛ぶので、それほど神経質にならなくてよいでしょう。

ただしウイスキーボンボンや、洋酒漬けのフルーツを使ったケーキなどは避けたほうが無難です。

お腹の赤ちゃんの健康を守るためにも禁酒しよう!

本来は妊活をはじめる頃からの禁酒が望ましいとされていますが、妊娠超初期にうっかり飲酒してしまったとしても、過ぎたことは元には戻せません。過去を気にするのではなく、妊娠に気づいた時点で禁酒を始めればよいのです

わずかにたしなむ程度であれば問題ないという説もありますが、医学的に証明されているわけではなく、アルコールの分解の得意・不得意には体質的な個人差もあります。確実な基準がないならば避けておくのが安心ではないでしょうか。

どうしてもお酒を飲みたくなった場合には、先ほど紹介したようなアルコール度数0.00%のノンアルコール飲料を代わりにするとよいでしょう。種類も豊富で、ビールやカクテル、梅酒などの味を再現したものが出ており、それらを用いればお酒を飲む人たちとの場でも馴染めるはずです。

こうした楽しむ工夫を加えながら、かわいい我が子のためにも禁酒を心がけていきましょう。

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