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卵管破裂の恐れもある子宮外妊娠!妊娠の約1%を占める子宮外妊娠の兆候や症状とは?

   

子宮外妊娠は早期発見が大切!兆候を見逃さないで

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妊娠初期に発覚しやすいトラブルの一つが「子宮外妊娠」です。子宮外妊娠の確率は0.5~1.5%程度と言われていますが、放置しておくと卵管破裂などの深刻な症状につながります。

子宮外妊娠の発見が遅れた場合にショック症状をおこす危険もあるので、早期発見が重要です。そんな子宮外妊娠には、通常の妊娠とは異なる症状や、なりやすい人の傾向があります。

そこで今回は子宮外妊娠がおこる原因や、子宮外妊娠の兆候、子宮外妊娠になった場合の症状などをご紹介します。

子宮外妊娠ってどういう状態のこと?通常妊娠との違いとは?

子宮外妊娠とは、通常は受精卵が卵管を通り子宮内膜まで運ばれて着床するはずが、何らかの原因で子宮内膜まで運ばれずに、ほかの部位に着床してしまうことを言います。子宮内膜以外に着床した場合は、妊娠を継続することはできません。

子宮外妊娠が発覚するのは、妊娠初期のエコー検査のことが多いようです。本来であれば子宮内にて胎嚢が見られ、心拍確認へとつながっていくのですが、子宮内には見つからず、違うところで袋が見えることで「子宮外妊娠」と判断されます。

そして、子宮外妊娠の98%は卵管に受精卵が着床するケースです。子宮は受精卵が大きくなるのに合わせて伸びていきますが、卵管は伸びないため妊娠8~9週目で流産したり卵管破裂をおこします。

また、卵巣、子宮頚管(しきゅうけいかん)、腹腔(ふくくう)への着床が原因となることもあります。出血や下腹部の痛みがある場合は、すぐに病院を受診しましょう。

子宮外妊娠でも検査薬は反応する?基礎体温に変化は?

実は、子宮外妊娠であっても妊娠検査薬は陽性反応を示します。

検査薬は、妊娠してhCGホルモンの数値が高くなると反応するのですが、子宮内膜でなくても受精卵が着床したことで体は「妊娠」モードに入るのです。そのため、hCGホルモンも分泌されます。

また、基礎体温も正常な妊娠と同じように高温期のままとなります。そのため、子宮外妊娠をしたと自分で気づくのは難しいのです。

子宮外妊娠の原因は?

子宮外妊娠は卵管に異常があることが原因だと言われています。卵管に異常がおこるのは以下のようなトラブルが考えられます。

腹部の手術を受けたことがある

卵管・卵巣の手術はもちろん、盲腸など腹部の手術を受けた経験がある方は、手術後に内臓が癒着をおこし卵管が狭くなっている可能性があります。卵管が狭くなっていると受精卵が卵管を通ることができず、卵管での着床がおこりやすくなります。

クラミジア感染症にかかったことがある

クラミジアは骨盤内に炎症をおこす性質があり、卵管炎をおこすこともあります。ひどい卵管炎の場合卵管内膜がダメージを受け、受精卵が子宮まで運ばれにくくなることがあります

子宮外妊娠にかかったことがある

以前に子宮外妊娠を経験し、卵管保存手術を受けた人も再発する可能性が経験してない人に比べて10%上がり、経産婦も初産の人より発生率が高くなります。

また、体外受精、子宮内膜症や子宮内避妊具を使用している時の妊娠等々も子宮外妊娠の危険を高めると考えられています

卵管にトラブルがある

卵管に腫瘍があったり、体質的に卵管が細すぎるといったトラブルがある場合も、受精卵が卵管を通り抜けられずに子宮外妊娠を引きおこしやすくなります。

子宮外妊娠は、20~30歳が好発年齢とされていますが、4歳代は10代に比べると発生率が3倍以上になります

また、不妊治療で体外受精や胚移植を行っている場合も、5%の確率で子宮外妊娠が発生します。

子宮外妊娠の兆候や症状を教えて

子宮外妊娠をしていると、以下のような症状が表れます。

  • 血の混じったピンク色のおりものや、少量の出血が続く
  • 下腹部の軽い痛み

下腹部の痛みは受精卵が大きくなるにつれて卵管などを圧迫して徐々に強い痛みへと変わっていき、卵管が破裂するとお腹の中に大量の血がたまって立っていられないほどの激しい痛みを感じたり、出血性のショック症状をおこすこともあります。

子宮外妊娠は8~9週目には卵管破裂をおこす危険性があるため早期の発見と治療が大切なのですが、妊娠4~6週目頃までは正常な妊娠との区別がつきにくく、診断が難しいケースもよくあるようです。

子宮外妊娠のときもつわりはおきる?

検査薬や基礎体温と同じく「体が妊娠モードに入っている」ため、つわりなどの妊娠初期症状は、個人差はあれどおこりえます。特に子宮外妊娠だからつわりがきつい、軽いなどもありません。

そのため、妊娠している可能性がある時や、子宮外妊娠の兆候が見られた時は、できるだけ早く産婦人科を受診して卵管破裂などの大きなトラブルを防ぐことが大切です。

子宮外妊娠の予防策はあるの?

子宮外妊娠にならないための対策は今のところありません。妊娠して、どのように日常生活を過ごしても有効な予防方法はないといいます。どれだけ安静にしていても効果はないので、とにかく早期に発見することが大切です。

妊娠検査薬などを使用して、妊娠がわかったら、自己判断をせずに速やかに産婦人科を受診して胎嚢の確認をするようにしましょう。

6週に入っても胎嚢が確認できない場合は、子宮外妊娠の可能性があるので、産婦人科でしっかり診断してもらいましょう。

子宮外妊娠の治療方法は?子宮外妊娠後でも妊娠は可能なの?

子宮外妊娠となった場合は、早期の発見なら内科療法や待機療法があります。

内科療法

内科療法はメトトレキサートの全身投与か局所投与を行います。しかしすべての症例には適していないので、医師の判断によります。

待機療法

待機療法は、自然に吸収されるか、流産するのを待つ方法です。これは妊娠反応を調べるHCGの数値をよく管理して行います。身体への負担が少ないですが、卵管破裂の危険性があります。

再発を防止するには?

再発を防ぐために行うのは、卵管の切除です。これは根治手術と呼ばれ、卵管の損傷が激しい場合はこの手術を選択します。

卵管を残す場合は保存手術を選びます。こちらは胎嚢を卵管妊娠部位から摘出しますが、絨毛組織が残る可能性があります。どの治療を選択するかは、医師とよく相談しましょう。

子宮外妊娠をした後でも妊娠できる?

子宮外妊娠後に自然妊娠が可能かどうかは、治療方法によります。片方の卵管を摘出した場合の妊娠の確率は80%と高いです。

両方を摘出した場合は自然妊娠は難しいですが、体外受精などで妊娠することは可能で、実際に出産している人はたくさんいます。

早期発見、早期治療を心がけよう

子宮外妊娠は今のところは、防ぐ方法がないのでとにかく早期発見が大事となります。

妊娠の自覚がない人も、生理だと思っていたら、子宮外妊娠であったというケースもあるので、不正出血や下腹部の痛みが継続してある場合は、すぐに病院を受診しましょう。

また以前に子宮外妊娠を経験した人で、妊娠を希望している人は、子宮卵管造影検査を受けて卵管につまりがないか確認をしたり、クラミジア検査を受けて、再発の危険性を減らしましょう。

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