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子どもに我慢を教えるのはどうして大切なの?教える際のポイントは?

   

子どもが将来自立して、社会の中で独り立ちできるようにするためには、幼少期からきちんとしつけをしておくことが大事です。

そして、しつけをする際に、子どもに我慢を教えることを、避けて通ることはできません。ですが、我慢の教え方が間違っているケースも、少なくないようです。

そこで今回は、我慢とは何か、できることでどんなメリットがあるのか、子どもに我慢を教える際のポイントと注意点について、一緒に考えてみたいと思います。

我慢って何?できるとどんなメリットがあるの?

そもそも「我慢」とは、仏教における7つの慢心の一つです。本来の意味は、自分の中に我または我がものがあるという間違った見解を持ち、おごり高ぶって、他者を侮ることを指します

現代の日本では、我慢というと「耐え忍ぶ」「こらえる」「辛抱する」という意味に使われることが多いです。

そう聞くと、不満があっても辛抱するという意味にとらえられがちですが、育児のうえでは「自分をコントロールできるように律する力を身につける」ということです。

子どもが我慢できるようになると、集団生活に適応できるようになるなど、社会性が育まれます。

自分のわがままを通そうとしたり、好き勝手に行動することで周囲に迷惑をかけるようでは、社会の中で自立することはできないので、きちんとしつけておくことが大事なのです。

子どもに我慢を教えるポイントは?

では、子どもに我慢を教えるには、どうしたらよいのでしょうか。

それは、我慢を教える適正な年齢からしつけを始めることです。魔のイヤイヤ期とも呼ばれる2歳児は、言葉は理解できても、自分の目の前のことにしか関心がないので、我慢を教えようとしてもうまくいかないことが多いです。

この時期は、お子さんに自己主張させることを優先し、3歳を過ぎて、幼稚園に入園するなど、集団生活を始めるタイミングで、我慢を教えることをおすすめします

我慢させるということは、子どもに辛抱させる場面が増えるわけですが、そのときに「ダメ!」「我慢しなさい!」と頭ごなしに言うだけでは、まったく効果が出ません。

きちんと、なぜ我慢しなければならないのかを説明し、お子さんを納得させることがポイントです。

子どもに我慢させる際の注意点は?

子どもが小さいうちは、欲しがるものも安価なものが多いですし、ママやパパが何かと面倒をみてくれるので、「何でも買ってもらえる」「何でもしてもらえる」「泣けば何でも許してもらえる」と、子どもは勘違いしがちです。

そして、こうした環境で育った子どもは、成長して集団生活が始まっても、我慢することができず、人間関係にヒビが入ることも少なくありません

一方で、幼少期から何でも我慢させすぎると、「何をいっても聞いてもらえない」「どんなことも否定される」「自分は何を言ってもダメなんだ」と子どもが思い込み、無気力になってしまうケースがみられます。

その反動で、第二次反抗期に家庭内暴力がおこる例も報告されているので、社会性を育むことを目的とした我慢をさせるよう、心がけることが大事です。

小さな我慢から始めて習慣づけよう!

アメリカのスタンフォード大学で、「マシュマロテスト」という興味深い調査が行われました。

4歳児を対象にマシュマロを1個だけ置いた皿を机にのせ、実験者が「そのマシュマロはキミにあげるけれど、私はこれから出かけなければならない。私が戻ってくるまでの15分間、マシュマロを食べるのを我慢したら、もう一つあげる」

そして「私が戻ってくるまでに食べてしまったら、二つ目のマシュマロはないよ」といって席を外したとき、我慢できたのは3分の1程度だったそうです。

ですが、この被験者の10年後を調査すると、我慢ができた子どもはストレス耐性が高く、良好な人間関係を構築していたといいます。

我が子をそのように育てるためには、日々の生活の中で小さな我慢を積み重ね、徐々に大きくしていくのがよいでしょう。我が子の将来のためにも、きちんと我慢ができる子に、育ててあげてくださいね。

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