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意外と知らない「くるみアレルギー」!知って安心、アレルギーの基礎知識

   

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みなさんは「くるみ」と言えば、どのような食べ方を思い浮かべますか?スイーツやパン、時には和え物などのおかずによく入っていますね。くるみが入ることで食感が良く香ばしさもプラスされ、おいしくなります。

さまざまな食べ方のあるくるみですが、くるみが原因となり食物アレルギーを引きおこす可能性があります。食物アレルギーというと、卵や牛乳などが有名ですよね。くるみが、食物アレルギーを引きおこすことを知らない方も多いのが現状。

そこでここでは、くるみによる食物アレルギーはどのようなものなのか、詳しくお話ししていきます。

食物アレルギーってどんなもの?くるみアレルギーの人はどのくらいいるの?

食物アレルギーは、ある特定の食物に対して、体の中の免疫機能が過剰に働くことで体に不利益な症状が現れることです

食物アレルギーの代表的なものは、先にも書いたように卵、牛乳、小麦です。この3つは、三大主要原因食品と呼ばれており、食物アレルギー全体の60%を占めています。

そのほかに、甲殻類、果物類、そば、ピーナッツ、大豆なども原因となります。くるみを含むナッツ類は、全体の2%、くるみ単独だと全体の0.7%との報告があります。

数値だけ見るとあまり多くないように見えますが、病院を受診した人が対象の調査なので、実際にはもっと多くいるといわれています

くるみアレルギーの症状は?

くるみアレルギーを含む食物アレルギーでは、皮膚や呼吸に関する症状が多くみられます。皮膚に関する症状には、じんましんとそれに伴うかゆみ、唇が腫れる、口の中がイガイガすることがあります。

呼吸に関する症状は、くしゃみや咳、ゼーゼーする、呼吸困難感などです。他にも腹痛や吐き気、嘔吐などの消化器に症状がみられることもあります。

「アナフィラキシーショック」という言葉、これまでに聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。アレルギー症状において一番注意が必要なのが、このアナフィラキシーショックです。

アナフィラキシーショックをおこすと、血圧が急激に下がり、意識を失うことがあります。この状態は非常に危険で命に関わるため、早期に対処が必要となります

アレルギー症状は一般的に、原因の食物を食べてから2時間以内に発症します。場合によっては、6時間以上経ってから症状が現れることもあるので、注意が必要です。

くるみアレルギーかもしれない!どうしたら良い?

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くるみを食べた後にアレルギー症状が出てきた!家族がアレルギー体質だから、こどもも心配だ。こんな時には、まず病院で診察してもらいましょう

診察のときには「いつ、どのくらいくるみを食べたのか、どのような症状が出たのか」等の情報が重要になります。

さらに具体的に調べるためには、検査を行います。検査にはいくつか種類がありますので、代表的なものをご紹介します。

IgE抗体を調べる血液検査

血液を採取して、血中にくるみに対する抗体がどのくらいあるかを確認していきます。この時に調べる抗体をIgE抗体といいます。くるみに対するIgE抗体がたくさん確認されると、アレルギーの可能性が高まります。

IgE抗体の数値が高くてもアレルギー反応が出ないこと、反対に低いのにアレルギー反応が出ることがあります。そのためこの検査結果だけでは、アレルギーかどうか確定することができません。他の検査の結果も踏まえて診断していきます。

皮膚プリックテスト

皮膚プリックテストは、IgE抗体検査と原理は同じです。アレルギーの原因となる物質の試薬を皮膚に乗せ、針などで皮膚に小さな傷をつけます。15分後に変化があるかを診るテストです。

赤く腫れあがれば陽性となります。血液検査と違い、採血せずに済むこと、15分という短時間で結果が出ることが利点です。

しかしアレルギーの原因物質を皮膚につけるため、アレルギーが強い人は全身に症状が出てしまう危険性があります

食物除去試験

原因として疑われる食品を2~4週間除去して、症状が軽減するか観察する検査です。母乳を飲んでいる赤ちゃんの場合には、ママも完全にその食品を除去します。

症状の変化などを記録するように指示される場合もあり、家庭での検査協力が必須です。症状が落ち着いたら、可能な限り食物負荷試験も行い診断を確実なものにします。

食物負荷試験

名前の通り、アレルギーが疑われる食品を、少しずつ増量しながら食べていく方法です。時間を決めて食べていき、症状の現れる量や食物を断定していきます。とても原始的なやり方ですが、確実なアレルギーの診断に繋がります

この検査は時間や手間がかかり、さらに急激に症状が出た時の迅速な対応が求められます。そのため、条件を満たした病院のみで行われ、入院して検査します。自宅でもできそうに感じますが、危険ですので絶対にしないでください!

各病院によって検査方法は、異なります。病院での検査方法について疑問などある場合には、医師や看護師に相談しながら安心して検査を受けてくださいね。

くるみアレルギーの治療法は?

くるみアレルギーの治療方法は、くるみを食べないように生活することです。くるみを除去する期間や程度などはその人の症状によって異なります。自分で行うと方法を誤ってしまうこともあります。必ず医師の指示に従い行いましょう

くるみは、食品衛生法によって加工食品に含まれている場合に、表記するよう推奨されています。購入する際には、しっかりと表示を確認するようにしましょう

しかしご家庭で除去できても、外食先などで混ざってしまうことがあります。誤って食べてしまった場合には、「抗ヒスタミン薬」という薬でアレルギー症状を軽減させます

抗ヒスタミン薬は、「ヒスタミン」という体内でアレルギー反応を引きおこす物質の作用を弱める働きがあります。

このお薬は、花粉症などの治療にも使用されているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。症状を抑えてくれる抗ヒスタミン薬ですが、全身に作用するため副作用として眠くなることがあります

眠気により注意力が低下してしまいますので、内服後の活動には注意しましょう。

アナフィラキシーショックがおきた場合には、意識や心拍・呼吸などの状態を確認しながら迅速に病院へ行きます

また、緊急時のためにアドレナリン自己注射薬である「エピペン」という薬を処方される場合があります。この薬は薬剤と針が一体となったペン型になっているので、本人、または周囲の大人が手早く注射できます。

どの症状が出たら注射するかは、個人によって異なります。医師の指示に従い、アナフィラキシーショック時に迅速に対応できるようにしておきましょう

小さな子はどうやって食べ始めればいいの?

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アレルギーも気になるし、子どもにはどうのように食べさせればいいのか気になりますね。子どもに初めて食べさせる時にどの食品にも共通して言えることですが、必ず少量から始め、時間が経ってからも変化が無いか観察しておきましょう

またくるみアレルギーがある人は、ピーナッツやアーモンドなど他のナッツ類のアレルギーも併発することがあります。他のナッツ類を食べる時にも注意しておきましょう

アレルギーだけじゃない!くるみの食べ方に注意!

くるみは固くて小さなかたまりです。小さな子は何でも口に入れてしまうため、丸のみしてしまうことがあります。くるみに限らず、ピーナッツやアーモンドなどのナッツ類は気道に詰まる危険性が高い食べ物です

気道に入ってしまうと、呼吸ができなくなるだけでなく、さらに奥に入って気管支炎や肺炎などの原因となることもあります

くるみなどのナッツ類を食べさせる場合、コミュニケーションがしっかり取れて、良く噛んで食べるようになる3歳位からにしましょう。

でも3歳になれば絶対に安心というわけではありません。小さな子にナッツ類を食べさせる時は、できる限り大人が見守っているところで食べさせましょうね

くるみアレルギーの正しい知識を身につけよう!

普段何気なく食べているくるみ、アレルギーの危険が潜んでいます。軽度のアレルギー症状であれば治療することで治りますが、アナフィラキシーショックは命に関わります

「初めて食べさせるときは、少量ずつ」という基本を守り、確認していきましょう

また、くるみアレルギーと診断された場合には、医師と相談しながら治療方針や食事内容を考え、もしも症状が出た場合に備えて対応を決めておきましょう。

ご家族だけに関わらず、お子さんに関わる周囲の人にもくるみアレルギーを理解してもらえるよう、情報を共有していけると安心ですね

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