ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

赤ちゃんへの読み聞かせがもたらすメリットと、効果を高めるコツについて

   

shutterstock_218273530

育児がスタートしてから4ヵ月…。これまでママは、いたる所で「読み聞かせの素晴らしさ」を聞いてきたはずです。産婦人科の待合室で読んだ育児書で、母子手帳を受け取りに行った市役所で、市民センターや、自分の両親などなど、育児に関与する様々な施設や人物が、口を揃えて「子どもに本を読んであげましょう」とアドバイスしてきます。

ところが育児が始まると、一つの疑問が浮かびます。「まだ言葉を覚えていない赤ちゃんへの読み聞かせは、果たして意味を持っているのかな…?」という思いです。

日本語が通じる年頃の幼児へならまだしも、赤ちゃんが絵本の内容を理解して楽しんでいるとは思えない瞬間もあるでしょう。この事から、実際に赤ちゃんへの読み聞かせを行わないママも少なくはないはずです。

はたして、赤ちゃんへの読み聞かせは不毛なのでしょうか?

0歳4ヵ月への読み聞かせは、不毛!?そんな事ありません!

障害を持って生まれた“クシュラ”という女の子のお話し

《クシュラの奇跡》という、ある女の子が成長していく様子を記した書籍があります。

ニュージーランドに誕生した女の子クシュラは、生まれ持った重度の障害により、医師から身体的・精神的に発育が遅れていると告げられます。現に彼女は、3歳になるまでモノを握る事ができず、視力も大変弱かった様子。彼女の母親は、幼いクシュラに1日14冊もの本を読み聞かせました。

すると、医師達の予想を反し、クシュラが5歳を迎えるころには知能が平均を上回るほどに成長していたのです。注目して欲しいのは、母親がクシュラに読み聞かせをスタートさせた時期。それはまさに、0歳4ヵ月ころからだったと言われています。

この事実は、赤ちゃんへの読み聞かせが“決して不毛な事ではない!”と裏付けていると感じませんか?言葉を知らない赤ちゃんへの読み聞かせでも、日々の積み重ねは確実にその子の人生を豊かにしているのです。

赤ちゃんへ読み聞かせをすると、どんな効果が?

赤ちゃんへの読み聞かせは具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

親子の絆が深まります

脳科学者の泰羅雅登教授が行った、読み聞かせの脳科学的な効果を探る実験では、読み聞かせは子どもの“大脳辺縁系”を、そして母親の“前頭前野”を活発にしているという結果が得られました。

第一のメリットとしてあげたいのは、読み聞かせが母親の脳にもたらした“前頭前野”の活性化についてです。前頭前野が活発になると、母親は我が子の微妙な表情の変化や、細かな成長を見逃さずキャッチできるようになると言われています。したがって、これから我が子におこるであろう悩み事や苦しみにも、敏感に反応できるママへ成長できるという事。

読み聞かせは、母親と赤ちゃんの絆をより深いものに導いてくれる習慣だといえます。

赤ちゃんの感情を豊かにします

上記で紹介した泰羅雅登教授の実験結果では、読み聞かせを行っている際に子どもの“大脳辺縁系”が活性化されるとの事でした。

大脳辺縁系とは、脳の中でも喜怒哀楽を司る部分で、教授自身は「心の脳」とも呼んでいます。つまりこの実験からは、読み聞かせを受けている子どもが感情の高まりや情動の湧き上がりを得る事で、心の脳を鍛えているという事が分かったのです。

読み聞かせは、赤ちゃんにお勉強をさせるためだけではなく、豊かな感情を育むためにも欠かせない教育。自身の感情は、思いやりにも繋がると言われていますので、心の優しい子どもを育むためにも有効です。

赤ちゃんだって、学習します

まだ言葉を覚えていない赤ちゃんだからこそ、日々学習をしているとも言い換える事ができます。赤ちゃんは周りの大人たちの会話から言葉を習得していきます。大人の会話が教材になるなら、絵本も同様に立派な教科書。同じ本を繰り返し読み聞かせてあげる事が、赤ちゃんの将来の語彙力を高めている事は明らかです。

読み聞かせのコツ

赤ちゃんへの有意義な読み聞かせを叶える、2つのコツを紹介します。

コツは、絵本選びから!

世の中には数多くの絵本がありますが、赤ちゃんへの読み聞かせに向いた本と、そうでない本が存在します。まずは、赤ちゃんに適した本選びを成功させるポイントが重要です。

赤ちゃんへ選ぶ本は、丈夫なものをチョイスしてください。赤ちゃんにとって、本はページをめくるためだけのものではありません。高いところから落としてみたり、両手でバンバンと叩いてみたり…。赤ちゃんの扱いにも耐えられる、タフな一冊を選びましょう。

また、細かな絵柄のものは避けましょう。赤ちゃんの視力は、大人と同じように発達していません。そのため、細かい描写まで描き込まれた絵を楽しむ事ができないのです。単純な絵柄のものを選びましょう。

丈夫で、単純な絵柄の絵本”というところまで絞れば、ほとんどの本は赤ちゃん向けのものになってくるはずです。最後に注意したいのは、絵本の内容。まだストーリーのある内容は難しいので、言葉の短い簡単な内容にしてあげてください。

同じ言葉や擬音が繰り返し登場する繰り返し言葉や、発音した時にリズムのあるようなものが、赤ちゃんの安心感を促し好ましいと言われています。

赤ちゃんが楽しめるタイミングや読み方で!

「我が子の情操教育!語彙力アップのために!」と、母親が意気込んでしまうと、読み聞かせの時間は赤ちゃんにとって苦痛なものになってしまうかもしれません。大切なのは、赤ちゃんが楽しんで本に熱中してくれること

例えば赤ちゃんの機嫌が悪いタイミングで、無理やり絵本を読むのはどうでしょう?絵本で機嫌が直ってくれればもうけものですが、無理に読み聞かせる事でますます赤ちゃんが泣いてしまう…という事もおこり得ます。そうなれば、読み聞かせはママから課せられた苦痛な時間と化してしまう恐れがあるのです。

読み聞かせは赤ちゃんのタイミングを見計らって。そして、赤ちゃんのリアクションをみながら楽しんでくれる読み方を模索してみましょう。少しオーバーなくらいに抑揚をつけたり、登場人物によって声色を変えてみると、赤ちゃんでも面白いほど絵本に集中してくれます。

“教育”よりも、“愛情表現”の一環として読み聞かせをスタートしてみましょう!

W580Q100_20150925023015-3

赤ちゃんにとっての読み聞かせには、“教育”以外にも様々な側面がありました。

母親との絆が深まったり、感情を豊かにしたり…。そしてなにより、「幼い頃から読み聞かせをしてもらった」という思い出は、今後成長していく上で「大切に育てられた」という自己肯定感を強める効果も期待できるはずです。

教育しよう!と意気込むのではなく、一緒に楽しく遊ぼう!という愛情表現としての読み聞かせをスタートしてみてはいかがでしょうか。

  関連記事

4ヵ月ごろからはじまる母乳拒否には原因がある!悩みすぎないことも大切

それまでは毎日順調におっぱいを飲んでくれていたのに、0歳4カ月頃から急に母乳拒否 …

生後4ヵ月でも大切!赤ちゃんの生活リズムを整えるポイントとは?

赤ちゃんの生活リズムを整えるには一日のスケジュールをしっかり立てよう 0歳4カ月 …

初めての離乳食!基本の10倍粥の作り方は?冷凍保存しても大丈夫?

実は意外と簡単!離乳食に使う10倍粥の作り方をご紹介します 離乳食の基本的なメニ …

赤ちゃんの水疱瘡はどこから感染するの?予防法や治療法は?

赤ちゃんに水疱瘡ができたらどうしたらいいの? 小さな子がかかりやすい病気の一つが …

2歳までに一度はかかる!?RSウイルスについて知っておこう!

乳児が感染する可能性があるウイルスはいろいろありますが、「RSウイルス」は耳慣れ …

4ヵ月になった赤ちゃんの体重はどれくらい増えるもの?増えない場合はどうすればいい?

0歳4カ月の赤ちゃんの体重はそれまでと比べて増えにくくなる! 体重というのは赤ち …

「キスをしなければ、赤ちゃんに虫歯菌が伝染しない」はウソ!?虫歯菌以外のリスクや、キス以外の予防法を紹介します

今や多くの母親が知っている、「赤ちゃんにキスをすると虫歯菌が伝染る」という常識… …

お食い初めとは赤ちゃん誕生百日目に行うお祝い事!メニューと食べる順番、百日目の数え方などを徹底調査

赤ちゃんが初めて母乳やミルク以外のものを口にする「お食い初め」は平安時代から続く …

生後4ヵ月目の赤ちゃんもかかりやすい、細気管支炎のこととは?

赤ちゃんは生まれた時点ではまだ呼吸器官が完成しておらず、酸素の消費量の高さに反比 …

4ヵ月の赤ちゃんがよくミルクを吐く!原因と対処法を教えて!!

初めての育児をしているママは特に、赤ちゃんがよくミルクや母乳を吐くことに、驚くの …