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発見が難しい赤ちゃんの難病「点頭てんかん」症状と治療法をしっかり解説

   

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難病のひとつに指定されている「点頭てんかん」は別名、「ウエスト症候群」とも呼び、生後3カ月~1年の赤ちゃんに発症します。

「てんかん」は脳の神経の異常が原因で、突然体がけいれんする、手足が突っ張るといった発作がくりかえし起きる症状のことです。その中の一種とされる「点頭てんかん」は、赤ちゃんの正常な動作である「モロー反射」と似ているため、発見が難しいのです。

「モロー反応」とは、赤ちゃんが驚いたとき手足を突っ張ったり、何かにだきつこうとしたりする反応です。

「点頭てんかん」が悪化すると、80%~90%の赤ちゃんに、精神や運動の発達に遅れが出ると報告されています。
 赤ちゃんが「点頭てんかん」にかかってしまった場合は、早期に発見し医師の治療を受けることが大切です。その症状や治療法を確認してみましょう。

気づきにくい「点頭てんかん」その症状とは?

起きた直後や眠いときに突然起きる行動

・頭を一瞬垂れる
・手足を一瞬縮める
・両手をバンザイするようにあげながら、一瞬うなずく

といった発作を5-40秒毎に繰り返します。
この一連の行為を「シリーズと呼び、シリーズが一日に数回~数十回起こる場合もあります。

発作が現れる前後に行われる行動

・赤ちゃんが笑わない
・不機嫌になる
・今までできていた首のお座りができなくなる

といった現象がみられることもあるのが特徴です。
ただ、「点頭てんかん」は発作を繰り返す病気なので、発作が単発なら「点頭てんかん」の可能性は低いです。

 また、つねるや抱くなどの刺激を与えても発作をやめないという特徴もあります。発作の中断がある場合も、「点頭てんかん」の可能性は低いでしょう。

「モロー反応」と見分けがつきづらいため、発見しにくい病気

「モロー反応」は赤ちゃんの自然な動作のひとつで、大きな音や体への刺激に驚いたとき手足を突っ張ったり何かに抱きつこうとしたりする反応です。通常生後4ヵ月ごろに起こらなくなります。

 これは「おっぱいに吸いつく」「手のひらに触れたものを握ろうとする」動作と同じく、どの赤ちゃんも生まれながらにしてもっている「原始反射」なのですが、「点頭てんかん」は病気で治療の必要があります。
「点頭てんかん」が進むと、80%~90%の赤ちゃんの発達が遅れてしまいます。

赤ちゃんが健康に見えても発症する危険が!

およそ80%の赤ちゃんの場合、出産前後に発生した脳障害や感染症が原因です。しかし残りの20%に脳障害はなく、検査をしても異常が見つかりません。

つまり、赤ちゃんが発症まで健康に見えていたとしても、起こりうるのが「点頭てんかん」なのです。赤ちゃんの動きを観察して、「点頭てんかん」の症状に似た異常があればすぐ医師に相談しましょう。

治療法が難しい「点頭てんかん」

抗てんかん薬の治療では副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の治療では約50-80%ほどの確立で患者の発作を抑えることができると考えられています。

ACTH治療とは 

ACTH治療は多くの場合、始まって2週間で発作を消失させます。即効性の高い薬ですが、不機嫌・異様な興奮・睡眠の寸断・むくみ・血圧上昇といった副作用が起こりえます。長く使っていると、白内障や骨粗しょう症のリスクもあります。

副作用を和らげるためには、薬の使用量を最低限に抑えなければなりません。また、ACTH治療では一時的に完治しても再発するケースがみうけられます。

ケトン治療法とは

他に「ケトン食療法」という選択肢もあります。糖・炭水化物を減らし脂肪を増やした食事をとることで、脂肪が分解されてケトン体を体内で作ることが出来るようになり、効果を発揮します。

最低一か月行い、効果が確認されたら二年間続けるのが一般的です。栄養バランスの偏った食生活になりますので、医師と栄養士の指導も必要です。

また、元気がなくなる・嘔吐・下痢・便秘、さらに治療が長くなると低身長、体重増加不良、腎結石といった副作用もあります。稀にですが、心不全を起こすかもしれません。治療の際には医者とよく相談し、納得できる方法を選択しましょう。

赤ちゃんの心身を守るために

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 お話ししたように、「点頭てんかん」は治療が難しい難病です。かかってしまった場合、赤ちゃんの心身をできるだけ健康に保つためには、早期に医者の診療を受けることが大切です。正しい知識を持ち、病気の早期発見や治療に役立ててください。

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