ランドセルの大きさはA4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応どっちがいいの?
ランドセル商戦が始まる夏から秋にかけて、店頭にはさまざまな色やデザインのものがズラリと並びます。
素材や重量と同様に、ランドセル選びの際にチェックしてほしいのが「サイズ」です。近年のランドセルは、「A4クリアファイル対応」と「A4フラットファイル対応」という、2種類のサイズがあるからです。
お子さんが小学校に持参する、あるいは持ち帰るものは、予想以上に多く、サイズにもばらつきがあります。特に低学年のうちは、両手をあけられるようにしてあげたいと考えると、サイズに対する考え方も変わってくるはずです。
そこで今回は、A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の違いと、ランドセルのサイズの選び方について、お話しします。
どちらがどのくらい大きいの?
A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応では、サイズが異なります。
A4クリアファイル対応は、A4の紙を折らずに収納できるサイズです。A4クリアファイルの実寸は、高さが310mm、幅が220mm程度になっています。
一方のA4フラットファイル対応は、A4サイズのプリントに2つ穴をあけて、綴じ込みができるサイズです。A4フラットファイルの実寸は、高さが310mmであることに変わりはありませんが、幅は230mm程度になっています。
そのため、A4フラットファイル対応はA4クリアファイル対応より、横幅が1cmほど大きくなっているのです。
では、A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応のどちらがよいのか、具体的に考えてみましょう。
大きなランドセルのメリット
小学生は、ママやパパが予想している以上に、たくさんの荷物を持ち運びします。
毎日持っていくものの例をあげてみると、教科書とドリルなどの副教材、ノート、筆箱、連絡帳、下敷き、さまざまなサイズのプリントを入れるA4クリアファイル、給食時間に使うナプキンと給食着、三角巾、マスクなどです。
日によっては、体操服や上靴、リコーダー、鍵盤ハーモニカなどを持参することもあります。これらを持ち運ぶことを考えると、ランドセルのサイズ選びは重要なのです。
近年は、「A4クリアファイル対応」よりも、少し大きめの「A4フラットファイル対応」のランドセルが増えているようです。
その理由は、A4クリアファイル対応のランドセルにA4フラットファイルを入れようとすると、折れ曲がってしまうため、どうしてもサブバッグが必要になるためです。
雨や雪など傘を持って通学する日があることを考えると、荷物がすべてランドセルに収まり、両手が使えるようになる方が安全です。
また、片手にサブバッグを持つことで、姿勢が悪くなるのも好ましくありません。
A4クリアファイル対応よりA4フラットファイル対応の方が容量が大きいので、荷物をたくさん入れることができます。もちろん、文部科学省の学習指導要領改訂に伴う教科書の増ページにも対応可能です。
これが、A4フラットファイル対応のランドセルが人気の理由です。
大きなランドセルのデメリット
持ち物の多さやサイズのことを考えると、「大は小を兼ねる」のことわざ通り、A4クリアファイル対応よりA4フラットファイル対応の方が良さそうです。
ですが、A4フラットファイル対応のランドセルにも、デメリットはあります。
まず、容量が多くなる分、ランドセル自体も重くなってしまうことです。小学校低学年のうちやお子さんの身体が小さい、小学校まで距離があり通学時間が長い場合などは、少しでも軽いランドセルの方が良いと考えるママやパパも多いのです。これは、ランドセルが大きいと、背負った時に重心をとりにくくなるからです。
また、お子さんが通う小学校の歴史が長く、校舎が古い場合、A4フラットファイル対応のランドセルがロッカーに入らない可能性があります。
というのも、ママやパパが小学生だった1985~2000年ころまでは、教科書やプリントのサイズがB5だったので、ランドセル自体のサイズが小さかったからです。
小学校側もそうした事情には対応しているので、ランドセルを机の横にかけたり、専用置場を設けるなどの対応を行っているようです。
事前にお子さんが通う予定の小学校にランドセルのサイズについて問い合わせたり、先輩のママ友に確認しておくとよいかもしれません。
どうやってサイズを選べばいいの?
ランドセルの購入にあたっては、容量だけでなく、小学校の事情も関係することをお話ししました。
では、実際に購入するにあたって、何を基準に選んだらよいのでしょうか。具体的な方法について、説明しておきます。
まずは入学先のファイル事情を知ろう!
すでに説明した通り、お子さんのランドセルのサイズについては、事前に入学予定の小学校や、そこに通うお子さんを持つママ友に質問するのが基本です。
というのも、A4フラットファイルをそれほど使わなかったり、自宅に持ち帰らずに学校に保管する小学校も多いからです。そうした使用状況は、地域や小学校の考え方によるので、事前に情報を得ておかなければわかりません。
A4フラットファイルを持ち運びする頻度が少ないのであれば、その日だけサブバッグを使うのも一つの方法です。
また小学校によっては校舎が古く、ロッカーに収まるサイズのランドセルの購入を勧められることもあります。
とはいえ、小学校高学年になると、合唱や器楽演奏のための楽譜をA4フラットファイルに入れる機会が増えますので、入学時だけでなく、6年間を通して使い勝手のよいサイズはどちらなのか、きちんとリサーチしておく方が安心です。
お子さんやママやパパの好みもあると思いますが、長い小学校生活を考えると、地域の状況に合わせてランドセルのサイズを決めるのがおすすめです。
質問する相手によって、意見がバラバラになることもありますが、その場合は小学校に直接問い合わせた方がよいかもしれません。
お子さんに実際に背負ってもらおう!
ランドセルの購入にあたっては、実際に店頭やショールーム、展示会などにお子さんと一緒に出かけ、背負わせてみましょう。
A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応のランドセルの重量は、100gほどしか違わないことが多いです。その違いをお子さんがどう感じるのか、確かめてみることが大切です。
また、A4フラットファイル対応のランドセルは若干大きくなりますので、バランスがとりやすいかどうか、背負わせて歩かせることでチェックするのも大事なポイントです。
肩ベルトや背あてによっても、姿勢が変わりますので、いくつかのデザインを試してみましょう。
小さいA4フラットファイルがある!?
A4フラットファイルの使用頻度が高い小学校にお子さんが通う場合は、A4クリアファイル対応のランドセルを検討リストから外す家庭もありそうです。
ですが、文具メーカーとして有名なコクヨでは、横幅が230mm以下のA4フラットファイルを販売しています。これだと、A4クリアファイル対応のランドセルでも利用することができます。
コクヨ「ガバットファイル A4-Sサイズ」
商品名を「ガバットファイルA4-S」といい、横幅のサイズが220mmになっています。これは、背表紙が伸びるようにつくられており、開閉部分が通常のファイルと違うため、折らずにA4サイズのプリントを綴じ込むことができます。
プラス「すっぽりファイル」
コクヨ以外では、ステーショナリーカンパニーが「すっぽりファイルA4-プラス」という商品を販売しています。2穴ファイルの幅は215mmと、さらに小さめサイズになっています。
土屋鞄「土屋鞄オリジナルサイズ A4フラットファイル」
そして、ランドセルメーカーとして有名な土屋鞄では、オリジナルサイズのA4フラットファイルを販売しています。
土屋鞄のランドセル自体がコンパクト設計になっているので、文房具メーカーに依頼して、内寸に収まるA4フラットファイルをつくったのです。シンプルで使いやすいデザインと、3冊セットでの販売が好評なようです。
土屋鞄のランドセルには、市販されているA4フラットファイルは入らないので、こうした配慮は魅力です。
そう考えると、ランドセルの購入の際にサイズが小さめのA4フラットファイルを持参して、中に入れて確かめてみるのがいいでしょう。その際には、店員さんにひとこと断るのを忘れないでくださいね。
そもそも外寸はあまり変わらない?
シェア率の高いランドセルメーカーに、「セイバン天使のはね」と「フィットちゃん」があります。こうした大手メーカーでは、A4クリアファイル対応とA4フラットファイル対応の両方を製造しています。
セイバン天使のはねを例にあげると、A4クリアファイル対応の外寸は縦が335mm、横が250mm、マチが200mmとなっています。
A4フラットファイル対応の外寸は縦335mm、幅が265mm、マチが200mmとなっています。つまり、外寸にそれほど差はありません。
内寸の違いをみてみると、A4クリアファイル対応は縦が310mm、横が222mm、マチが115mmとなっています。一方のA4フラットファイル対応は、縦が310mm、幅が235mm、マチが115mmと違いがあります。
見た目にそれほど差がないのであれば、容量が大きい方が物がたくさん入って便利なはずです。
快適に通学するためには体感重量を意識しよう!
また、お子さんがランドセルを使用する際に重要なのは、実際の重量よりも体感重量が軽いことです。体感重量とは、実際の重さではなく、背負った時に身体で感じる重さのことをいいます。
同じ重さの荷物を運ぶ際に、肩掛けカバンよりリュックの方が軽く感じた経験があるひとも多いと思いますが、これは荷重を身体の面で分散させるからです。
近年のランドセルは、背負った時の重心移動を考慮しながら、バランスよく背負えるように計算してつくられています。そのため、重量があっても肩や腰への負担が軽減され、軽く感じるのです。
ランドセルは毎日使うものなので、背負った時のフィット感や重量感を確かめ、選んであげましょう。
ランドセルのサイズは学校ごとに事情が変わるもの
現在のランドセルのサイズの主流は、A4フラットファイル対応になりつつあります。ですが、お子さんが入学する小学校によっては、それが好ましくないサイズかもしれません。
入学後に困ることがないように、小学校やママ友に問い合わせるなどして、学校の事情をリサーチしたうえで、ランドセルを購入しましょう。
また、A4クリアファイル対応のランドセルにも入れることができる、A4フラットファイルも販売されています。
高学年になればサブバッグを持つのも苦にならなくなるので、お子さんが通う小学校に合わせ、何よりお子さん自身が使いやすいランドセルを選んであげましょう。
その際、色やデザイン、素材なども、お子さん自身と相談しながら選ぶようにすると、きっと大切に使ってくれるはずです。
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