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食べ物での窒息事故が多い!注意が必要な年齢と未然に防ぐ方法とは?

   

2017年3月、消費者庁は、2010年から2014年の5年間に、14歳以下の子どもが食品が原因の窒息事故で103名死亡していたことを発表しました。その内訳は、0歳児が49件、6歳以下の子どもが87件となっています。

乳幼児の死亡原因の多くが事故によるものですが、食品によっての窒息事故が多く、命を落とさないまでも、病院に担ぎ込まれるケースは少なくありません。そこで今回は、食品による窒息事故にあいやすい年齢や原因、それを未然に防ぐ方法について、お話しします。

食品による窒息事故にあいやすい年齢と原因とは?

消費者庁が発表した「子ども(14歳以下)の食品による窒息死事故の年齢別発生件数及び比率」の内訳を細かくみると、0歳児が49件で全体の47%、1歳が18件で17%、2歳が9件で9%、3歳が6件で6%、4歳が3件で3%、5歳・6歳・7歳は各1件で1%ずつ、8歳が4件で4%、9歳・10歳が各3件で3%ずつ、11歳が1件で1%、13歳が4件で4%となっています。

この結果をみると、6歳以下の子どもが食品による窒息で死亡した事故が、全体の84%にものぼることがわかります。食品が重篤な事故につながりやすい原因には、食べ物の形状のリスクが高いことがあげられます。具体的には、食べ物の直径が1~5cmあること、噛みきりにくいこと、口腔内をすべりやすいこと、一口で吸い込んで食べるような構造になっていることなどです。

乳幼児の喉につまりやすい食品とは?

消費者庁が発表した「食品による子どもの窒息事故に御注意ください」によると、窒息死事故の原因となった食品もさまざまです。マシュマロやゼリー、団子などの菓子類が11件、りんごやぶどうなどの果実類が5件、ホットドッグや菓子パンなどのパン類は4件、焼き肉屋唐揚げなどの肉類が3件、餅や寿司、チーズ、そうめんなどの食品が8件、原因となった食品が不明なものが72件となっています。

6歳以下の乳幼児が喉に詰まらせやすい食品には、ピーナッツなどのナッツ類と豆類、飴玉、一口サイズのこんにゃくゼリー、餅、プチトマト、キャンディチーズ、ぶどうがあげられます。

これは、乳幼児は咀嚼する力が不十分で、かみ砕く前に飲み込んでしまうことで、気管に詰まりやすくなるからです。また、窒息死事故の原因になる食品の多くは、溶けにくいという特徴があります。そのため、乳幼児に食べさせるときには食品を小さく切る、あまり硬くないものを食べさせるなどの配慮が不可欠なのです。

乳幼児を食品による窒息事故から守るための対処法は?

では、我が子が食品で窒息した場合にどんな対処をしたらよいのでしょうか。0~1歳の乳児の窒息事故の大半は、吐いた母乳やミルクを詰まらせるというものです。授乳後はきちんとげっぷをさせること、出なかったときには横向きで寝かせるように徹底しましょう。

赤ちゃん用のお菓子を与えるときには、きちんと噛んでから飲み込んでいるかをチェックし、危なそうなときにはあらかじめ小さくしてから与えましょう

2~3歳の幼児に多いのは、ピーナッツによる窒息事故です。ピーナッツは水分を含むと少しずつ膨らみ、気道を塞ぐ可能性があります。そのため、3歳以下の子どもには食べさせないのが基本です。

また、一口サイズのこんにゃくゼリーやぶどう、プチトマト、飴玉など、つるんとした食感の食品、パンやちくわなど粘着性のある食品でも、窒息事故がおきています。食べさせる前に、危険がない大きさかどうかを確認しましょう。

4歳から小学生になると、食べ物をたくさん口に詰め込み過ぎて飲み込めないことが原因で、窒息死事故がおこる頻度があがります。食べ物が口の中からなくなってから次を入れること、食べたものを水や牛乳、お味噌汁などで流し込まないこと、きちんと座って食べること、食べる速さを競争しないことを、きちんと理解させ、徹底させましょう。

食品の注意書きは必ず確認しよう!

こんにゃくゼリーによる窒息死事故が多発したことから、現在は子どもや高齢者に不向きとされる食品には、警告マークや注意書きが書かれています。そのため、食品の購入時にそれを確認し、食べさせるときには細かくするという配慮をすることで、事故リスクを軽減することができます。

また、子どもの喉に食品が詰まったときには、まずをさせます。咳でも詰まった食べ物を取り除けないときには、左腕に子どもをうつ伏せで抱えて頭を下向きにさせ、詰まらせた食べ物を吐き出すまで背中を強く叩きましょう

子どもが大きい場合には、両腕を背後から子どもの身体にまわし、こぶしをおへその上あたりにあてて、上の方にすばやく押し付けてください。危険と判断したら、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。

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