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対人関係にも影響する?子どもの前頭前野の鍛え方とは?

   

近年、脳科学に基づいた教育法が高い注目を集めています。実は脳の成長は、赤ちゃんがお腹にいるときから始まっています。そして、脳の中でも「前頭葉」を鍛えることが重要だと、さまざまな研究によりわかっていきています。

そこで今回は、前頭葉とは何か、どんな働きをするのか、そこが未熟だとどんな弊害があるのかについて、お話しします。

子どもの脳が著しく成長するのは、限られた時期だけです。子どもの前頭前野の鍛え方も紹介しておきますので、ぜひ家庭で実践してみてください。

前頭葉って何?どんな働きをするの?

前頭葉とは、大脳の前に位置する器官のことをいいます。そこに含まれている前頭前野は、脳の活動性の調節を行うという、大切な役割を担っています

前頭葉の働きは、5つに分類できます。1つめは、自分の環境や状況を認識することです。2つめは、自分が行動する際の選択肢を発見することです。

3つめは、自分で計画をたてて決定することです。4つめは、たてた計画を実行することです。5つめは、実行した結果を自分で評価することです。

こう聞くと難しく感じますが、子どもの行動でいうと、「聞く」「話す」「計算する」「コミュニケーションをはかる」「記憶する」という働きを行っています。

つまり、大脳に集まった情報をまとめて判断するという、思考や運動を司る部分なのです。

前頭葉が未熟だと対人関係に影響する?

実は、前頭前野が十分に育ってない子どもは、キレやすくなるといわれています。前頭前野が働くためには、脳の情報処理と伝達機能をもつ「ニューロン」という神経細胞の働きが不可欠です。

そして、ニューロンは生まれても、半数がすぐに死んでしまいます。また、残ったニューロンも8歳になるころにはその大半が、その後も毎日10~20万個が死んでいきます。そのため、ニューロンの数が減ることで、前頭前野の機能が衰えるのです。

子どものうちに前頭前野をしっかり働かせて、ニューロンが新たに生まれて増える環境をつくっておかないと、思考や行動を自らコントロールできなくなってしまうのです。

その結果、思い通りに行かない出来事がおこると、感情的に爆発するようになります。

子どもの前頭前野の鍛え方とは?

子どもの前頭前野の成長は、6歳までが勝負といわれています。そこで、赤ちゃんがお腹にいるときから、前頭前野を鍛える方法を実践することをおすすめします。

それは、ママやパパが頻繁に、お腹の赤ちゃんに話しかけてあげることです。その際、お腹をやさしく撫でると、より効果があがるようです

そして、赤ちゃんが生まれた後は、「古い脳」「新しい脳」の2つを鍛えることを意識します。

古い脳は、呼吸や睡眠、食欲、情動など、人間が生きていくために不可欠な基本機能を司っています。日々の生活の中で、五感から受ける刺激により成長します。

一方の新しい脳は、大脳新皮質のことです。言語や手指を使った細かな動きなど、人間特有の機能を司っており、これは親の言動や行動を見て伸ばしていくものです。そこに論理的思考や心を司る前頭前野の成長を加えることで、社会性が高まります。

古い脳を鍛えるためには、規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとることが基本です。新しい脳は、大人との会話や遊びを通して、その言動や行動を真似ることで発達していきます

そして前頭前野は、物事の経緯を論理的に説明する週間をつけることで鍛えられます。「まだ4時だから、これからお家に帰っても、好きなテレビ番組に間に合うよ」など、子どもにもわかるように言うのがポイントです。

また、積み木やブロックなど脳を使うおもちゃを与える、絵本の読み聞かせを行う、片付けをさせることも、前頭前野を鍛えることにつながります。

6歳までが勝負!しっかり働きかけよう!

前頭前野は、使われることで鍛えられていきます。子どもにその環境を与えられるかどうかは、親の育て方次第です

親が子どもの言葉を引き出す働きかけをする、一つひとつの出来事に五感が集中するように、音楽をかけっぱなしにしたり、テレビをつけっぱなしにしないなど、小さなことの積み重ねがとても大切です。

一緒に絵本を読んだり、パズルをしたり、絵を描かせることでも、子どもの考える力は育まれていきます。日頃から意識して、接してあげましょう。

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