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ネット養子縁組についてどう思う?そのメリットとデメリットは?

   

ここ最近、乳幼児の特別養子縁組のあっせんを手掛ける大阪のNPO法人が始めた、実の親と育ての親のマッチングシステムが物議を醸しだしています。

その理由は養子縁組をする際の手段として、インターネットを介しマッチングしているからです。

そこで今回は、養子縁組とは何か、その方法、ネット養子縁組のシステム、ネット養子縁組のメリットとデメリットについて、一緒に考えてみたいと思います。

日本でも養子縁組が増えつつあるいま、身近な問題として理解を深めておきましょう。

養子縁組って何?どんな方法があるの?

まず日本の養子縁組の方法について、説明しておきましょう。日本の養子縁組は、「普通養子縁組」と「特別養子縁組」に大別されます。

普通養子縁組

普通養子縁組とは養父母の戸籍に養子として入りますが、実の親との親子関係は続いており、その権利は有効なまま残されます。

特別養子縁組

一方の特別養子縁組は、養父母の戸籍に養子として入った時点で、実の親との親子関係も権利もなくなります

そして特別養子縁組をするにあたっては、養父母と養子が6カ月間一緒に生活をして、親子関係を築けるかどうかを見極める期間が設けられています。

また特別養子縁組をすると、戸籍には養父母の「長男」[長女」と記載されますし、子どもの年齢は6歳未満、6歳未満から養父母に育てられた場合は8歳未満でなければ、特別養子縁組が成立することはありません。

このほかにも、いつくかの条件を満たす必要があります。

ネット養子縁組って何?どんなシステムなの?

ではネット養子縁組とは何かについて、説明しましょう。

これはネット養子縁組を行っているNPO法人の会員となり、サイト内に養父母希望者が年収や職業を掲載します。

そうした情報を見た実の親が、子どもを託す相手を選ぶというマッチングシステムです。

養父母希望者は月額3,000円を払うことで、誰でも会員登録ができます。また登録にあたって、そのNPO法人が面談などの審査を行うこともありません。

サイト内でも実名を伏せ、年齢と職業、居住地、年収、資産、育児支援者の有無を入力するだけです。

一方の実の親は、妊娠中から無料で会員登録ができます。NPO法人が出産予定日や赤ちゃんの性別を確認したうえで、サイト内の情報を閲覧した実の親が、養父母を選ぶというシステムになっています。

そして特別養子縁組が成立すると、養父母は約100~200万円の出産費用を負担するルールになっています。そこにはNPO法人のスタッフの交通費や諸経費である50万円も含まれています。

ネット養子縁組のメリットとデメリットは?

メリット

ネット養子縁組のシステムを使うことで仲介手続きを簡略化できるので、養子縁組の成立件数を増やせる可能性はあります。

実際、このネット養子縁組のシステム運用を始めた途端、問い合わせや申し込みが殺到しました。今では養父母希望者がすでに約100人、実の親も20人が登録し、すでに6組のあっせんが終わっているといいます。

スピーディーに特別養子縁組が成立することは、大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

一方でネット養子縁組は養父母の面談や赤ちゃんとの相性を確認する期間もなく、育児能力に対する判断が正確にできているとはいえないというデメリットもあります。

たった1回の面談で高額な費用を受け取って子どもを託すことは、人身売買なのではないかという声があがっているのも事実です。

ネット養子縁組の問題点も理解しておこう!

ネット養子縁組が行っている子どものあっせん方法や請求額は、法的には問題ないとされています。

ですが特別養子縁組は自分で意思決定できない乳幼児の命・将来に関わるやりとりであることを考えると、収入や職業などの条件面を優先してマッチングを行うことは社会福祉の視点からみると疑問が残ります

また不適切な事業者が入り込む可能性も十分にあります。こうした事態に対し、国や地方自治体がどのように対処していくのか、注目していく必要がありそうです。

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