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身体が麻痺しているときはギランバレー症候群が疑われる!?その原因や症状、治療方法は?

   

「ギランバレー症候群」という病名を、みなさんも一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。ギランバレー症候群は1年間で、10万人に1~2人の割合で発症しているといいます。

つまり日本では、年間2,000人以上が発症しているということです。ギランバレー症候群は難病指定されている特定疾患ではありますが、中でも発症者が多い病気です。

そこで今回は、ギランバレー症候群とはどんな病気か、原因や症状、治療方法などについて、お話しします。

ギランバレー症候群って何?どんな症状が出るの?

ギランバレー症候群とは、左右対称性の四肢の筋力が低下したり、腱反射が消失することで手足に麻痺がおこる病気です

ギランバレー症候群は原因不明の疾患で、発症から半年以内に自然回復することが多いです。ですが、中には後遺症が残ったり、死亡する例もあります

ギランバレー症候群には前兆があり、手足の麻痺という神経症状がみられる1~3週間前に、喉の痛みや微熱といった風邪に似た症状、咽頭の腫れ、扁桃炎、急性胃腸炎、下痢、急性結膜炎といった前駆症状があらわれます。

そして、ギランバレー症候群の初期症状では、手足の運動神経に障害がおこります。特に、足の筋肉に力が入らなくなることが多いようです。

その後の進行が早く、ギランバレー症候群を発症後、4週間ほどで症状がピークを迎えます。麻痺は下肢から体幹部、上肢にいたるまで、左右対処の筋肉の麻痺症状がみられるようになります。

このほかにも、腰痛や顔面神経麻痺、外眼筋麻痺、球麻痺、感覚麻痺、自律神経障害、排尿障害、呼吸困難がみられることもあります。

ギランバレー症候群の原因は?マイコプラズマとの関連は?

ギランバレー症候群の原因は、現代の医学では解明されていません。細菌やウイルスに感染することがきっかけとなり、自己免疫機序を介して発症するというのが、現在の医学会の見解です。

ですが近年、オランダの研究班が、「Annals of Neurology」という専門誌に、興味深い研究報告を掲載しています。それは、ギランバレー症候群が肺炎や気管支炎をおこす「マイコプラズマ菌」と関連している可能性を示唆した内容となっています。

血液中の抗体の量に着目した研究が続けられていますが、まだ研究サンプルの数が少なく、継続した調査・研究が必要でしょう。

とはいえ、原因の一つが特定されることで、治療薬を開発できる可能性は広がったといえます。今後の報告に、期待したいですね。

ギランバレー症候群の治療方法は?

現在、ギランバレー症候群には、いくつかの治療方法が用いられています。

一つ目が、「免疫グロブリン大量静注療法」です。これは、免疫反応の主要成分である免疫グロブリンを、連続で5日間点滴するという方法です。

二つ目は、「免疫吸着療法」です。血液中にある自己抗体を、フィルターを使って取り除く方法です。

三つめは、「血漿交換療法」です。体外循環の回路を使い、人工透析のように血液を分離して、自己抗体を含んだ血漿成分を取り除き、ウイルスが混入していない血液に入れ替え、身体に循環させる方法です。

四つ目は、「ステロイド薬の投薬」です。副腎皮質ステロイドを投入することで、痛みや炎症を抑制する方法です。

こうした方法を選び、あるいは組み合わせて、治療を行っていきます

ギランバレー症候群は後遺症が残ることもある

ギランバレー症候群は、運動機能に後遺症が残ることがあります。そのため、リハビリテーションを行って、機能回復を行うのがおすすめです。

その際には、筋力回復を目指す理学療法や、嚥下や発語など、一人ひとりの症状に合わせた、リハビリプログラムを実践します。場合によっては、心理的なフォローをすることもあります。

ギランバレー症候群は一度発症すると、再発することはほぼありませんので、後遺症が残らない努力をしておきたいところです。お医者さまとも相談しながら、治療方法を検討しましょう。

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