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子どもや妊娠中のママは注意が必要!マダニに咬まれる影響と予防法について

   

ダニと聞くと、室内のカーペットや畳に生息している小さなものを想像するひとが多いと思います。ですが、形状は似ていても、生息地や生態が違うものもいます。それが、「マダニ」です。

マダニは殺人ダニと呼ばれることもある、人間にとって脅威の生き物です。

特に子どもが妊娠中のママは、注意は必要です。そこで今回は、マダニとはどんな虫なのか、咬まれるとどうなるのか、咬まれたときの対処法、咬まれないための予防法について、お話しします。

マダニってどんな虫?咬まれるとどうなるの?

マダニは、クモ網ダニ目マダニ亜目マダニ科に分類される、節足動物の総称です。体は顎体部と胴体部に分かれ、胴体部に4対8本の足がついています。

マダニはそのほかのダニより体が大きく、2~3mmの大きさがあるので、肉眼で見ることができます。それが吸血後には100倍の大きさまで膨らむので、全長が1cmを超えることも珍しくありません。

人間がマダニに咬まれると、マダニが持っている細菌やウイルスに感染し、さまざまな症状を発症します。

中でも重篤なのが、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」という感染症です。マダニに咬まれて6日から2週間の潜伏期間を経て、発症します。

みられる症状としては、原因不明の発熱のほか、下痢や嘔吐、腹痛、食欲低下といった消化器症状です。まれに頭痛や筋肉痛、意識障害や昏睡といった神経症状がみられることがあり、重症化すると死亡することもあります。

もし、妊娠中にマダニに咬まれてしまったら、すぐに病院に行くことをおすすめします。それは、マダニの中に「重症熱誠血小板減少症候群(SFTS)」のウイルスを保持しているものがいるからです。

重症熱誠血小板減少症候群(SFTS)に感染すると、妊婦さん本人が重症化して死亡する可能性があります。

ですが、マダニに咬まれたことで、お腹の赤ちゃんの発育に影響が出ることはないようです。ただし、対症療法として血液製剤を使用することがあり、それによる副作用が出るリスクはゼロではありません

マダニに咬まれたらどうしたらいいの?

マダニは、身体のやわらかい部分を探してから、咬むという習慣があります。そのため、子どもの洋服を脱がせたときに、初めてマダニに咬まれていることに気づくケースもあるのです。

もし、子どもや自分がマダニに咬まれていることがわかったら、それを自分で潰したり、引っ張ってはいけません。すぐに皮膚科に行き、お医者さまに慎重に除去してもらってください。

それは、自分で除去しようとした際に、マダニの口器がちぎれてしまい、皮膚の中に残ったまま化膿してしまうと、細菌やウイルスが全身に拡散する可能性があるからです。

病院の診療時間外に見つけたときには、救急センターに電話をして、指示を仰ぐと安心でしょう。皮膚科ではなく、外科でもマダニの除去を行ってくれるはずです。

マダニに咬まれない予防策とは?

マダニに咬まれないためには、その生息地域に近づかないのが一番です。

マダニの生息地域には、山の中や畑、農道、20cm以上の草が生えている野原と草むら、道路わきなど雑草が生い茂る場所、枯葉や落ち葉が溜まっているところ、雑木林、野良猫がよくいる茂美、野生動物の通り道などです。

そして、マダニは5月の中旬から夏場に最も繁殖し、春先から秋にかけて出没します。気温が15℃以上になると、マダニの活動が活発化しますので、十分に注意しましょう。

また、マダニの生息地域に行かなければならないときには、必ず長袖・長ズボンを着用し、ズボンやシャツの裾を入れ込んで、マダニが侵入しないように予防することが大事です。さらに虫よけを使うように、心がけてください。

マダニに咬まれないように十分注意しよう!

近年、マダニに咬まれないように注意喚起が行われているのは、国内のマダニの中に、日本紅斑熱の感染源になるリケッチア菌を保有しているものが見つかったからです。

ですが、リケッチア菌を保有しているマダニの生息地域は限定されていますし、マダニの生息場所に近づかなければ、咬まれることもありません。

子どもや妊婦さんの場合は、極端に草木が生い茂る場所には近づかない、地面に直接触らないことを徹底してください。

そして、外出先から戻ったら、身体にマダニがついていないかを、チェックする習慣をつけましょう。もし、マダニを見つけても冷静に対処してくださいね。

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