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妊娠中に性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)に感染したら、赤ちゃんに影響するの?

   

ヘルペスウイルスは全部で8種類あり、あらわれる症状もさまざまです。

妊娠中にヘルペス(単純疱疹)にかかる女性は多いですが、中にはお腹の赤ちゃんへの影響が心配なものもあります。その一つが性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)です。

そこで今回は、性器ヘルペスとはどんな病気か、原因と症状、妊娠時に再発しやすい理由、発症した場合の赤ちゃんへの影響について、お話しします。

知識を持つことで、万が一のときは早めに対処できるようになるはずです。

性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)って何?原因と症状は?

性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)は、GHと呼ばれることもある感染症のことをいいます。

性的な接触で感染し、性器やおしりなどに水ぶくれや発疹ができる病気です。性行為でウイルスに感染すると2~10日の潜伏期間を経て発症し、女性の方が重症化しがちです。

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)に感染したことが原因で発症します。

性行為の際に、皮膚や粘膜にできている目に見えないほど小さな傷から感染することがあり、オーラルセックスをしたことでもうつります。

女性が性器ヘルペスに初めて感染したときには、外陰部や膣の入口、おしりなどの幹部表面に、ヒリヒリ感やかゆみを感じます。

その後、潜伏期間を経て、かゆみを伴う発疹や水ぶくれができます。それが破れると皮膚がただれ、強い痛みを感じるようになります。

中には、排尿時に激痛を感じたり、太もものリンパ節に痛みや腫れがおこることもあります。

すでに性器ヘルペスに感染している場合は、再発する前に患部に痛みを感じたり、ムズムズするなどの違和感を覚えることが多いようです。

性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)は妊娠時に再発しやすいって本当?

性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)は妊娠中に感染、あるいは再発しやすいといわれています。

その理由は、妊娠中は免疫力が低下しているからです。そもそも子宮内で育っている赤ちゃんを異物とみなさないために、妊娠すると免疫機能が低下しがちです。

それに加えて、つわりや身体の変化によるストレスや寝不足、栄養不足などが重なると、さらに免疫力が下がってしまうのです。

性器ヘルペスは一度感染すると、完治することができない病気です

症状が治まっても体内の神経細胞が集まっている神経節にウイルスが潜り込み、免疫力が低下したときに再度活性化して再発してしまうことが多いのです。

そのために妊娠中に性器ヘルペスを発症するママが少なくありません。

妊娠中に性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)に発症したら赤ちゃんに影響する?

では妊娠中に性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)に感染・発症すると、お腹の赤ちゃんに悪影響が及ぶのでしょうか。

妊娠初期や中期に性器ヘルペスに感染・発症した場合は、それほど心配はありません。

ですが症状を抑えるための治療は必要です。そのためにも抗ウイルス剤を用いた治療を行うことになります。

妊娠後期に入っても、出産前に治療ができれば問題ありませんが、ママが出産するときに性器ヘルペスを発症していると、お腹の赤ちゃんが産道感染するリスクが高まります。

もし産道感染すると「新生児ヘルペス」にかかるリスクがあるのです。

新生児ヘルペスとは

新生児ヘルペスとは、肝臓や肺、副腎、中枢神経系を含む全身、あるいは皮膚や口腔粘膜、目、中枢神経などの部分に、ヘルペスの症状が出る感染症です。

発熱や哺乳力の低下を招くので、軽視できません。もし赤ちゃんが新生児ヘルペスに感染して治療を行わないと、80~90%の確率で死亡してしまいます

そうならないためにも、出産直後に抗ウイルス剤を投与する必要があります。また多くの場合、後遺症が残るといわれています

必ず病院で薬を処方してもらおう!

性器ヘルペス(単純ヘルペス2型)は出産までに症状が治まらないと、赤ちゃんに重篤な悪影響が出る可能性が高いです。ですので塗り薬だけでなく、内服薬を使って治療することもあります。

妊娠中期を過ぎていればお腹の赤ちゃんの発育などには影響しませんので、性器ヘルペスの症状があらわれたらすぐにかかりつけの産婦人科で治療を始めましょう。

また出産間近に性器ヘルペスの症状がみられる場合、産道感染を避けるため自然分娩ではなく、帝王切開を勧められることがあります

赤ちゃんの安全を考えて、出産方法を選択しましょう。

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