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妊娠中期にレアステーキを食べると問題があるって本当?その理由は?

   

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妊娠中に生肉を食べない方がよいという話は、よく見聞きしますよね。では、妊娠中の女性がレアステーキを食べるのはどうだと思いますか?生肉ではないのでOKだと、勘違いしているママもいるのではないでしょうか

実は妊娠中は赤みの残ったレアステーキも食べない方がよいのです。そこで今回は、どうして妊娠中はレアステーキを食べない方がよいのか、その主たる理由であるトキソプラズマの感染リスクも含めて、お話ししたいと思います。

妊娠中にレアステーキを食べるのがNGな理由

妊娠中に生肉を食べてはいけない理由は、リステリア菌病原性大腸菌トキソプラズマという寄生虫に感染するリスクが高いからです。

レアステーキであれば、表面は加熱されているので大丈夫だと考えるママも多いようですが、中心部まできちんと焼かれていないレアステーキは、生肉ほどではないにせよ、同じように感染リスクがあることに変わりはありません。

リステリア菌の潜伏期間は1日~3週間、病原性大腸菌の中でもO-157は3~9日、ブドウ球菌など毒素型だと2~4時間で症状が出始めます。ですがトキソプラズマは、感染してから抗体ができるまでに2~3週間かかるので、検査しても反応しない時期があります。妊娠中は免疫力が下がっているので、用心しましょう

特に心配なトキソプラズマの症状と赤ちゃんへの影響

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中でも注意したいのが、トキソプラズマですトキソプラズマは一度感染してしまうと、体内に一生寄生します。生肉を食べる機会が多い地域には、トキソプラズマが陽性の人が多く、レアステーキを食べることでも感染リスクはあります。

トキソプラズマは、受精が成立した時から赤ちゃんへの感染リスクがあり、ママから赤ちゃんに感染する確率は、約30%といわれています。妊娠初期にママを通してお腹の赤ちゃんがトキソプラズマに感染すると、脳に髄液がたまる水頭症や、目に炎症がおきる網膜炎になることがあります。

また、重症化するとお腹の赤ちゃんが亡くなったり、流産することもあります。妊娠中期以降での感染では、網膜炎に加えて、低体重や脳炎、黄疸、内臓の腫れ、リンパの腫れが赤ちゃんに現れることがあります。

妊娠後期での感染だと、水頭症に加えて、脳内石灰化や視力障碍、運動機能障害がおこることがあります。

もしトキソプラズマに感染したら治療法は?

生肉やレアステーキを食べてトキソプラズマに感染しても、その症状は軽い風邪とよく似ているので、気が付きにくいものです。風邪のような症状に加えて、喉の痛みやリンパの腫れ、関節痛、筋肉痛が出ることもあります。身体がだるくなったり、発熱することもあるのですが、妊娠中にはよくある症状なので、気が付きにくいようです。

妊婦健診では毎回血液検査を行いますが、この時にトキソプラズマ抗体ができていることを告げられることもあります。ですが、トキソプラズマの症状が出ていなければ、特に治療の必要はありません。

そして、妊娠後にトキソプラズマに感染した場合は、アセチルスピラマイシンという薬を服用します。この薬を服用することで、トキソプラズマが胎盤に感染することを防ぎます。ただし、羊水検査でトキソプラズマ感染が確定した場合は、効果がないといわれています。

赤みが残るお肉は食べないように心がけよう

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妊婦さんがトキソプラズマに感染する確率は、妊娠初期では数%から25%です。ですが出産が近づく妊娠後期になると、感染確率が60~70%にあがってしまいます。だからこそ、生肉やレアステーキは食べない方が無難なのです。

知人の披露宴に招待されると、メニューにレアステーキが出てくることもあります。ホテルの衛生管理は徹底しているものですが、それでもお肉に赤みが残っていれば、感染リスクはゼロではありません。披露宴の前に妊娠していることを伝えておくと、メニューに配慮してもらえるはずなので、相談してみましょう。

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