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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすこともある、臍帯結節のこと

   

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妊婦健診でエコー検査が行われるようになってから、ママの身体やお腹の赤ちゃんの様子が、出産前からわかるようになり、様々な処置をとれるようになってきました。

ですが、エコー検査で見つけることが難しい、見つけても治療が行えない状態もあります。「臍帯結節」も、そうした状態の一つです。

臍帯結節になると、最悪のケースでは死産の可能性があります。そこで今回は、臍帯結節とは何か、どんな原因でおこるのか、治療方法の有無について、お話しします。

臍帯結節って何?どんな状態をいうの?

お腹の赤ちゃんは、ママの胎盤から伸びる臍帯を通して、成長に必要な酸素や栄養素を取り入れ、老廃物を渡しています。

妊娠後期に入り、ママの子宮口に頭がはまるようになるまでは、お腹の赤ちゃんは子宮の中で自由に動いています。そのため、赤ちゃんの動き方によっては、自分の身体に臍帯が巻き付いてしまうことがあるのです。

そして、その過程で臍帯が絡まり、結び目ができてしまうことがあります。それを、「臍帯結節」といいます。この臍帯結節は、「真結節」と「偽結節」に大別されます。

真結節とは、臍帯に結び目ができてしまった状態を指します。一方の偽結節はへその緒が絡まっているのではなく、臍帯の中にある臍動脈や臍静脈を守るためにある、ワルトン膠質がこぶのようになっていたり、その中で血管が伸びて固まっている状態のことをいいます。そのため、偽結節は特に問題がないとされています。

臍帯結節の原因は?治療方法はあるの?

臍帯結節の原因は、前述したように、お腹の中で赤ちゃんが動いたことにより、臍帯に結び目ができることです。とはいえ、結び目が緩い場合には、それほど問題はありません。

ですが、できた結び目が何かの拍子でギュッと締まってしまうと、臍帯の血流が滞り、胎児発育不全胎児機能不全がおこることがあります。妊婦健診のエコー検査で臍帯結節を発見したり、新結節か偽結節かを見極めるのは、とても困難なことです。

そして、妊婦健診で臍帯結節が見つかっても、それを治療することはできません。そのため、妊娠28週から行うことを奨励される、胎動カウントを実践することをおすすめします。

胎動カウントのやり方は?

胎動を感じたら、ソファに座ったりベッドに横になるなど、自分が楽な体勢になり、10回の胎動を感じるまでにかかった分数を記録します。

足でお腹を蹴る手足でお腹を押す身体のどこかの部分を押しながら移動する赤ちゃんがぐるっと回転するなどのタイミングで、胎動カウントを取り始めるとよいでしょう。

そのリズムが崩れたら、すぐにお医者さまに相談してください

臍帯結節になると、どんなリスクがあるの?

臍帯結節は、ごくまれにしかおこらないといわれています。ですが、臍帯結節が真結節だった場合、胎児発育不全に陥るだけでなく、胎児機能不全胎児死亡につながることがあります。

正産期に近づいていれば、胎動が少なくなったタイミングで、帝王切開手術を行うことで、赤ちゃんの命を救える可能性があります。

ですが、突然お腹の中で赤ちゃんが亡くなり、死産した後で原因が臍帯結節だとわかるケースも少なくありません。

もし、妊娠後期に胎動が弱くなる、数が減っていることがわかれば、病院でカラードプラ法を受けてみるのも、一つの選択肢です。

カラードプラ法で、血流の速度や方向を確認することで、臍帯異常の見つけることができるからです。そうした方法があることを、覚えておきましょう。

妊娠中は胎動に細心の注意を払おう!

臍帯結節を含む臍帯異常は、妊婦健診で見つけるのが難しい症状です。そのため、ママがお腹の赤ちゃんの胎動に細心の注意を払い、変化があった時にはすぐに病院で診察を受けることが、リスクを下げることにつながります。

医療技術が進んだ現代でも、出産はママと赤ちゃんの命をかけた大事業であることに変わりはないのです。自分が臍帯結節になってしまう可能性も念頭に置き、いざという時に冷静に対処できるようにしておきましょう。

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