ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

母親として絶対に避けたい、胎児性アルコール症候群のこと

   

c4a87e080e234ca38f2ef6e12cbd7867_s

妊娠中は、禁酒・禁煙が基本とされるのは、お腹の赤ちゃんに悪影響が及ぶのを避けるためです。中でも、ママが妊娠中に飲酒を続けることでおこるのが、「胎児性アルコール症候群」です。

胎児性アルコール症候群の危険性を知らないママも少なくないようですので、今回は原因や症状、赤ちゃんへの影響について、お話しします。

胎児性アルコール症候群は、ママの意識で避けられる症状です。出産後に後悔しないように、リスクを認識して、飲酒をやめるように心がけてくださいね。

胎児性アルコール症候群って何?その原因は?

胎児性アルコール症候群とは、ママが妊娠中に飲酒の習慣を持つことで、お腹の赤ちゃんにおこる先天性疾患のことをいいます。

本来胎盤は、細菌やウイルスといった、お腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすものは、通さないようにできています。ですが、ママが飲んだアルコールは、胎盤を通じて、そのままお腹の赤ちゃんに届いてしまいます

お腹の赤ちゃんの肝臓は未熟なので、アルコールを分解することができません。そのため、体内に分解できないアルコールが蓄積され、発育に悪影響が出るのです。

妊娠前にどんなにお酒を大量に飲んでいても問題ありませんが、妊娠後に少量でもアルコール摂取を続けると、胎児性アルコール症候群になる可能性があります。

また、ママが大量にアルコールを摂取することで、未熟児や障害児が生まれる確率がアップしたり、流産のリスクも高まるとされています。

胎児性アルコール症候群でおこる症状とは?

胎児性アルコール症候群でおこる症状ですが、「発達の遅れ」「中枢神経系の異常」「容姿への影響」の3つに大別されます。

発達の遅れ

まず、発達の遅れですが、お腹の中での発育が悪くなり、低体重や低身長で生まれる赤ちゃんが多いです。そして、出生後の成長も遅くなる傾向があるといわれています。

中枢神経系の異常

中枢神経系の異常としては、軽度から重度の「学習障害LD)」や「注意欠陥多動性障害ADHD)」「広汎性発達障害」「行動障害」がおこることがあります。

容姿への影響

そして特徴的なのは、容姿への影響です。小頭症耳が低い位置につき反りかえる低い鼻瞳孔しか開かない小さな目全体的に平たい顔つき小顎症唇が薄い鼻と上唇の間隔が狭いなど、独特な顔つきになります。この他にも、心臓や腎臓、骨、聴覚に異常が出ることもあります。

胎児性アルコール症候群の治療方法は?赤ちゃんに影響は残る?

胎児性アルコール症候群には、治療方法がありません。出生後に発症した症状に合わせて、対症療法を行うことになります。そのため、完治できない症状もあります。

また、学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)、広汎性発達障害、行動障害がおこった時には、早期から療育を始めることで、症状の軽減に努めることになります。

そして、胎児性アルコール症候群が赤ちゃんに与える影響は、特徴的な顔貌や低身長・低体重だけではありあません。

胎児性アルコール症候群の子どもの脳は、健常児より小さくなることがわかっています。特に脳梁に委縮変形がおこったり、完全になくなってしまうケースが見られ、それが行動を行う上での障害としてあらわれます。

妊娠したら飲酒は止めよう!

140a3707bcb35081c1d07bd8f44dd21d_s

胎児性アルコール症候群は、ママが妊娠中にアルコールを摂取しなければ、完璧に予防できる症状です。我が子に健康に生まれてほしいと思うなら、妊娠がわかった時点で、禁酒するのがベストなのです。

妊娠超初期から初期にかけては、お腹に赤ちゃんがいることに気づかず、お酒を飲んでしまったママもいることでしょう。ですが、妊娠に気づいたらすぐに禁酒すれば、それ以上の悪影響が及ぶことはありません

ノンアルコール飲料の中にも、微量のアルコールが入っているものがあるので、基本的には避けた方が無難です。子どもの将来のためにも、妊娠中の飲酒は止めましょう。

  関連記事

妊婦が葛根湯を飲んでも影響はないの?妊娠初期でも大丈夫?

風邪の引き始めの対処薬として、高い認知度がある葛根湯。咳止めや頭痛、寒気の対策と …

栄養満点!噂と違ってセロリは妊娠中の「おいしい」話がいっぱい!

みなさん、セロリは普段どうやって食べていますか?スープやサラダなど、食感と独特な …

人工妊娠中絶はいつまで可能なの?リスクや後遺症はある?

人工妊娠中絶は、赤ちゃんの命に関わることなので、日本では母体保護法の条件を満たし …

妊娠中期から後期に感じる強いかゆみの原因は?妊娠性皮膚掻痒症のこと

妊娠中はホルモンのバランスが変わり、日焼けしやすくなるなど、いろいろな肌トラブル …

胎児の心音はいつから確認できる?自宅で心音が聞ける方法はある?

妊活中のママにとっては、妊娠検査薬で陽性反応が出た時点で、妊娠したと思うかもしれ …

妊娠中にチョコレートを食べてもいいって本当?気を付けることは?

妊娠中にカフェインを摂取することは、お腹の赤ちゃんによくないといわれています。チ …

妊娠中はかかりやすいので要注意!エコノミークラス症候群として知られている深部静脈血栓症のことを知っておこう

「深部静脈血栓症」という言葉に聞き覚えがなくても、「エコノミークラス症候群」のこ …

早産の原因にもなる歯周病!妊娠中の「歯周病」にご注意を!

妊娠中は歯周病になりやすいということをご存知ですか?妊娠中の歯周病は、妊婦さん特 …

no image
胎児の染色体異常は何が原因でおこるの?妊娠は継続できる?

晩婚化が進む現代の日本では、初産が高齢出産になることは珍しくなくなりました。です …

妊娠中は乗り物酔いになりやすい!?何か対策はないの?

妊娠中、特に妊娠初期は、ママの身体にいろいろな症状がおこります。匂いに敏感になる …