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赤ちゃんの唇がちょっと違う…大丈夫、「口唇口蓋裂」は治ります!症状、原因、治療法など

   

突然ですが、「口唇口蓋裂」という言葉をご存知ですか?口唇口蓋裂は、赤ちゃんの唇や上顎の発達がうまくいかず、裂けてしまっていたり、つながっていなかったりする先天性の病気なんです。

最初はその見た目に驚いてしまうかもしれませんが、きちんと治療していけば治せる病気なんです。

そもそも「口唇口蓋裂」って?

 
口唇口蓋裂は、「口唇裂」と「口蓋裂」の二つの症例のことを指し、またその二つを合わせて発症している場合にも「口唇口蓋裂」となります。

口唇裂

上唇がうまく形成されず、裂けた状態で鼻の穴につながっている完全口唇裂、途中まで裂けている不完全口唇裂に分けられ、さらに片側のみか、両側にあるものに分けられます。口唇裂の場合、見た目でわかることや、哺乳の際にうまく吸えないことが多いため、形成手術での治療を行うことになります。

口蓋裂

口内の上顎がうまく形成されず、前方の硬い「硬口蓋」と奥の方にある軟らかい「軟口蓋」にかけてどのあたりに裂があるかで軟硬口蓋裂、軟口蓋裂、口蓋垂裂、粘膜下口蓋裂に分けられます。

口蓋裂の場合、見た目にはわかりませんが、鼻腔と口腔がつながってしまっているので、哺乳の問題や発語の問題、また中耳炎にかかりやすくなるなど様々な症状があります。こちらもやはり形成手術を行います。

口唇裂と口蓋裂は先天性の病気のため、生まれた後でかかる、ということはありません。ただ、先天性であるがゆえに生まれた瞬間から哺乳がしづらいという問題があり、新生児では体重が増えないまま命にかかわる場合もあります。

そのためきちんと医師の指示を受けながら赤ちゃんにしっかり母乳やミルクを飲ませてあげる工夫が必要になってきます。

また、口唇口蓋裂の赤ちゃんは他の先天性疾患にもかかっている可能性がありますので、早めに小児科などで診断を受ける必要があります。ただし、口唇口蓋裂だから病気にかかりやすい、ということではなく、あくまで先天性疾患を合併している可能性がある、ということです。

口唇口蓋裂はいつ診断される?原因はあるの?

赤ちゃんの唇や上顎が形成されるのは、妊娠5~12週ごろとかなり初期の段階です。この時期に何かしらの異常がおき、口唇口蓋裂を発症するといわれています。ただし、実際にわかるのは早くても妊娠20週以降に3Dや4Dエコーなどを使った場合。

それも、顔がはっきり映った時で、正面を向いていないとわかりづらいこともあり、場合によっては生まれてくるまで判断できないこともあるでしょう。

また、口唇口蓋裂の原因は残念ながら今のところはっきりとはわかっていません。妊婦さんのストレスやたばこ、薬の摂取、遺伝など様々なことが関係しているようですが、「これが原因」というものはなく、その様々な要因が重なり合って、ある一定の線を超えた時に発症するのではないか、といわれています。

そのため、はっきりした予防法もありませんが、ノルウェーでは妊娠前から葉酸や野菜・果物を多く摂取していた女性の方が口唇口蓋裂の赤ちゃんが生まれにくかった、というデータがあるようです。


>>赤ちゃんの先天性異常を防ぐためにも効率的に葉酸を摂取しよう!

数回の形成手術によって見た目もキレイに治るんです!

口唇口蓋裂は、上記でもお伝えしたように形成手術を行うことで治せる病気です。主に手術は2~3回ほどで、生後数か月に一度、小学生ごろに一度、そして17~19歳ごろに一度、という間隔で行うことが多いようです。

赤ちゃんに手術を行うのはリスクなども含めて非常に不安になるかもしれません。しかし、手術を行うことで母乳やミルクを飲みやすくなったり、その後の発達にもいい影響があります。

また、口唇裂など見た目が気になる場合は、最初の手術でかなりキレイに形成してもらえることも多いのでママの気持ちも少し楽になるかもしれませんね。

もしあなたの赤ちゃんが「口唇口蓋裂」だと診断されたら

もし、お医者さんに「赤ちゃんが口唇裂・口蓋裂です」と言われたら、最初はショックを受けてしまうことでしょう。もしかしたら、自分が何か悪いことをしてしまったのか、と自責の念にかられたり、原因を必死に探してしまうかもしれません。

また、産まれた赤ちゃんを見て罪悪感にかられたり、ショックで泣き出してしまう、なかなか受け入れられないママもいるかもしれません。でも、それは当然なんです。

それだけ赤ちゃんのことを一生懸命考えている証拠です。誰もが赤ちゃんには何事もなく生まれてきてほしい、と思うものなのです。まずは、自分がショックを受けていることも含めて、その診断と赤ちゃんを受け入れていきましょう。悲しむのは悪いことではありません。

ただ、受け入れてあげないと先に進むことはできません。何度かお伝えしているように、口唇口蓋裂は治せるもの。まずは旦那さんや家族に伝えて、医師に治療法について相談したり、産後にお世話になる治療先を探していきましょう。

また、赤ちゃんが成長した思春期頃に自分の見た目が気になってしまった、という場合もあるようです。そういった時に何よりも支えになるのは、ママやパパの愛情です。

少し違うところがあっても、自分がたっぷり愛されてきたという自信は、他の不安を消したり、少なくしてくれるもの。子供には手術のこともあるのでいずれ病気のことを伝える必要がありますが、いつでも愛しているんだよ、としっかり伝えてあげてくださいね。

口唇口蓋裂の赤ちゃんは、500~700人に一人と高めの割合で生まれてきます。そのため、同じように悩んだママさんや、乗り越えて成長した人も沢山います。悩んでしまった時には、そういった同じ悩みを持つ方や先輩ママさんを紹介してもらうことで、前向きに受け入れられることもあります。自分なりに受け止めながら、赤ちゃんにとっての最善の方法を探していきましょう。

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