ハグー!

ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

夏血栓は妊娠中こそ気を付けたい!予防策と治療法はある?

   

暑い季節になると熱中症についてのニュースを頻繁に耳にします。熱中症といえば誰もが知っているメジャーな病気ですが、その陰にまぎれるようにして存在する「夏血栓」という病気があります。

症状は熱中症とよく似ていますが、夏血栓と知らずに間違った対処法をして治療が遅れると、障害が残ったり、最悪命の危険まである怖い病気です。

また体が思うように動かせない妊娠中は特に血栓発症のリスクが高く、その発症率は普通の人と比べて約5倍となります。そのため産院では日頃から血栓症対策の必要性が謳われています。今回は、そんな夏血栓がおこる原因や予防策について紹介します。

そもそも夏血栓とは?なにが原因でおこるの?

血栓症とは血液中に含まれるたんぱく質や血小板によって、血管が詰まってしまう病気の事です。心筋梗塞や脳梗塞の原因でもあり、詰まってしまった血管の場所によっては重篤になる可能性もあります。

血栓症は冬場などの寒い屋外から暖房のきいた室内に入るときの寒暖差で、血管の収縮が引きおこされ発症することが多いと言われていました。しかし脱水症状とも非常に関係が深く、汗をかきやすい夏も注意が必要です。

特に気温が32度を超えると脳梗塞での死亡率はぐっと上がっています。このように夏場に発症する血栓症を夏血栓と呼んでいます。

夏血栓になってしまう原因は?

先ほども述べたように、夏血栓が発症する大きな原因となるのが脱水症状です。体内の水分が失われると血液もドロドロになるので、その分血管も詰まりやすくなってしまいます。

デスクワークなど、室内にいることが多いから大丈夫!と思っている方は特に注意しましょう。実は室内の冷房に当たっていると汗をかいていることに気が付かない人が多く、知らないうちに脱水症状に陥っていたということもあるのです。

それに加え、椅子などで長時間同じ姿勢でいると血流も悪くなるので、血栓症を引きおこす危険性はますます高くなります。妊娠中は悪阻がひどいなど、大きなお腹で思うように動けないということも多いので、日常的に血栓症対策が必要になってきます。

夏血栓を予防するには?

そこで夏血栓を予防するには、シンプルですが血液をドロドロにさせないこと、血流をよくすることの二つです。具体的には以下の予防策が効果的だと言われています。

水分補給を徹底する

血液の凝固を防ぐために、小まめな水分補給を心掛けましょう。特に体内で分解されやすいスポーツ飲料などがおすすめです。

血液をサラサラにする食べ物に摂取する

血栓予防に効果的な食べ物といえば、やはり納豆でしょう。鉄分やカルシウムも豊富なことから妊娠中におすすめの食べ物として知られていますが、実はネバネバ部分には血栓溶解作用を持つナットウキナーゼという酵素も含まれているので日頃から摂取しておきたいものです。

納豆独特の匂いが苦手だと言う人は、ナットウキナーゼのサプリメントもありますよ。

弾性ストッキングを着用する

妊娠中は特に血流が悪くなりやすいのが足の静脈です。むくみなどで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。弾性ストッキングを使用して、適度な圧力を掛けることも効果的でしょう。

適度な運動を心掛ける

妊娠中の大きな体で動くのは大変です。適度に歩くことが最も簡単な予防策ですが、夏場はむやみに外出すればそれこそ体調を崩しかねません。

そこで手軽に出来る血栓症予防として、つま先を前後に動かしたり、かかとを上げ下げする下肢の簡単な運動をおすすめします。

これなら横になったままでも行えるので、つわりが辛いときにもおすすめですね。ただし医師から安静指示を出されている人は、きちんと確認してから行いましょう。

熱中症と決めつけに注意!

はじめに述べた通り、夏血栓は熱中症と間違えられやすい病気です。主な症状は発熱、動悸、冷や汗、呼吸困難、胸の痛みなどで、熱中症の症状と良く似ています。

そのため素人判断が難しいというのが夏血栓の厄介なところでもあり、適切な処置を受けられなかったがために障害が残ってしまったというケースもあります。

夏血栓の治療法としては、抗凝固剤や血栓溶解剤の投与(点滴)が一般的です。その際に治療で使用されるのはヘパリンという抗凝固剤がポピュラーです。

ヘパリンは胎児にも影響なく使用することができますが、念のため治療前は妊婦であることを医師に伝えてくださいね

まずは上記の症状に当てはまった場合、熱中症と決めつけず、すみやかに病院へ行きましょう。

日々の健康的な生活で、夏血栓も妊娠トラブルともサヨナラしよう!

「血管が詰まる」という話を聞くと年配の人の病気というイメージがありますが、実は妊婦こそ気を付けたい病気ということで驚いた人も多いのではないでしょうか。

妊娠中は実に様々なトラブルに悩まされますが、血栓症はその中でも特にリスクが高く、命取りにもなるものです。ですが水分補給や適度な運動などを心掛けておけば、防ぐのは決して難しいことではありません

紹介された予防法は血栓症対策だけでなく、健康な妊娠生活を送る上でも大切な事ばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。正しい知識と日々の習慣の積み重ねで、安心して妊娠生活を楽しみましょう。

  関連記事

6割がチャイルドシートを誤使用している事実!その危険性とは?

チャイルドシートといえば思わぬ事故から赤ちゃんや子供を守ってくれるとても心強いア …

子ども持ちのご家族必見!急増中の「アニサキス」による食中毒を予防するために

近年、「アニサキス」が原因の食中毒が急増しています。食中毒発生件数の増加は明らか …

ベビーカーが線路に落下!そうした事故を避けるためにできることは?

2017年1月、神奈川県で電車のホームから落下したベビーカーが快特列車と接触する …

インフルエンザの薬による異常行動とは?原因と対処法について

2017年2月、インフルエンザの治療のために、「リレンザ」という薬を飲んだ中学生 …

ペットが子どもを傷つける事故が増えている!未然に防ぐ方法とは?

2017年3月、東京都八王子市で、生後10カ月の赤ちゃんが、預けられた祖父母宅で …

夏休み明けこそ子供のSOSを見逃さないで!子供の自殺が多い“9月”の過ごし方とは?

長く楽しい夏休みを終え、しぶしぶ学校へ行く…誰にも一度はそんな夏の終わりがあるの …

今後の生活や子育てはどう変わる?マイナンバー制度について

マイナンバーカードは手元にありますか?ここ最近、マイナンバーカードをお財布の中な …

徳島県の伊仙町は出生率2.81!子宝の島から学ぶ、地域で子育てをするメリットとは?

先日発表された2016年の出生率は1.44でした。この数字は、政府が少子高齢化対 …

保育園の送迎忘れで子供が死亡!車内置き去り事故を防ぐためにできることは?

残念なことに、車内に置き去りにされたことが原因で、命を落とす子どもがなくなる気配 …

男性保育士による女児の着替え問題…どう考えたらいい?

昔は保育士といえば女性というイメージが強かったのですが、近年、男性保育士が増えて …