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赤ちゃんを人質にしているかも?「マタ旅」をする前にリスクって知っておこう

   

最近はSNSの普及により、洗練された有名人のライフスタイルを誰しもが垣間見ることが出来ます。それによってさまざまなものを流行させてきましたが、妊娠中の旅行である「マタ旅」もその一つでしょう。

幸せの象徴である大きなお腹でおしゃれな水着を着こなし、ロマンチックな旅先で夫婦二人の思い出作りをする姿は、ファンの羨望のまなざしを集めてきました。しかし、この状況に産婦人科医は警報を鳴らしています

マタ旅をきらびやかに報道するメディアや旅行代理店では教えてくれない、マタ旅の真実を紹介します。

マタ旅経験者は半数以上!もちろん良い意見もあるけれど?

産後ママを対象にしたアンケートによれば、マタ旅経験者はなんと半数以上いるようです。いまや妊娠中の旅行は特別な儀式ではありません。

つらい悪阻でげっそりしていた妊婦さんが、旅行による非日常でリフレッシュし、体調が回復したというプラスな意見ももちろんあります。

もしかしてつわり?つわりの主な症状とは?

ですがこの多くの経験者たちも妊娠中の旅行に関して、産婦人科医に笑顔で勧められたという人はいないのではないでしょうか。

ほとんどの医師たちは、リスクをこんこんと説明し、経過良好の妊婦にも“自己責任”という言葉を繰り返しながら「仕方なく」送り出しているのが真実です。

どうしてマタ旅は危険なの?どんなリスクがある?

それでは実際にマタ旅にはどんなリスクがあるのでしょうか。ご紹介していきましょう。

適切な処置が出来ないことも!医師もためらう未受診妊婦

妊娠生活は常にリスクがつきまといます。前兆もなく出血することもありますし、抵抗力も下がっていることから感染症にもかかりやすくなっています。

このようにトラブルがあれば速やかに医師に相談し、適切な処置を受けることになりますが、旅行先であれば困難になってきます。知り合いのいない土地で病院を探すのも一苦労ですよね。

また医療設備のない離島などの場合には、フェリーの到着を待たなければいけないこともあり、手遅れと言うことになりかねません。やっとの思いで病院へ行っても初受診の病院では普段のかかりつけ産院と違い、妊婦の情報を保有していません

そのような未受診妊婦は病院側にもリスクの大きい患者なので、受け入れを拒否されることも。実際に沖縄県の離島では、マタ旅中の妊婦の急変による駆け込み出産が多く、医師だけでなく現地の妊婦の処置にまでしわ寄せが及んでいるそうです。

そんな独りよがりな行動は大切な赤ちゃんも、時に他の妊婦までも危険にさらしているのです。

海外出産で1億円の高額請求も!?

ハワイブームの影響もあり、マタ旅に海外リゾートを選ぶ有名人も多いようですが、海外のマタ旅は金銭的にも大きな危険と隣り合わせです。

妊娠中でも海外旅行に行きたい!その注意点とは?

日本国外の治療は保険適応外になりますので、現地で入院・出産となれば何千万円という医療費が請求されることもあるようです。

事実、カナダ在住の夫婦がハワイで緊急出産となり、なんと1億円を超える高額請求がきてしまったというニュースは世界中で話題になりました。このカナダ人妊婦は海外旅行保険に加入していましたが、ハイリスク妊婦であることを告知しておらず、支払拒否をされてしまったそうです。

最近よく聞く「ハイリスク妊娠」ってどんな意味?注意点は?

妊婦でも加入できる海外旅行保険はありますが、どこまでカバーしてくれるのか、また本当に加入要件は満たしているのかの判断はとても重要になってきます。

マタニティー旅行はいつなら大丈夫?その際の注意点とは?

様々なリスクで脅かしてしまいましたが、「それでもマタ旅に行きたい!」もしくは「里帰りを希望している」という人もいるでしょう。

もし妊婦さんが遠出をするということなれば、時期として16~24週の安定期と呼ばれる期間をおすすめします。

妊娠中の旅行の注意点&避けるべきスポットは?

もちろん確実ではありませんが、比較的体調も安定し、妊娠後期ほどお腹も大きくないので動きやすいという観点からです。ですが担当医師と相談の上で決めましょう。

マタ旅の注意点!持ち物は?移動手段は?

妊娠中の旅行には以下の物を必ず持っていきましょう。

  • 母子手帳
  • 保険証
  • 生理用ナプキン

また移動手段ですが、実は飛行機の気圧は赤ちゃんに影響はないという説もあります。しかし血栓症になりやすい妊婦にとって、長時間同じ姿勢でいるのは危険です。もし乗る場合は座席で下肢の運動をするのが良いでしょう

夏血栓は妊娠中こそ気を付けたい!予防策と治療法はある?


機内を歩くのも効果的ですが、気流の安定している時がおすすめです。あらかじめ客室乗務員に妊娠していることを伝えましょう。

妊娠中の飛行機利用は何をどう気をつければいいの!?

自分達のペースで行ける車移動を選択する人も多いようですが、こちらもやはり定期的な休みをとりながら行きましょう。少なくとも6時間に1度は休憩をとってください。

マタ旅より子連れ旅行を!

子供を持つママならわかると思いますが、確かに出産前と出産後の家族旅行は全くの別物です。子供が生まれればどこに行くにも荷物は多くなりますし、抱っこやベビーカーの移動は思うようにいかないこともあります。

そういった身軽さで言えば、確かに旦那さんと二人の旅行は制約がありません。ですがほんの1年も待てば旅行は出来ます

もちろん旅先は子供中心になり、気が付けばアミューズメントパークやプールなど、ファミリー向けの場所ばかりに足を運びますが、それが幸せに感じるものです。子供の喜ぶ顔を見られた時の幸福感は、何物にも代えがたい喜びとなります。

マタ旅にこだわるより、今ある小さな命を大切にして、その先にある笑顔を思いっきり楽しめる日を胸ふくらませて待ちましょう。かけがえのない妊婦生活を誰と比べるのでもなく、後悔なく幸せに過ごしてくださいね。

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