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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

多胎ネットは虐待発生が多いとされる多胎家庭をサポート!

   

近頃は町で双子用ベビーカーを押すママを良く見かけるようになったと感じている人は多いのではないでしょうか。不妊治療技術の発展により、双子の誕生率は世界的に増加しています。

もちろん日本も例外でなく、1970年代には約1%だった双子の誕生率は、2013年には1.94%となり、約40年間で2倍近く増加していることがわかります。

このように二人以上が同時に生まれる、双子や三つ子を持つ家庭のことを多胎家庭と言います。じゃれあう姿はすれ違う人の心すら掴む可愛い多胎児ですが、そのぶんお世話は肉体的にも精神的にもハードです。

その証拠に多胎家庭の虐待発生率は、単体家庭の約3倍にも上ると言われています。こうした多胎家庭をサポートする多胎ネットという組織が、いま日本各地で生まれています。今後も増えるであろう多胎家庭を支えていく、多胎ネットの活動内容について調べました。

多胎家庭では、なぜ虐待が起きやすい?

乳児のお世話は、とにかく過酷の一言です。生活リズムが出来上がる前の赤ちゃんは昼夜問わず泣き続け、ママは産後の体力が回復する暇はなく、まとまった睡眠すらとれません。しかし多胎児は、これに輪を掛けて辛いものになります。

一人泣きやんだらもう一人が泣きだす…というエンドレス状態です。終わりの見えない状況に不安と苛立ちを感じながら、一睡も出来なかったというママもいます。

もちろんこの苦労は夜泣きに限ったことで無く、外出の荷物も、ベビーカーでの動きづらさも倍増します。さらに多胎家庭は全国的に言えばわずかなもので、なかなか同じ境遇を分かち合えるママと出会えないということも孤独感を増幅させています。

こうした状況から心身ともに限界となり、誰もわかってくれない孤独感で深刻なノイローゼとなり、それが虐待への入口となってしまうようです。

多胎家庭の味方!多胎ネットの活動とは

近年、この悲しい状況に終止符を打つことを目的として、多胎家庭専門の多胎ネットが全国で発足しています。

活動内容は多岐にわたり、多胎プレママ教室や、育児教室等各種イベント、育児サークルとの連携など多胎ママ同士の交流を図る活動や、中には病院と連携し、検診のサポートを行う等のボランティア活動を行っているところもあるようです。

「誰かと話したい!」を叶える先輩ママによる家庭訪問も

なかでも活動が盛んな「ぎふ多胎ネット」では、非常に面白い活動をされています。ぎふ多胎ネットの活動の中心となっているのが、ピアサポート訪問と呼ばれるものです。

この活動では、おおむね3歳までの多胎児を持つ家庭に、先輩ママのスタッフが訪問してくれます。多胎児に限らず、子供が小さいうちは思うように外出ができないので「今日も誰とも話さなかった…」という日が多くなります。

そんなとき、世間から取り残されたような孤独感は耐えがたいですよね。そこで同じ状況を乗り越えてきた同志先輩ママの訪問であれば、気持ちを分かち合えるでしょう。さらに多胎児ママとなれば、単胎児のママ友より話せることもたくさんありますね。

自宅にいながら気分転換できるということで利用しやすく、孤独感に陥りやすい多胎児ママの心に寄り添う素敵な活動だと思います。

近くの多胎ネットに入りたい!調べ方と参加条件について

お近くの多胎ネットの探し方はさまざまです。中には市町村と連携をとって活動している多胎ネットもありますので、問い合わせてみましょう。

出典:JAMBA

 
また一般社団法人日本多胎支援協会のホームページでは、全国の都道府県にある多胎ネットや多胎サークルを掲載しています。是非そちらも参考にしてみてください。

参加条件は各多胎ネットやサークルによって異なりますが、基本的には多胎家庭や多胎児を妊娠中の方が対象です。

入会した方には年に数回発行している機関誌など、配布してくれるところもあります。また、病院や保健師さんとも連携して本格的な活動をしている団体もあります。

多胎ネットを通して、双子も同じように育てやすい社会を

冒頭でも述べた通り、今後ますます医療は発達し、多胎家庭は多くなることが予想されます。事実、単胎出生率は年々減少しているのに対し、多胎出生率はこの40年ほぼ横ばいです。それにも関わらず、街中で双子ベビーカーを押す姿は依然として窮屈そうです。

デパートの通路やエレベーターに苦戦する様子を見かけた人も多いのではないでしょうか。まったく悪く無いのに、申し訳なさそうに道を空けてもらっているママもいます。

多胎ネットの活動や存在理由が広く知られるようになれば、孤独を感じる多胎児ママも、多胎児育児の苦労を理解しない人もなくなることでしょう。第三者の手助けがあれば、一人っ子も双子も同じように育てやすい社会になります。

そして多胎児の“育てにくさ”を感じなくなる社会が出来れば、多胎児の虐待はきっとなくなるでしょう。

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