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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

赤ちゃんがいつも同じ方向を向いているのは、斜頸だからなの?

   

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新生児期が終わり、赤ちゃんが生後1ヵ月になって乳児期に入ると、ママも育児に慣れてくるはずです。

赤ちゃんの様子を毎日見ていたら、いつも同じ方向を向いて寝ていることに、気づくかもしれません。もし、常に同じ方向にしか顔を向けられずにいる場合、「斜頸」という病気が疑われます。

そこで今回は、斜頸とはどんな病気か、何が原因でおこるのか、症状や治療法についてお話しします。我が子が斜頸かもしれないと思ったら、まずは小児科の先生に相談してみましょう。

斜頸ってどんな病気?何が原因でおこるの?

斜頸とは、首が斜めに傾き、顔が回しにくくなるという病気のことをいいます。生後1ヵ月の赤ちゃんの場合は、先天性筋性斜頸であることが多いですが、眼性斜頸や炎症性斜頸、痙性斜頸のこともあります。ここでは、筋性斜頸について説明します。

筋性斜頸は、全新生児の0.08~1.9%に発症する、先天性の奇形です。逆子や初産児、難産で生まれた赤ちゃんに多いとされています。

頸部の前面には胸鎖乳突筋があるのですが、この一部が筋肉内で増殖することで腫瘤をつくり、赤ちゃんの首が引っ張られてしまうので、腫瘤がない方向にしか、顔を向けられなくなってしまうのです。

これは、出産の際に筋肉が強く引っ張られ、組織が破れたり出血をおこすことが原因といわれています。

斜頸だとどんな症状がおこるの?

筋性斜頸は、腫瘤が原因で赤ちゃんの首が右に傾くのが75%、左に傾くのが25%いるとされています。

腫瘤自体は、生後1週間ほどから触れるとわかるようになり、生後3週間で最大になるようです。赤ちゃんが常に同じ方向を向いていたり、首にしこりが見られることで発見されるため、生後数ヵ月してから気づくケースもあるそうです。

この症状が学童期まで続いてしまうと、顔面が左右非対称になることもあります。また、股関節の提携性や足の変形といった、運動機能の先天性異常を合併することもあるといいます。

たいていの場合は、乳幼児期に診断がつき、成人になってから発症することはほとんどありません。また、痙性斜頸の場合は、首が左右のいずれかに傾いたり、ねじれる他、震えるといった不随意運動をおこすこともあります。

斜頸の検査方法と治療方法はどんなものなの?

生後1ヵ月の赤ちゃんが、筋性斜頸を疑われた時は、まず触診を行います。胸鎖乳突筋の固さを調べ、首を回して回線や側屈に制限がないかどうかを判断するのです。

また、場合によっては超音波検査やX線検査を行うこともあります。これは、骨の異常や斜視が原因で斜頸になっていないことを、確かめるために行われます。

筋性斜頸の場合は、生後3~4ヵ月を過ぎたころから徐々に症状が改善され、ほとんどが1歳になるころには自然治癒するので、経過観察するように指示されることが多いです。

1歳を過ぎても改善されない場合、2~3歳になってから胸鎖乳突筋を切開することを目的に、手術を行うこともありますが、お医者さまの指示に従うのが基本となります。

大半は自然治癒するので、お医者さまの指示に従って経過観察しよう

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もし、斜頸かもしれないと思ったら、まずかかりつけの小児科に相談します。その後、小児専門の整形外科を紹介してもらい、検査をしてもらうのが一番です。そして、斜頸だと診断されても、経過観察が基本なので、治療するわけではありません

ですが我が子が経過観察中は、赤ちゃんの顔が正面を向くように、枕やタオルで支えるなど、自宅でのケアも必要になります

授乳の際も、腫瘤がある方から行うのがおすすめです。マッサージをした方がよいのではないかと考えるママもいるようですが、症状が悪化する可能性があるので、避けた方が無難です。

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