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クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)の症状と治療法!予防法は?

   

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クレチン症とも呼ばれる先天性甲状腺機能低下症は、出生児3000人から4000人に1人の割合で発生し、生まれつき甲状腺の働きが弱いという症状を持った病気です。

甲状腺の働きが弱いということは、ここで作られるはずの甲状腺ホルモンもうまく作られないということ。症状は軽いものから重いものまで幅広くあり、かなり軽度のものまで含むと更に発症割合は高いとされています。

このクレチン症とは具体的にどのような病気なのでしょうか。クレチン症になった場合におきる症状や治療法などについてご紹介します。

クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)の症状

生まれつき甲状腺の働きが弱く、うまく甲状腺ホルモンが作られません。クレチン症の中には後天性のものもあるのですが、ほとんどの場合は先天性となっており、全体の8割を占めています。また、クレチン症の原因はまだはっきりとわかっていません

クレチン症になった場合にはどのような症状が現れるのかというと、目に見えてわかる症状としては目が黄色くなる黄疸が代表的です。このほかにもお腹がすいているはずなのにあまり母乳を飲んでくれない鳴き声が弱いまたはかすれている体重が増えない手足が冷たいといったものがあげられます。

こういった異常から病院を受診して精密検査を受けたところ、クレチン症であるということが発覚したケースが多いのです。

また、身体的な特徴として舌が大きくなるために口から舌を出していることが多いまぶたにむくみが発生している皮膚が乾燥している甲状腺が腫れているなどの異常が発生することもあります。

クレチン症になると何が良くないのかというと、特に問題となるのは知能の低下や発達障害です。しかし、甲状腺がないなどの場合を除き、できるだけ早くから適切な治療を受ければ、普通の子供と同じように生活を送ることが可能となります

重要なのは早期発見であるため、何らかの異常感じたらいち早く検査を受けましょう。

クレチン症の検査・治療

親が何らかの異常感じる前に新生児に行われているマススクリーニングという検査によってクレチン症が発覚するケースがほとんどです。

これは生後1週間前後の赤ちゃんのかかとから少量の血液を採取して甲状腺刺激ホルモンの値に異常がないかを調べる検査です。

生まれたばかりの赤ちゃんは一時的にTSHと呼ばれる血液中の甲状腺刺激ホルモンの値が上昇するのですが、生後3日をすぎると全血値10mIU/Lという値よりも低くなります。しかし、クレチン症だった場合には全血値10mIU/Lを切らないのです。

もしもこの検査でクレチン症であることが発覚した場合には、不足している甲状腺ホルモンを補う治療法が行われます。内服により甲状腺ホルモンを補うことになるのですが、この薬による副作用はそれほど心配ありません

ごくまれにアレルギー反応をおこして嘔吐や湿疹といった症状が見られることもありますが、このような症状を確認したら担当医師に相談しましょう。

マススクリーニングで発見されたクレチン症の状態が重度だった場合には、即座に専門の小児科にて精密検査・治療を行わなければなりません

注意しなければならないこととして、マススクリーニングではクレチン症が発見されず、しばらくしてから症状が現れることもあります。こういったケースでは早期発見が重要となるため、先述したクレチン症の症状と照らし合わせ、不安なことがある場合は医師に相談しましょう。

クレチン症の予防

先天性の病気ということになると、赤ちゃんがお腹にいた間にママの生活に何らかの問題があったのでは?と罪悪感に襲われてしまう方もいるようです。しかし、現時点ではまだ原因がはっきりしていないため、何に問題があったのかというのは断定できません

そのため予防は非常に難しいといえるのですが、妊娠中にヨードを過剰摂取した場合に胎児の甲状腺に何らかの影響を与えるのではないかという研究結果があります。

ヨードといえば、身近な食材だと海苔わかめこんぶなどの海藻類に含まれている成分なのですが、通常の食生活でも不足してしまうことはありません。海藻類が好きで毎日意識的にたくさんの海藻を取り入れるとヨードの過剰摂取に繋がるケースがあるため妊娠中は注意しましょう。

クレチン症は完治する?

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残念ながら、クレチン症は完治が見込めない病気です。そのため、できるだけ早期発見をし、成長や発達に何らかの異常が見られない段階で不足している甲状腺ホルモンを補うことが重要とさせています。

障害が進めば進むほどそれを改善するのは難しくなるため、クレチン病という病気があることを知り、何らかの異常があった場合にはすぐに病院を受診して検査を受ける対応が大切です。

早期に治療を開始できれば、知能発達の障害は防ぐことができます。クレチン病と診断されたとしても1日1回毎朝甲状腺ホルモン剤の内服を行い、年に何度か通院をする程度で済むのが一般的です。

日常生活においても特に制限はなく、健康的な方と同じような生活を送ることができるため、もしもクレチン病と診断されたとしても絶望的にならないようにしましょう。

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