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小児麻痺は後遺症が残る?原因や特徴的なしぐさとは?

   

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幼少期にウィルス感染することによって、手足に麻痺がおきてしまう「小児麻痺」。

小児麻痺の原因は、「ポリオ」と呼ばれるウィルスに感染してしまうことですが、症状の内容や程度、成長後への影響は、個人差が大きくなっています。

その後の成長過程において、赤ちゃんが健康的に生活していくためには、ポリオウィルス感染の早期発見と的確な治療、安定したリハビリが必要になって来ます。小児麻痺の特徴や感染のメカニズムを、正しく把握できるようにしておきましょう。

小児麻痺とは?原因や発生率はどのくらい?

小児麻痺の正式名称は、「急性灰白髄炎」です。ポリオウィルスに感染して発症することから、「ポリオ」と呼ばれることもあります。

灰白髄」とは、人間の身体においてとても重要なポイントで、骨髄中に存在しています。運動神経が集中しているパーツなので、ポリオウィルスがこの中に入り込み、運動神経を破壊してしまうことで、麻痺をはじめとした様々な症状がおきてしまうのです。

このポリオウィルスの感染経路は経口感染です。唾液や便などを通して、赤ちゃんにウィルスが移ってしまうのです。

しかし、感染してもすべての赤ちゃんが小児麻痺を発症してしまうわけではありません。小児麻痺の発症率は0.1パーセントから2パーセント程度と言われており、90パーセント以上の場合、小児麻痺は発症しません。

小児麻痺でどんな症状がでるの?特徴的なしぐさは?

ポリオウィルスに感染し、小児麻痺が引きおこされてしまう場合、まずは風邪を引いたような症状から始まるのが一般的です。
頭痛が表れ、けだるさを感じて寝込んでしまいます。

消化器系に影響が出やすいため、下痢嘔吐も出やすいです。

呼吸器系の症状が出るパターンでは、咳が強まることもあります。

そして熱が下がり、風邪が治ったように感じるタイミングで、手足が動かせなくなってしまったり、動作性に著しく不便を感じたりするようになるのです。

これまでは問題なく歩けていたのに、いきなり立ち上がれなくなってしまうパターンもあります。まだ自力歩行が出来ない赤ちゃんであれば、両親がおむつを替えようとしたときに、足が不自然に脱力し、ダランとした状態になってしまって、初めて小児麻痺だと発覚するケースも少なくありません。

小児麻痺と一口にいっても、その症状には個人差が大きいため、軽度のものほど気づきにくく、発見が遅れてしまう場合も決して少なくないのです。

小児麻痺で後遺症は残る?

ポリオウィルスに感染し、小児麻痺を発症してしまった場合、後遺症について心配をする人は少なくありません。

小児麻痺は絶対的な特効薬こそ存在しないものの、早期発見と継続的なリハビリを進めることで、後遺症をほとんど残さずに治していくことが可能です。

成長していくうちに小児麻痺が回復し、小学生になるころには何の問題もなく元気に活動できるようになるお子さんばかりです。

ただし、小児麻痺が発症してしまってから、一年以上の間に麻痺状態や筋力の著しい低下が続いていると、その部分の筋肉が硬直してしまい、動作性が悪くなってしまうことがあります。自由に手足を動かし、安定した歩行をするのが難しくなってしまうケースも存在しないわけではありません。

後遺症が表れてしまうということは、灰白髄の運動神経が破壊されてしまっているということです。

脊髄の神経が回復不可能なところまで壊れてしまうと、小児麻痺の後遺症が残ってしまい、症状の一部回復はあっても、完治は難しくなってしまうという可能性があります。

リハビリが必要?小児麻痺の治療法は?

小児麻痺の治療法として、絶対的な特効薬や治療方法は、残念ながら確立されていません。

麻痺が残り、動かせなくなってしまった手足は、理学療法によるリハビリを徹底することで、回復を促していくことが可能です。

麻痺をしたパーツを放置してしまうと、筋肉の凝固が進行してしまい、更に歩きにくさや動かしにくさが出て来てしまいます。使わないまま放置された筋肉は細くなってしまい、更に機能性を失ってしまいます。

定期的かつ症状をみた的確なマッサージはもちろんのこと、歩行練習動作練習などの対策はとても重要です。

小児麻痺をはじめとした筋肉麻痺専用の装置もたくさん生まれており、より効果的なリハビリを進められるようになっています。

ポリオウィルスに感染しているかどうかは、早期の発見も非常に重要になって来ます。前述したように、リハビリは根気強く続けていくものでもあるため、一刻も早く対策をした方が良いからです。

そのため、感染の疑いが出たらすぐに血液検査をしましょう。

妊娠中の過ごし方が大事

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ポリオウィルスに感染しないようにすることで、小児麻痺の発症も予防することが出来ます。的確な治療法が確立されていない以上、ワクチンを接種して、ポリオウィルスに感染しないようにすることはとても重要です。

妊娠中の生活は、特に重要度が高いです。身体がとてもデリケートになっているため、合併症を引きおこしやすく、かつ重症化しやすいです。

赤ちゃんへの影響もあり得ますから、ワクチン予防と合わせて、身体を崩すようなリスクのある行為を避けるようにしましょう。

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