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普通の痙攣発作と違う?痙攣重積ってどんなもの?

   

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子どもが小さい間は、けいれんは比較的よくおこります。短時間で治まるけいれんであればあまり焦る必要はないのですが、時に長時間けいれんが治まらない場合があります。それを「痙攣重積」と呼びますが、その場合はなるべく早期に受診・治療を受ける必要があります。

子どもが急にけいれんをおこすと、ママは動揺してしまうことも多いと思いますが、落ち着いて対応することが大切です。

今回は急いで受診する必要がある「痙攣重積」について、どのような症状で、どういった対応をとるべきなのか、後遺症の有無などについて紹介します。

普通の痙攣発作と違うらしいけど、痙攣重積ってどんなもの?見分け方はあるの?

まずけいれんとは、脳の神経細胞が興奮している状態を指します。通常脳内ではとても弱い電気信号が神経細胞の間で行き来し、身体を動かしています

しかしこの電気信号が過剰に発生すると、全身あるいは体の一部の筋肉が硬直したり、震えたりします。異常な電気信号によって、逆に手足に力が入らなくなったりぼーっとした状態になる、意識障害などの症状が出ることもあります。

けいれんの原因としては、発熱による熱性けいれんが最も多いですが、脳炎や髄膜炎などが原因となっておこるけいれんもあります。けいれんは通常5分以内に治まることが多いですが、痙攣重積とは、けいれんが30分以上持続する状態、あるいは短時間に群発し、この間意識が回復しない状態のことを言います。

どんなものが原因で発症するの?

生後6か月から3歳ごろまでに最もよく見られるけいれんは、熱性けいれんです。熱性けいれんは発熱に伴いけいれんがおこりますが、通常熱性けいれんの場合は5分以内にけいれんが治まることがほとんどです。

しかし熱性けいれんの中でも複雑型の場合は、けいれんが持続し痙攣重積になる場合もあります。複雑型の熱性けいれんはまれで、何らかの病気が隠れている場合もあります。

痙攣重積を引きおこす主な原因としては、

脳症

細菌やウイルスによって脳にむくみがおこる

脳炎

脳に炎症を引きおこす

髄膜炎

細菌やウイルスが脳や脊髄を含む髄膜に侵入し、炎症をおこす

のように感染によるもの、

  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 脳膿瘍

など脳に異物がある場合、頭部外傷によるもの、てんかん疾患によるものなどがあげられます。

脳症の原因としてはインフルエンザウイルスによるインフルエンザ脳症が有名です。また脳炎は、単純ヘルペス脳炎日本脳炎ムンプス脳炎マイコプラズマ脳炎などがあり、もしけいれん前に感染の兆候などがあった場合は、受診時に伝えるようにしましょう。

痙攣重積になってしまったときの対処法はあるの?

子どもにけいれん発作がおこった場合は、まずは嘔吐したものがのどに詰まらないように、体を横向きにしましょう。平らな場所に寝かせて、周りに危険なものがない状態にします。呼吸しやすいように衣類やオムツを緩めてあげましょう

そして大切なことはけいれんの持続時間を計ることです。時間を計りながら、体の突っ張りや、左右の動きに差はないか黒目の動きなどの子どもの様子を落ち着いて観察します焦って子どもの体を揺さぶったり、口の中に物を入れたりはしないようにしましょう

けいれんが5分経っても治まらない時は、痙攣重積をおこしている可能性があります。その場合はなるべく早く受診し、治療を開始する必要があります。けいれんが始まってから5分経っても、けいれんが治まらない場合は、救急車を呼びすぐに病院に駆け付けましょう。

後に後遺症などは出ないの?親としてはやっぱり不安…

痙攣重積の場合、病院を受診するとすぐにけいれん発作を止めるための治療が行われます。けいれんをいかに早く止められるかが、後遺症にも関わってきます

病院では、点滴を確保し、けいれんを抑えるための抗けいれん薬物療法が行われます。けいれんが激しく点滴の確保が難しい場合は、座薬でけいれんを抑える薬を投与する場合もあります。またきちんと呼吸が出来るように、気管に管を入れて気道を確保し呼吸の安定を図ります。治療を行いながら、けいれんをおこしている原因を探り、その原因に対する治療も行っていきます。

治療が早期に行われ、けいれんの継続時間が短いと後遺症が出ない場合もあります。しかしけいれんは脳に異常な興奮が続いた状態であり、長期間続くと後遺症が残ってしまうこともあります

後遺症としては、知的障害運動麻痺などがあげられます。

まずは落ち着いて対処を!慌てないことが大切

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自分の子どもが急に意識がなくなったり体を硬直させたりすると、ママはびっくりすると思います。しかし痙攣重積の場合、いかに早くに治療を受け、早くにけいれんを止めてあげるかによって、後遺症が出るかどうかや、後遺症の重症度が変わってきます

子どもにけいれんが出た場合は、まずは焦らずけいれんの持続時間を確認するようにしましょう。そして5分以上けいれんが続く場合は、迷わず救急車を呼び、急いで病院に向かいましょう。何よりもママが慌てず、落ち着いて対処することが大切です。

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