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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

普段見慣れた蒙古斑…その正体ってどんなものなの?

   

赤ちゃんの背中からおしりにかけて出来る青いアザ「蒙古斑」。ママ自身も小さい頃にはきっと蒙古斑が出来ていたと思います。

私たち日本人にはほとんどの人に見られるこの蒙古斑ですが、実際なぜ蒙古斑が出来るのかを知っている人は多くないのではないでしょうか?また蒙古斑は自然と消えるものがほとんどですが、中にはあざが残ってしまうものもあります

その場合は治療を受ける必要があるのか、治療法としてはどのようなものがあるのかなどについて紹介したいと思います。

蒙古斑の正体って?欧米人には少ないって本当?

生まれつき皮膚の色や形に異常があるものを「母斑」と呼び、顔などにできる赤あざの「サーモンパッチ」や「苺状血管腫」、茶あざである「扁平母斑」などがあります。

蒙古斑もこの母斑の一種で、出生時あるいは生後1か月前後に出現する青色斑です。仙骨部・尾骨部などおしりに出現することがほとんどで、大きさは手のひら程度のものが多いです。

黄色人種ではほぼ100%に見られますが、欧米人など白色人種では10%以下と出現する割合は少ないと言われています。

蒙古斑の正体は、メラノサイトと呼ばれるメラニンを作り出す細胞にあると考えられています。通常メラノサイトは胎児の間に真皮から表皮に移動し、その後はずっと表皮に存在します。

しかし胎児期の真皮に存在したメラノサイトがそのまま真皮に存在する場合、真皮でメラニンが産生され、青あざに見えると言われています

異所性蒙古斑ってなに?普通の蒙古斑との違いは?

通常は仙骨部や尾骨部など背中からおしりにかけて見られる蒙古斑ですが、それ以外の場所にできる場合もあります。手足や肩、腕、顔などにできる蒙古斑を「異所性蒙古斑」と呼び、通常の蒙古斑とは分けられています。

通常の蒙古斑は年齢を重ねると、徐々に自然消退していくことがほとんどですが、この異所性蒙古斑の中には、自然に消退せずあとが残ってしまうものがあります

特に色が濃いものや、広範囲に及ぶものは自然に消退しにくいと言われており、大人になるまであとが残る割合は3~4%程度と言われています。

また青いあざには「太田母斑」と呼ばれるものもあります。これは、青褐色のあざで生後数か月頃から見られる場合や、思春期になってから発症する場合もあります。額やこめかみ、目の周りや白目など顔の周りに出現します。

成長するほどに色が濃くなることもあり、蒙古斑と違い自然に消えることがありません。顔という目立つ場所にできるため、気になる場合は早期に治療を受ける必要があります

蒙古斑はどれくらいの期間で消えていくものなの?

蒙古斑は通常年齢とともに色が薄くなっていき、5~6歳ごろまでには消えることがほとんどです。小学生に入っても消えない場合も、大人になるまでには消えることが多いため、多くの場合は治療を行わずに経過観察を行います

しかし上でも述べたように異所性蒙古斑や色の濃いもの、あざの範囲が広いものは自然に消えずにあとが残ってしまう場合もあり、これを「持続性蒙古斑」と呼んでいます。

蒙古斑自体は、特に悪さをするものではないので、必ずしも治療を行う必要はありません。しかし異所性蒙古斑など衣服などで隠せない場所にできて、あとが残ってしまった場合は気になる人もいると思います。

10歳を過ぎても蒙古斑が消えない場合は、持続性蒙古斑である可能性があるため、その場合はレーザー治療などであとを消すこともできます。心配な場合は医師と相談するようにしましょう

もし治療するならその方法と費用はどれくらい?

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蒙古斑の治療は皮膚科が専門になります。治療を検討している場合は、まずは皮膚科の診察を受け、相談するようにしましょう。

蒙古斑の治療はレーザー治療で行います。レーザー治療では、特定の波長の光であるレーザー光線を皮膚の深部にあて、熱によってあざの原因となっているメラニン色素を破壊します。それによって蒙古斑のあざも消えていきます。

蒙古斑のあざは1回の照射では消えないことが多く、複数回にわたって照射を行います。

しかしレーザー治療では痛みを伴うこともあります。あざの範囲が狭い場合は局所麻酔をして行いますが、あざの範囲が大きい場合は全身麻酔で行う場合もあります

レーザー治療は受ける時期が早いほど効果が出やすいと言われていますが、蒙古斑の場合は自然と消えることがほとんどのため、治療時期については専門医とよく相談することが大切です

レーザー治療の費用は、治療に使うレーザーの種類や、あざの種類や大きさ、麻酔の種類などによっても異なります。

最近は保険がきくものも増えてきているため、1回の照射が6千円から1万5千円ほどで受けられるようですが、費用は病院によっても異なるため、治療を受ける前に専門医に確認するようにしてください

自然と消えていくことが多いのであせらず見守っていこう

よく耳にする蒙古斑ですが、意外と知らないことも多かったのではないでしょうか?通常の蒙古斑は自然と消えていくことがほとんどなので、ママは心配せずに見守ってあげることが大切です

しかし蒙古斑のような青あざが背中やおしり以外の場所に出来た場合は、蒙古斑以外のあざである可能性もあり、素人では判断が難しい場合もあります。そのため心配な場合は、早めに皮膚科を受診し診断してもらうと安心です

どうしても蒙古斑のあとが残る場合も、専門医と相談して治療するかどうか検討してくださいね。

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