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赤ちゃんでもかかることがある!肛門周囲膿瘍の原因や症状、治療方法のこと

   

赤ちゃんのおむつ替えをしているときに、肛門のあたりが腫れていたり、おできができて膿が溜まっているのを見つけて、驚くママもいるのではないでしょうか。おむつかぶれが原因のこともありますが、実は「肛門周囲膿瘍」という可能性もあります。

肛門周囲膿瘍は、放置して自然治癒する病気ではないので、早期発見・早期治療が必要です。そこで今回は、肛門周囲膿瘍とはどんな病気か、その症状と原因、治療方法について、お話しします。

肛門周囲膿瘍って何?どんな症状が出るの?

肛門周囲膿瘍とは、痔瘻とも呼ばれる、直腸や肛門部の感染症のことをいいます。

肛門の周囲が赤く腫れ、悪化すると膿を持ち、やがてそれが出てくるようになります。膿の大きさには個人差があり、米粒程度の大きさのものから、親指の爪先程度まで広がることもあります。

肛門周囲膿瘍は痛むので、おしっこやウンチをすることが刺激となり、赤ちゃんが泣いたり、機嫌が悪くなることが多いです

肛門周囲膿瘍は、生後1カ月から1歳くらいの乳児に多いのですが、中でも男の子によく見られます。一度、肛門周囲膿瘍にかかってしまうと、何度もくり返したり、肛門以外の場所に腫瘍が広がることがあります

肛門周囲膿瘍が小さいうちは、おむつかぶれと間違えやすく、治療が遅れてしまうことが多々あります。

肛門周囲膿瘍ができる原因は?

赤ちゃんに肛門周囲膿瘍ができる原因は、いくつかあります。まず、おむつかぶれによって、皮膚から感染してしまうことです。

人間の直腸と肛門の境い目には、深さ1mm程度の歯状線といわれる小さなくぼみがあり、肛門全周で6~11個にもなります。下痢便が続くと、このくぼみに便が入り込み、それに含まれる大腸菌が組織感染してしまうのです。

赤ちゃんの皮膚は大人より薄く、消化機能も未熟で下痢しやすいので、便の刺激に肌が負けてしまうのです。赤ちゃんは腸からの炎症が皮膚まで届きやすいことも、肛門周囲膿瘍ができる原因です。

肛門周囲膿瘍に膿がたまるようになると、39℃以上の発熱をしたり、腫瘍が赤く大きくなり、眠れないほど激しい痛みを伴うようになります。

肛門周囲膿瘍の治療方法は?

では、赤ちゃんに肛門周囲膿瘍ができてしまったら、どんな治療を行うのでしょうか。

肛門周囲膿瘍の治療は、症状によって異なります。肛門周囲膿瘍が赤く腫れている程度であれば、塗り薬を塗り、下痢を内服薬で止めて、経過を観察します。

ですが、肛門周囲膿瘍が膿を持っている場合は、切開して膿を出さなければなりません。病院で外科的処置を施して膿が出し切れれば、その後に抗生物質と鎮痛剤を服用しながら、回復を待つことになります。

ですが、溜まっている膿の量が多ければ、自宅でも毎日、生み出しをするよう指示されることもあります。ただし、肛門周囲膿瘍の手術をすることで、肛門の括約筋がいびつになることもあるので、早期発見・早期治療がポイントとなります。

肛門周囲膿瘍が疑われたら病院で診察を受けよう!

赤ちゃんの皮膚は薄くてデリケートで、おむつの中は湿気があり、温かいことから、かぶれがおこりやすいです。そして、おむつかぶれがきっかけとなって、肛門周囲膿瘍に進んでいくケースも少なくありません。

そのため、ウンチをしたときには、ぬるま湯で流したり、シャワー浴をさせるなどして清潔にし、おしりを乾かしてからおむつをするなど、日ごろから配慮することが必要です。

そして、下痢をしたときには、できるだけ早く止めるように、小児科に連れて行くのがよいでしょう。

それでも、おむつかぶれではなく、肛門周囲膿瘍ができることがあるので、疑わしいときには病院で診察を受けてください

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