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訪問看護は小児でも受けられるの?小児在宅医療のメリットとデメリットは?

   

近年日本では、病気を抱えるひとを長期間にわたり病院に入院させたり、施設に預けるのではなく、地域の中で在宅治療を行うよう、しくみを変える動きが活発化しています。

それを支えてくれるのが、在宅医療である訪問看護です。そう聞くと高齢者をイメージするひとが多いと思いますが、その対象には子どもも含まれます。

そこで今回は、訪問看護や小児在宅医療とは何か、小児在宅医療のメリットとデメリット、子どもが訪問看護を受ける場合の費用や助成制度について、お話しします。

訪問看護って何?在宅医療とは?

訪問看護とは

訪問看護とは、病気や障害を持つ患者さんが住み慣れた自宅や地域で、そのひとらしく療養生活を送るために行われるサポートシステムです。

その際に訪問看護ステーションから看護師等が、患者さんが生活する場を訪問して看護ケアを実践します。また自立支援や療養生活をサポートするサービスのことをいいます。

在宅医療とは

一方の在宅医療とは子どもが暮らす自宅に、医師や看護師、理学療法士といった医療従事者が訪問し、医療活動を行うことをいいます。

そう聞くと往診と勘違いするひとが多いのですが、それは違います。往診は患者さんからの要請で医師が不定期に患者さんの自宅を訪問します。

しかし、在宅医療は医療計画に基づいて医療従事者が定期的に患者さんを訪問し、治療や経過観察を行います。

医師が訪問して診察を行うことを訪問診療、看護師が訪問してケアすることを訪問看護、理学療法士や作業療法士がケアを行うことを訪問リハビリテーションといいます。

小児在宅医療のメリットとデメリットは?

メリット

では病院に入院するのではなく、小児在宅医療に切り替えるメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

まず、お子さんが住み慣れた環境で療育できることです。家族と同じ家で暮らし、生活を送れることは子どもにとっても自分らしく暮らせるので、ストレスが少ないものです。

また自宅で暮らせることで精神的に安定する子どもが多く、食欲の増進や睡眠の質の向上など、治療にプラスになる効果も見込めます。

デメリット

一方のデメリットとしては、患者さんの家族への負担が大きくなることです。

食事や服薬、場合によってはトイレや入浴など、病院であれば看護師が行ってくれることを、家族が代わって行わなければならないからです。

また緊急時に迅速な対応をするのが難しいという点も、念頭に置く必要があります。

小児在宅医療の費用は?助成は受けられるの?

小児在宅医療を受けられるのは、0~9歳の児童です。

中でも訪問看護を受ける場合は、医療保険を利用するケースと、介護保険を利用するケース自費のケースの3つに分かれます。

医療保険と介護保険では自己負担額や利用回数が異なるので、事前に確認しておく必要があります。

費用の目安としては、医療保険を利用した場合はかかった医療費の3割負担が原則です。また小児在宅医療でも、乳幼児の医療費助成制度が利用できます

介護保険を利用する場合は要介護度に応じて支給限度額が決まっており、利用金額の1割を原則として負担します。要支援1で支給限度額は月50,030円で、自己負担額は約5,000円程度です。

とはいえ小児科医が不足しているいま、小児在宅医療に対応している医療機関は全国でも少ないので、居住している地域に対応してくれる場所があるのかどうか、かかりつけの医師も含めて相談のうえで準備する必要があります。

子どもの状態に合わせた訪問看護を利用しよう!

小児在宅医療は医療的なケアに加えて、生活の補助が行われるケースが多いです。

患者である子どもは心身ともに成長していきます。それを見越した医療計画や看護計画を立てること、保護者と連携することが重要となります

そして、お子さんの状態や性格によって、ケアしてもらう内容も異なります。

訪問看護ステーションによってその対応にも違いがありますので、お子さんの状態をしっかり認識したうえで小児在宅医療への切り替えを検討しましょう。

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