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自閉症スペクトラムの診断基準とは?ASDの特徴や対策詳細

   

赤ちゃんの成長は一人一人同じではなく、大きな個人差があります。だからこそ周りの赤ちゃんと比べ過ぎる必要はないのですが、あまりにも違い過ぎると何か発達障害があるのでは…と不安になりますよね。

特にママでも気づきにくい障害が自閉症です。小さいうちは症状にも気づきにくく、検診の際に指摘されたという方もたくさんいます。

現在、自閉症やアスペルガー症候群、レット症候群といったものはすべてまとめて自閉症スペクトラム障害(通称ASD)と呼ばれるようになりました。

もしかしたらうちの子は自閉症スペクトラムかも…と思った場合にどのようなポイントを注意すれば良いのか、診断基準はどのようになっているのかについてご紹介します。

自閉症スペクトラムとは?

自閉症スペクトラムというのは先天性の発育障害のことで、脳をうまく使えず、人と接するのが苦手な状態になります。

先天性の障害ということもあり、胎児の時期に中枢神経に何らかの問題が発生したということが原因だとは考えられているもののまだまだ原因ははっきりしていません。

発達障害の中でも特に有名なのが自閉症アスペルガー症候群です。これらの障害はもともと別々の障害として診断されていたのですが、自閉症スペクトラムというのはこの2つの障害をまとめた新しい分類方法となります。

まだまだ「自閉症スペクトラム」という診断名称は認知度が低いのですが、お子さんの自閉症やアスペルガー症候群を疑っている場合は自閉症スペクトラムについてもチェックしてみてくださいね。

自閉症スペクトラムの特徴は?

コミュニケーション能力に障害があります。1歳児くらいの場合に見られるのは次のような傾向です。

  • 目を見るとそらす・視線が合わない
  • 目を長時間凝視する・そらさない
  • まねっこ遊びができない
  • 全く言葉が出てこない
  • 指差しができない
  • こだわりが強い(決まったものしか食べない・常に同じ行動とるなど)
  • 睡眠時間が乱れやすい
  • 視覚や聴覚、嗅覚、触覚が過敏
  • 親の真似をしない
  • 周りに興味を示さない

「うちの子は言葉の発達が遅いかも…」という理由で自閉症スペクトラムを疑う方もいるようですが、1歳児のうちはまだ言葉の発達具合に個人差が大きく出やすいため、例えうまく言葉が出てこなかったとしても体を使って言いたいことを伝えられていたり、十分なコミュニケーションが取れている場合は心配いらないケースがほとんどです。

また、簡単な単語が理解できていればほとんどの場合は様子見という形になります。反対に意味のない言葉を話してばかりいるのも要注意だといえるでしょう。

ただし、症状はその子によって実に様々です。同じ自閉症スペクトラムだったとしても全く違う性格に見えることもあります。

自閉症というと内気で他人と接することができない症状のことだと思っている方もいるようですが、必ずしもそうというわけではありません。

病院ではどのような検査が行われる?

1歳児の検診で自閉症スペクトラムの可能性が疑われることは稀です。どちらかというと1歳半検診の際に判明することが多いでしょう。

1歳半くらいになると徐々にコミュニケーション能力が身に付いてくるだけでなく、自ら積極的に遊ぶ子どもも多くなります。脳の発達障害がないかどうかというのを判断するためにも1歳半検診は非常に大切な役割を持っているといえるでしょう。

自閉症スペクトラムの診断基準

早い段階で診断が行われることもありますが、1歳児というのはまだまだ成長途中にあるため、この段階で自閉症スペクトラムだと確定するのは非常に難しいです。

医学的な分野では次の3つがみられるかどうかというのが診断基準となります。

  • 言葉の遅れがありコミュニケーション能力が欠如している
  • 興味のある物事に偏りがあり、常に決まった行動をとる
  • 周囲に対して関心がない、逆に人見知りをしないなど社会性・対人関係の障害が見られる

ただし、これらの症状が出揃って自閉症スペクトラムだと判断されるのは主に3歳児検診の時です。

それまでにこういった行動が見られたとしても1歳児の時点で早急な対応が求められるわけではないため、医師に相談しながらいつまで様子見をしても良いのか確認しましょう。

抱っこを嫌がるか確認

1歳児の段階ではまだまだは自閉症スペクトラムと判断できるような行動は多くありません。しかし、自閉症スペクトラムの赤ちゃんは抱っこを嫌がるという傾向にあります。

もちろん、機嫌が悪い時や抱っこされたい気分ではない時に抱っこを嫌がる赤ちゃんもいるので、抱っこを拒否されたからといって必ずしも自閉症スペクトラムというわけではありません。

また、1歳頃になると自閉症スペクトラムの赤ちゃんには「クレーン現象」と呼ばれるものが見られる傾向にあります。

一般的な赤ちゃんは自分の興味のあるものをママに教える際に自分の指で指差しますが、自閉症スペクトラムの障害がある場合にはまるでクレーンのようにママの手を使って興味のあるものを伝える傾向があるのです。

もしこういったことが見られるようであれば検診の際に相談してみましょう。

個性の一つと考え、あまり考えすぎないことが大切

赤ちゃんが自閉症スペクトラムかも…と悩んでしまうと自分の妊娠中の行動や育て方に何か問題があったのでは…と不安になるかもしれませんが、こういったことは関係していないと医学的に証明されています。

病気ではなく障害となるため、完治はしませんが早期に自閉症スペクトラムに気づき、適切な治療と教育を行うことにより暮らしやすさは高まります。

我が子の自閉症スペクトラムを認めたくない両親もたくさんいますが、疑わしい行動などがある場合は適切な時期に医師の診断を受けましょう。

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