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ママと赤ちゃんのための大切な1シーン

どんな症状があったら自閉症を疑うの?気をつけてみておきたい特徴とは?

   

自閉症の症状をきちんと理解した上で、個性として伸ばしていける子育てを

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1歳9カ月になると、「これなぁに?」という質問も増え、また逆に簡単な質問にも答えられるようになってて、会話が楽しくなる一方で、うまく表現できないことからくるかんしゃくも増えてきます。日々子どもらしくなっていく一方で、個性が育ち、他の子どもとの差も気になる時期ですね。

子育て中は、つい比較して、できることできないことが気になりがちですが、多くは数ヶ月や1年の差でできるようになっていくものが多く、また成長が表れる順序の違いなどもあるので、心配しすぎないようにしましょう。

ただし、1歳9カ月で「まだぜんぜん言葉が話せない」「コミュニケーションがとれない」という場合、「自閉症」の可能性があります

自閉症とは

自閉症はその名称から心の病気のような印象を与えがちですが、生まれつきの脳の機能障害・発達障害です。他人に対して心を閉ざしているのではなく、障害によって脳がうまく機能せず、視覚や聴覚からの情報処理がうまくいかない状態なのです。

先天性の障害なので完治はありませんが、自閉症の特徴に合わせた育て方で、他の子どもと変わりなく成長させてあげることが可能です

自閉症の原因

胎児の時に中枢神経の発達になんらかの問題がおこったためと考えられていますが、明確な原因はわかっていません。

自閉症の赤ちゃんは、母親と目を合わせなかったり、母親の後追いをしないめ、初期には母親との関係性を問題視した時期もありましたが、同じように育てた兄弟には問題なかったりすることから、その後発達障害として認識されました。「自閉症は育て方の問題、家庭環境の問題」等の意見はまったく間違った解釈です。

自閉症と診断される症状

自閉症にはさまざまな症状があり表れ方も個々人で異なります。自閉症的な行動であっても個性の範疇の場合もあり、判断は難しい場合も多いのです。

医学的な診断基準は、以下の3項目での「欠如」が、3歳までの間に認められた場合、となっています。

社会性

周囲への関心が希薄で友達とうまく遊べなかったり、逆に人見知りをまったくしなかったり、相手との関係や適切な距離感を理解できない行動が多い。

コミュニケーション能力

言葉の遅れ、オウム返しや、意味のない言葉、同じ言葉の繰り返しなどが顕著。また両親を含め目を合わせられなかったり、凝視したりする。

想像力

自分の気持ちをうまく表現できず、臨機応変に対応するのが苦手で、はじめてのこと、慣れないことに対してはやりたがらなかったり、パニックになりやすい。

具体的な行動としては

  • 落ち着きがない(多動)
  • 呼びかけても応じない
  • クレーン現象:指差し時などに自分の手の代わりに母親の手を使う
  • 繰り返し行動や言葉
  • 決まった状態や習慣への固執
  • 痛みに過敏もしくは鈍感
  • 睡眠時間が極端に少ない

などがあげられます。いずれも健常な赤ちゃんでも見られる場合がありますが、それが長期続いたり、1歳9カ月で見られる場合は、一度医師に相談してください。1歳6ヵ月健診や2歳健診でチェックされることもあります。

自閉症への対応

今は自閉症の研究も進んで、自閉症も赤ちゃん、子供の個性の1つという考え方が一般的です。また自閉症だから開花する才能も注目されています。子育てにおいてもいろいろ有効な方法が用意されているので、自閉症だからといって、悩んだり悲観的になったりしないでくださいね。

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