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子どもがシャボン液を飲んじゃった…症状と対処法は? 安全なシャボン玉の作り方も紹介

   

幼児は、シャボン玉遊びが大好きです。ですが、口でシャボン玉液を吸い上げる際に、シャボン玉液を誤飲してしまうリスクがあります。

お子さんがシャボン玉遊びをする時には、保護者が側にいるのが前提としても、万が一誤飲をしてしまった場合の対処法を知っておくことは、とても大切です。

そこで、子どもがシャボン玉液を飲み込んだ際の症状や対処法、市販品の購入にあたってチェックしたいポイントなどについて、お話しします。

誤飲したと分かったらまずやるべきこと

我が子がシャボン玉液を誤飲した場合の対処法を説明していきます。

飲み込んだシャボン玉液の量が少ない時の対処法

市販でも自作でも、飲み込んだシャボン玉液の量が少ない時には、まず牛乳を飲ませます。その際、お子さんのお腹がこわれるほどの量にならないよう、配慮しましょう。

多い時や嘔吐している時の対処法

そして以下のような場合には、すぐに病院で診察を受けるのが基本です。

  • 飲み込んでしまったシャボン玉液の量が多かった
  • 飲後に咳込んでいる
  • 嘔吐した場合
目にシャボン玉液が入ってしまった時の対処法

また、お子さんの目にシャボン玉液が入ってしまった際には、弱い流水で10分以上すすぎ、成分を洗い流します。それでも、痛みや充血が残っているなら、眼科を受診しましょう。

シャボン液って実は安全?STマークがついているか確認!

市販されているシャボン液は、いくつかのメーカーが製造しています。中でも安全なのが、「全国シャボン玉安全協会」ならびに「財団法人 日本文化用品安全試験所」が定めた安全基準に則ってつくられたシャボン液です。

シャボン液は商品ごとに必ず検査が行われており、問題がないものには「STマーク」をつけて出荷しています。

STマークって何?

STマークとは、ST基準適合検査に合格した玩具にのみ付けられるもので、1971年に国内で販売される玩具品の安全性を高めることを目的に、制度が設けられました。

そのため、シャボン玉の市販品を購入する際には、STマークがあるものを選ぶと安全性が高くなります。

日本で市販されているシャボン玉は、「ストロー式シャボン玉」と「ストロー式以外のシャボン玉」に大別されており、安全基準も異なります。

両方に共通している安全基準には、下記の3つがあります。

  1. 石けんを除く界面活性剤相当分が全体の3%以下になっていること
  2. 蛍光増白剤が検出されないこと
  3. 重金属が検出されないこと

これ以外に、ストロー式シャボン玉だけに「1容器あたりの容量が30ml以内であること」という項目を加えています。

使用されている界面活性剤の種類にも注意しよう

そしてもう一つ、注目してほしいことがあります。それは、使われている界面活性剤の種類です。

界面活性剤とは、水と油などそのままでは混ざり合わない性質のものを、なじませる働きをもつ物質のことを言います。そして界面活性剤には、以下の2種類があります。

天然界面活性剤

天然界面活性剤は自然に存在している物質のこと

合成界面活性剤

合成界面活性剤は化学的につくられている物質のこと

誤飲することで身体に影響が及ぶ可能性があるのは、合成界面活性剤です。こうした内容成分も違いを理解して、チェックするようにしましょう。

子供がシャボン液を飲んでしまった場合、どんな症状がみられる?

上記のように、シャボン玉液は基本的に安全を考慮して作られています。そのため毒性は低いのですが、誤飲したまま放置してよいものではありません。

シャボン玉液を飲んでしまった時の症状とは?

誤ってシャボン玉液を飲み込んでしまうと、以下のような症状が起こります。

  • 喉の痛み
  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 胸の痛み
  • しゃっくり

中でも嘔吐は、中毒を起こす量を飲み込んでしまった時に起こります。また、外国製だったり安いシャボン玉液だったりすると安全規格にのっとっていないことがほとんどのため、症状が強く出てしまうことがあります

目に入ってしまった時はどんな症状が出る?

さらに、シャボン玉液が目に入ることもあります。その場合は、以下のような症状があらわれます。

  • 目の痛み
  • 充血する
  • 涙が出る

こうした症状は、適切な対処と時間経過によって、治まっていきます。

シャボン玉液を自作した場合はどうなる?

自宅にあるものでつくったシャボン玉液の場合、紹介した以外の症状が出ることがあります

例えば、自宅でシャボン玉液をつくる際には、台所洗剤を使うひとが多いでしょう。台所洗剤には、合成界面活性剤が使われています。

そのため洗浄力が高いのですが、皮膚のバリアを弱めてしまうので、その成分が皮脂膜や角質層を通り抜け、体内に侵入してしまいます。

この合成界面活性剤を過剰摂取すると、アレルギーを発症したり、アトピー性皮膚炎が悪化する事例が報告されています。

シャボン玉は何歳から遊べるの?

市販されているストロー式シャボン玉の対象年齢は、3歳以上となっています。これは、口でシャボン玉液を吸い上げる際に誤飲する可能性が低いと考えられているからです。

また、集合住宅が増えている現代、子どもがシャボン玉遊びをしていることで、トラブルになるケースが増えています。具体的には以下のような例があります。

  • 干している洗濯物や布団にシャボン玉がつく
  • 駐車場に停めている自家用車にシャボン玉がつく
  • 飛んできたシャボン玉が原因で花が枯れる
  • 道路でシャボン玉遊びをしている
  • 他人にシャボン玉が触れて割れ、溶液がかかってしまう
  • ほかの子どもに貸してほしいと言われてもめる

一戸建ての庭で楽しむ分には問題ありませんが、マンションなどの集合住宅のベランダや近所の公園でシャボン玉をすることを、迷惑に思うひとがいるのも事実です。

マナーを守ってシャボン玉で遊べるようになるのも、社会性が向上する3歳以降と考えられます。

ストロー式以外のシャボン玉は1歳半前後から遊べる!

ですが、ストロー式以外のシャボン玉であれば、もっと低い年齢でも遊ぶことができます。器具のタイプにもよりますが、1歳半前後から楽しめるようになるそうです。

とはいえ年齢が低い子どもの中には、シャボン玉液をなめようとする子もいます。誤飲することがないよう、大人の目が届くところで、危険のない遊び方をさせることが前提です。

シャボン玉液にスティックを浸してから振るタイプだと、口を近づけにくいので、形状も考慮して購入しましょう。

誤飲は心配ではありますが、シャボン玉遊びにはメリットもあります。それは、ストローでシャボン玉をふくらませる行為は、お子さんの口周りや舌の筋肉を鍛えることにつながっていることです。

また、口呼吸しているお子さんにシャボン玉遊びをさせることで、鼻呼吸ができるようになったケースもあります。お子さんの成長を促す意味では、シャボン玉は積極的に取り入れてあげてほしい遊びといえます。

手作りシャボン玉で安全に遊ぼう

外遊びができる季節になると、毎日のようにシャボン玉遊びをしたがる子どもも多いものです。その気持ちには応えてあげたくても、やはり誤飲の心配はぬぐえません。

また、いつもシャボン玉液を買うのは、経済的とはいえないでしょう。そこで誤飲してしまうリスクに備えて、自宅で安全にシャボン玉液をつくる方法を紹介します。

簡単なシャボン玉の作り方

安全なシャボン玉液を自宅でつくるポイントは、材料に配慮することです。

材料
  1. 水100ml
  2. PVAと呼ばれるポリビニルアルコールが含まれた、液体洗濯のり50ml
  3. 台所用洗剤(弱酸性が望ましい)10ml

すべての材料を容器に入れ、よく混ぜたらできあがりです。

もっと安全なシャボン玉液の作り方

より安全なシャボン玉液をつくりたい時には、以下の材料でつくってみましょう。

材料
  1. ぬるま湯100ml
  2. 無添加の石けん5g(粉末なら小さじ1杯、浴用石鹸なら1.5cm角程度)
  3. 砂糖またはガムシロップ 少々

これも、混ぜるだけでできあがりです。ですが、砂糖や浴用石鹸は溶けにくいので、細かくしたり、削ったりしておきましょう

割れないシャボン玉の作り方

近年は、割れにくいシャボン玉液が市販されています。それも、自宅でつくることができるので、試してみましょう。

材料
  1. 水100ml
  2. 成分が脂肪酸カリ石けんの液体せっけんを10mlまたは、浴用固形石鹸を1.5cm角
  3. ガムシロップ 1~2滴

これを混ぜるだけで、割れにくいシャボン玉液がつくれます。ガムシロップを砂糖で代用することもできますが、その場合はあらかじめぬるま湯に溶かしておくのがポイントです。ぜひ、試してみましょう。

より安全に遊ぶための工夫とは?

自宅で手づくりしたシャボン玉で安心して遊ぶためには、材料や容器にこだわることも大切です。

無添加石鹸を使用したり、小さい容器に入れる

合成界面活性剤を使用した洗剤ではなく、無添加の石けんを使ったり、容量の少ない容器に入れるのもよいでしょう。

ストローの選び方も注意しよう

ストローは太い方が大きなシャボン玉がつくれますが、誤飲を考えると少し細めのものをチョイスする方が安心です。また、ストローではなくスティックタイプを使う、指をシャボン玉液にひたして息を吹きかけるなど、遊び方でリスクを軽減することもできます。

市販のストロー式シャボン玉のストローは使いやすいように加工してあげよう

市販されているストロー式シャボン玉は、ふくらみやすいように、ストローが加工されているものが多いです。自宅にあるストローでもシャボン玉をふくらませることはできますが、より使いやすいように工夫してあげると、お子さんはきっと喜んでくれます。

その方法も、シャボン玉液をひたす方のストローの先に、5~6カ所、1cm程度の切り込みを入れ、外側に広げてあげるだけと、とても簡単です。自宅に細いストローしかない場合は、5~10本ほどを束ね、一度にたくさんのシャボン玉がつくれるようにしてあげましょう。

シャボン液の誤飲は大人が防ぎましょう

シャボン玉液を誤飲すると、お子さんの身体に負担がかかるのは事実です。ですが、以下のようなことに大人が気をつけることで誤飲やその後の症状の悪化を防ぐことはできます。

  • STマークのついた市販品を選ぶ
  • 自宅で溶液をつくる際には材料にこだわる
  • 誤飲のリスクの少ない遊ばせ方をするなど

また、吸い込む、吹くという動作は、シャボン玉で遊ばせる前に練習させることができます。下記のような動作が練習になります。

  • コップに水を入れてストローに差してブクブクさせる
  • 吸い込ませて飲み込まずに吐き出させる
  • ラッパやハーモニカを吹かせる
  • バースデーケーキのろうそくを吹き消す

お子さんの成長を見て、大丈夫そうだと判断したら、ストロー式シャボン玉で遊ばせてみましょう。その際、お子さんから目を離さないことを徹底し、誤飲を防いでくださいね

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