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早期発見が難しい「卵巣がん」…少しでも早く治療をするために心がけたいこととは

   

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卵巣の腫瘍のうち、悪性であると卵巣がんと診断されます。卵巣がんは、早期発見が難しい上に進行度合いによっては卵巣、卵管、子宮の摘出を行わなければいけないこともあり、更に年代を問わず発症する恐れがあります。

卵巣がんを少しでも早く発見するにはどうしたらいいのか、もし卵巣がんになってしまったら妊娠できないのか、など、卵巣がんについて詳しくまとめました。

卵巣がんってどんな病気?原因は?

そもそも卵巣は非常に腫瘍ができやすいのですが、8~9割は良性の腫瘍であるといわれています。しかし、その中でも悪性卵巣腫瘍と、良性と悪性の間である境界悪性卵巣腫瘍の場合は「卵巣がん」と診断されます。

卵巣がんには、卵巣の上皮細胞から発生する「上皮性卵巣がん」と、卵巣の中にある卵子の元となる胚細胞からできる「悪性卵巣胚細胞腫瘍」があります。

ただ、卵巣がんの9割ほどは「上皮性卵巣がん」で、こちらは50代~60代の女性におきやすいといわれています。逆に、「胚細胞腫瘍」の場合は、若い女性に多いといわれています。

残念ながら、卵巣がんのはっきりとした原因はわかっていません。ただ、女性の婦人科系がんのトップである「乳がん」と同じく、遺伝性のリスクが高いとされています。また、動物性脂肪の摂りすぎや喫煙が原因ではないかとも言われており、それらをなるべく避けることも予防の1つかもしれません。

卵巣がんを早期発見できる4つの自覚症状とは!?

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痛みなどの症状が少なく、沈黙の臓器と呼ばれる卵巣の異常はなかなか見つけづらいものです。しかし、2006 年にワシントン大学医学部のグループが発表した研究で、以下のような自覚症状が月に12回以上感じられる場合には、卵巣がんのリスクがあるとされています。

  • 腹部の膨満感がある、または服のウエストがきつくなるなど、腹囲が大きくなった
  • 骨盤、もしくは腹部に痛みがある
  • 食事が進まない、もしくはすぐにお腹がいっぱいになる
  • トイレが近い、もしくは排尿に違和感や障害がある

個人差はありますが、上記の症状で1つでも、月に12回以上あるようであれば卵巣がんのリスクがあると言われています。健康な人でも感じやすい症状ではありますが、問題がなければ月に2~3回ほどと少ないようです。

この発表を行ったワシントン大学医学部によると、4つの症状が早期の卵巣がんの56.7%を検出できると報告されています。もしこの4つにあてはまる症状を頻繁に感じている場合は、速やかに検査を受けることをお勧めします。

卵巣がんになってしまったら治療法は?妊娠はできない?

卵巣がんの治療法の基本的な方針は、手術でできるかぎり腫瘍を取り除き、再発のリスクを減らすこと、になります。そのため、腫瘍がなくても転移の可能性があれば両方の卵巣、更には子宮を摘出することが多くなってきます。

しかし、妊娠を希望している女性であれば卵巣と子宮を失うことはあまりにも辛いことです。そこで、そういった女性のためにとられているのが妊孕性温存手術です。

この方法はがんのある卵巣と卵管、周辺の脂肪組織のみを摘出し、子宮や片方の卵巣を残すことができます。ただし、妊孕性温存手術ができるのは以下の場合に限ります。

  • 悪性卵巣胚細胞腫瘍である場合
  • 上皮性卵巣腫瘍でも、良性と悪性の間である境界性悪性腫瘍の場合

上記の2つともあてはまらないが、どうしても妊娠を望んでおり、片側にのみ腫瘍がある、という場合にも可能性はあります。

しかし、どうしてもがんの進行具合など個人差があるものなので、医師や家族とよく相談し、少しでもリスクの少ない方法を選択しましょう

卵巣がんは、子宮がん検診時に卵巣の腫れを触診し、発覚することがあります。婦人科系のがんは無料クーポンなども多いので、定期的に検診を受けることで予防・早期発見に努めましょう

また、もし良性の腫瘍が発見された場合にも、悪性に転化することがないとはいえません。必ず定期的に検査を受けるようにしましょう。

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