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体外受精で受精しない原因は何?受精率をあげるには、どうしたらいいの?

   

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体外受精(IVF)とは、卵子と精子を体外で受精させ、できた受精卵を培養した後に子宮に戻すという、不妊治療の方法です。その成功のためには、まず受精卵ができなければなりません。

ですが、無事に採卵ができて受精を試みても、100%受精できる保証はないのです。そのため、受精卵ができないことで、治療が進まないご夫婦がいるのも現実です。

そこで今回は、体外受精で受精する確率や受精しない原因、受精率をあげるために何ができるのかについて、お話しします。

体外受精の受精率ってどのくらい?受精しないこともある?

体外受精をするときは、シャーレの中に卵子と精子を一緒に入れ、受精するのを待ちます。シャーレに一緒に入れてから、3~12時間後には受精卵になるのが一般的です。

それまでの間に、女性は十分に発育させた卵胞から卵子を採卵していますし、男性から採精した精子は、遠心分離器にかけられ、質の高いものだけが選定されています。そのため、自然妊娠よりは受精の確率が高く、その確率は約70~80%になるといわれています

ですが、残念ながら受精しないこともあります。それは、体外受精の過程で人工的に受精卵をつくっているわけではなく、取り出した卵子と精子が自然に受精をするのを待つという方法だからです。そのため、卵子や精子の受精能力が低ければ、受精することはないのです

体外受精で受精しない原因は?

受精卵になるまでには、いくつかのプロセスを経る必要があります。

精子が卵子を覆っている透明帯という膜を破る、卵細胞を覆っている卵細胞質膜と精子が融合し内部に引き込まれる、精子がカルシウムを分泌して卵子を活性化させ卵子の前核を形成させる、卵子と精子それぞれの前核が融合し、受精卵となるというのが、そのプロセスです。このプロセスが、女性あるいは男性がもつ要因により、阻害されてしまうのです

女性側の原因としては、透明帯が硬くて精子が通過できない、卵子が未熟で卵細胞質に精子が入っても活性化されない、卵子が前核を形成できないことがあげられます。

一方の男性側の原因としては、卵子の透明帯を通過できる能力ない、卵子を活性化させる力がないことが、考えられます。

体外受精の受精率を上げるための対処法は?

体外受精で受精率を上げるためには、卵子と精子の質を高めることが一番です。卵子と精子の質を高めるために、ぜひ取り組んでいただきたいことをご紹介します。

良質な睡眠をとること

まず、良質な睡眠をとることを生活習慣に取り入れる必要があります。睡眠時には睡眠ホルモンが分泌されますが、これが痛んだ細胞を修復する働きを担っています。そのため、卵子や精子の質を上げるうえでも重要なのです。

身体を冷やさないこと

次に、身体を冷やさないことです。身体が冷えると血行が悪くなるので、卵巣の働きを悪くしてしまいます。ただし、男性は精巣を温めたり、陰嚢を圧迫すると精子の質が下がるので注意が必要です。

適度な運動をおこなう

そして、適度に運動することです。運動すると身体の血流がよくなるので、身体の冷えの解消にも役立ちますし、ホルモンの分泌の改善にもつながります。また、体内に蓄積された化学物質を体外に汗として排出してくれるので、デトックス効果も期待できます。

ビタミン豊富な食事をとる

さらに、ビタミンが豊富な食生活を習慣にすることで、卵子や精子の酸化を防ぐことができます。

禁煙しましょう

最後は、夫婦ともに禁煙することです。喫煙習慣は、卵子や精子のDNA構造を傷つけるので、受精しにくくなるだけでなく、その後の流産の確率も上がります。

次の不妊治療を視野に入れておこう

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卵子や精子の質を高める努力をして体外受精に臨んでも、受精できないご夫婦もいます。その受精率が25%以下だった場合「受精障害」と診断され、不妊治療の次のステップを勧められることになります。

顕微授精(ICSI)」や「カルシウムイオノフォア(卵子活性化処理)」「体外成熟培養(IVM)」などが、次の不妊治療として提案されます。

ご夫婦の年齢によっては、早めに顕微授精に進んだ方がよいケースもあるので、お医者さまとしっかり相談し、納得のいく不妊治療を選択してください。

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