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10代で妊娠するひとってどのくらいいるの?そのリスクとは?

   

初潮を迎えた女性は年齢に関わらず、避妊せずに性交渉をもつと妊娠する可能性があります。初体験の低年齢化が進む現代の日本では、10代で妊娠することも珍しいことではありません。

ですが、実際に10代で妊娠する女性がどのくらいいて、人工妊娠中絶を行う割合がどの程度なのか、知らないひとも多いのではないでしょうか。

そこで今回は10代で妊娠するひとの数や中絶する割合、10代で妊娠すると中絶するリスクについて、お話しします。

10代で妊娠するひとの数と中絶の割合は?

2013年に厚生労働省が行った人口動態統計によると、19歳以下で妊娠したひとは約32,000人にのぼるといいます。そして、そのうちの60%が人工妊娠中絶を選択しています。

人工妊娠中絶を選ぶ女性の割合は、当然ながら年齢が下がるのに反比例して多くなります。

かつて日本の人工妊娠中絶は、妊娠24週未満(妊娠23週6日)までと定められていました。

ですが、医療技術が進んだことにより妊娠22週での早産でも赤ちゃんが生存する確率があがったため、1990年より人工妊娠中絶が可能な期間を妊娠22週未満(妊娠21週と6日)までと改定しています。

その効果があったのか、1990年には約457,000人いた人工妊娠中絶患者数が1995年には343,000人に減り、その後は2000年には341,000人、2010年には341,600人と、総数が変わらずに推移しています。

10代で妊娠するとどんなリスクがあるの?

10代で妊娠することは20代以降に妊娠するのと比べると、何かリスクがあるのか気になりますよね。

10代で妊娠・出産することを、「若年出産」といいます。若年出産は35歳以上に妊娠・出産する「高齢出産」と同程度、周産期の死亡率が高いことがわかっています

これは、若年出産も高齢出産と同じように、妊娠高血圧症候群を発症する確率が高くなるからです。

また、10代での出産は身体が十分に成熟しておらず、骨盤の発達が不十分というケースが多いです。そのため経膣分娩では難産になることが多く、最初から予定帝王切開を進められることが多くなります。

さらに10代で妊娠する場合、相手も同年代のことが多く、相手が20代の男性のときと比べると、自閉症や統合失調症、二分脊椎症などの割合が高くなることが懸念されています。

人工妊娠中絶にはどんなリスクがあるの?

10代で妊娠したとき、相手も同じような年齢で経済的に自立ができていない場合、双方の両親に人工妊娠中絶を勧められることがあります。

妊娠12週未満(妊娠11週6日)までの人工妊娠中絶は、手術を行います。掻把法あるいは吸引法で、あらかじめ開いておいた子宮口から、お腹の赤ちゃんと胎盤を除去します。

妊娠12週(妊娠12週0日)から妊娠22週未満(妊娠21週6日)になると人工的に早産をおこして、出産と同じようにお腹の赤ちゃんを取り出さなければなりません。そのため、処置も含めて入院が必要となり、身体にも負担がかかります。

人工妊娠中絶手術自体は決して難しいものではありません。ですが、子宮内は目視できないので、ベテランのお医者さまでも100%安全とはいえません。

手術によって子宮やそのほかの臓器が傷ついたり、できた傷が感染症をおこし不妊症につながるケースもあります。リスクを伴う手術であることは、認識して受ける必要があるのです。

避妊に対する知識をきちんと身につけよう

10代で妊娠する理由も、ケースバイケースです。不幸にして、レイプなどにより妊娠してしまう10代の女の子もいます。

そうしたリスクを避けるためには子どもだけで治安の悪い地域に行く、夜遊びをするなど、法律に抵触する行為を行わないのが一番です。

また、男女交際の中で性交渉を持つときには、きちんと避妊を行うのが大原則です。相手が避妊具を持っていないときは性交渉を断るなど、自分の身を守ることを意識するのです。

人工妊娠中絶は、女性の心身に傷を残します。不慮の妊娠を避けるためにも、避妊の知識はきちんと身につけるようにしましょう

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