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実はその症状場面緘黙症かも!極度の人見知りと勘違いしやすいその実態とは?

   

子供には個人差があり、人懐っこい子もいれば人見知りの子もいます。人見知りの子でも他の子どもを通じて長い間一緒にいれば少しは心を開いてくれるものです。

そういう状況であっても、コミュニケーションが一方通行になってしまい、あちらから何の返答も得られない時その子は”人見知り”ではなく場面緘黙症かも知れません。

普通学級の中にもいる場面緘黙症、家にいる時は兄弟や両親と普通会話もするという実態はどんなものなのでしょうか?また、どのように治療できるのでしょうか?そこでここでは、場面緘黙症について詳しくお話ししていきます。

人見知りじゃない?場面緘黙症とは?

場面緘黙症とは、言葉を話したり理解する能力は正常なのに、幼稚園・学校等の社会の中で発声や会話が出来ない状態の事を言います。

また、特定の場所でだけ全く離せなくなる症状があります。例えば、自宅では問題なく話しているのに、幼稚園や学校に行くと全く話せなくなる場合です。場合によっては誰とも話さず、その症状が1か月以上続きます。

場面緘黙症を発症する子供は先天的に不安になりがちで、内向的な性格であるため、恐怖と不安から自分を守るために話さないといった行動を取ることがあります。

中には体が思い通りに動かせない緘動という状態になる場合もあります。緘黙症は自閉症よりも古くからの歴史があるのですが、日本ではまだ認知度が低い症状です。

これは幼児期に発症しやすく、早期に発見して適切に治療を行えば1~2年で克服することもあります。しかし性格と勘違いされやすいため、発見が遅れることが多いです。

この症状を読んで、子供の周りにそのような症状の子がい、と思う人も多いでしょう。実際かなりの割合で存在するのですから。

緘黙症の子供の親でさえ、気付いてあげられずに”内向的でおとなしくて人見知りの子”と考える場合も少なくありません。家では普通に話しているのですからそう思っても仕方がないのです。

心理的障害と言われる場面緘黙症の症状とは?

場面緘黙症は不安症や恐怖症の一種で、先天的に不安になりがちで内向的な人が発症しやすいと言われています。先天的な性格や気質などの生物学的要因に環境などの心理的な要因が影響して引きおこされます。

普段家では問題なく話すのに学校などみんなの前で発言しなければいけないという場面になると不安や緊張から小声になったり声が出せなかったり、質問に答えるまで時間が掛かる状態の事をいいます。また、場面緘黙症は心理的障害の症状の1つとされています。

その子の中で選択された場面や人に対して、ずっと話さない状態が続く場合もあります。言語能力や知能は他の子と何ら変わりなく問題がない為、その子の性格として考えられていることが多いです。

普段の生活でよほど仲が良い、クラスでずっとその子の様子を見ているなどの状況でなければ、なかなか気付かれません。

  • 小さい頃、学校で友達や先生の前で話せずに悩んでいたけど、大人になって初めて場面緘黙症という言葉を知った
  • 話せない自分が悪いのだと責めていたけど、場面緘黙症は不安障害の一つと知ることができたので、自分に問題があるわけではなく病気が原因だとわかってよかった

など、本人も大人になるまで気付かない事が多いようです。

これらの症状の原因としては、慎重になるあまり話す事を抑制したり、話す事に不安がある場合や、環境の変化によるストレスとされています。

場面緘黙症を改善するには、不安を取り除き、安心できる環境を整えることが大事です。また、早期発見で適切な支援を受けることで改善することができるので、気になる場合は医療機関などへの相談をしましょう。

10歳までに適切な支援を受けられない場合は、症状が長期化することもあります。

場面緘黙症は放っておいても治ると思われがちですが、うつ病などの症状が現れたり、不登校となるケースもあるので適切な支援を受けさせましょう。

場面性緘黙症で他の病気の併発に注意

場面緘黙症を発症した場合は社交不安障害を併発する可能性が高いです。社交不安障害は人前で極度に緊張したり、うまく話せなくなったりします。

失敗を恐れたり、人からの評価を気にするあまり、手に汗をかいたり、話す言葉が震えるなどの変化が身体に現れたりもします。

これらの症状はいつまでも慣れることがなく、普通の日常生活がおくれないほどになる場合もあります。社交不安障害はうつ病や不登校につながる可能性もあるので適切に治療をしましょう。

場面緘黙症は話すことが不安になるため、ことばの遅れや、感覚過敏、排泄障害などを併発することもあります。

また、まわりの理解を得られないことから、人間不信などに陥る場合もあります。これらの他の病気を併発しないためにも、場面緘黙症は早期発見をして適切な治療や支援を行うようにしましょう。

場面緘黙症だと診断が下されるのはいつ頃?発症率はどれくらい?

場面緘黙症の症状は2歳~5歳の間に発症するとされています。しかし実際には6歳~8歳頃に診断される事が多いようです。

先に述べたように生活そのものには支障がなく、その子の個性として認識されて、問題視されていない場合がほとんどだからです。その為、大人になるまで本人も気付かなかったというケースさえあるのです。”親や本人が気づいた時”が診断が下される時、という感じです。

発症率はアメリカの報告によれば、1000人中7人が発症するとされるほどの高さですが、日本国内では1000人に2,3人とも言われています。

しかし、アメリカより場面緘黙症の認知度が低いだけで、実際はそのような症状があることを知らずに診断が下っていないだけの緘黙症の人もいるかも知れないので、実態は不明です。ただ、性別で見ると女の子の方が男の子よりも1.5~2倍程発症率が高いようです。

場面緘黙症は治る?詳しい治療法などは?

場面緘黙症の治療で一番大切なのは、親や周りの人が早く症状に気付いて対処してあげることです。そうでないと大人になった時に何らかの形で後遺症が残ってしまうこともあります。

治療法としては、場面緘黙の原因は心理的な不安や恐怖心から来るので、その不安を取り除くこと、環境に対応できるようにすることなどになります。

具体的には遊戯療法、認知行動療法、薬物療法などが取り入れられています。

遊戯療法

遊戯療法は子供同士で遊ばせることでストレス発散や人間関係の構築をさせるというもので集団療法として行われることがあります。自然に話したりコミュニケーションを取れるので、子供自体も負担を感じることがないので最も一般的な方法として用いられています。

認知行動療法

認知行動療法は、子供の考え方などに働きかけて不安を取り除く方法で、子供が日頃感じている不安が実際はどういうもので不安がることはないのだ、と理論的に教えてあげる方法です。

子どもが安心して暮らせる環境を家族で作ろう

大人になれば自然に治る場合もありますが、場面緘黙症を確実に治すにはやはり親などの正しい知識と一刻も早い対応が必要です。

子供が感じている不安を取り除いてあげて、家など一定の環境以外でも安心して暮らせるようにしてあげましょう。認めたくないからと人見知りで片付けていると、その子が大人になっても緘黙症と関りをもっていくことになりかねません。

そして、最も注意すべきことは話すことを強要してしまうことです。はじめは身振りや手振りなどでコミュニケーションをとる手段を行いましょう。

また、場面緘黙症は適切に治療や支援を行うことで症状は改善するので早期発見に努めましょう。医療機関に相談すれば適切な支援や治療を行ってくれるので、気になる症状がある場合は早めに相談をしましょう。

早めの対応が早めの治癒に繋がること、緘黙症の本人の事を考えて安心できる環境づくりをしてあげて下さい。

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